観たもの(展覧会)

2009年10月14日 (水)

「オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー」世田谷美術館

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歌舞伎の跡にアール・ヌーヴォーってどうよsign02って意見もありますけど、通り道なのでそのまま寄り道。
さすがに連休明けの水曜日とあって空いてました。
ガレやラリックのガラス器あたりが目的だったのですけど、見たこともあるものもあってやや物足りない感じ。
ドームとかガレは同時期に複数の美術館で展示されてたりするので(今回も栃木だったかの美術館のポスターにガレの文字、MOA美術館もしてたんじゃなかったっけ)分散しちゃうのかしらね。
諏訪の北沢美術館で凄くたくさん見た記憶があるんだけど、何点くらいあったかは記憶無しだし。

でも、あのサロンの雰囲気は良いねぇ、やっぱりあのくらいの統一感があると落ち着くわ。


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2階の収蔵品展「和のいろ・かたち―日本画と工芸作品を中心に 第2期収蔵品展」は期待していなかっただけに意外な収穫があった感じ。
山田貢の友禅とか、魯山人の器とか。
友禅は展示してあった訪問着やタペストリーなどがたまたまなのかほとんどが藍色系で、この画像の麦の穂とか、他の作品でも魚網とかモチーフが面白い。

ただ、平日の所為か5時に閉まっちゃうので落ち着いてお茶も飲めなかったのが残念。

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2009年4月17日 (金)

「まぼろしの薩摩切子」サントリー美術館

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今日の展覧会はしごの最後がサントリー美術館の薩摩切子。
150年ほど前の薩摩で作られた「ぎやまん」達。
以前ベネチアンガラスで一番難しいのが赤で、だから赤が一番高価、と聞いたんですが薩摩切子も赤が一番難しいそうな。 なので展示品も赤が多い。高価で難しいからこそたくさん作ったのか、高価で稀少品だから大事に保存されていたのか。
私個人の趣味では赤も良いけど(特にガラスの赤は少し黒ずんだ赤が多いし)、藍色や紫、青緑なんかも好きなんだけど。
にしても、切子の三段重の重箱なんてなんとまぁ贅沢なsign03
大名や明治期の華族が所有していたというのも頷けますね。
で、薩摩と言えば篤姫、なわけですが。さすが篤姫、薩摩の威信を一身に背負ってお輿入れしただけあって、徳川家所蔵の篤姫ゆかりの切子は凄いものがたくさんsign01 中でも雛道具一式なんて目をむく凄さですよ。3×5cm位のお皿に切子細工してあったりするんですよsign01

にしても、さすがに展覧会3つ掛け持ちは疲れましたわ。
結局ミッドタウンで夕食食べて、ジャン・ポール・エヴァンでチョコレートケーキ(それも種類違いをいろいろ)買って来ちゃった。sweat01 ま、今日はいっぱい歩いたし。
そういえば、このところ地下に行ってもスーパーで買い物して帰ってきてたから他のところに久しく行ってなくて、今日見たらシュークリームのタカトラがなくなってたよ。確か関東初進出とかだったのに。

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「国宝 阿修羅展」国立博物館 平成館

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 と言うわけで、カルティエ展をゆっくり見て(最後はちょっと急いだけど)から平成館のほうへ。さすがの入場制限もこの頃にはなくなってたので即入館。

阿修羅像に対面する前に中金堂基壇ら発見された鎮壇具や八部衆像、十大弟子像などを見てからもったいぶったwwエントランスを通って阿修羅像まで行く。
最初の鎮壇具って銀や金銅の皿や鉢、匙などやガラス(碁石のような扁平の丸に整形してある)を金堂の壇の下に入れてあったそうだ。1200年以上前の銀板も面白かったけど、なんと言ってもガラス玉sign03 半透明で少し斑が入ってたりするのがいい感じ。なんで8世紀にこんな細工まで出来たのか不思議です。
それと水晶や瑪瑙、琥珀の玉も数珠用に細工したものはほぼ真円。この技術も凄いなぁ。

八部衆像と十大弟子像は同じ時期に作られたのにインド風の衣装の八部衆、仏教の衣の十大弟子と見た目が違うのですね。ま、八部衆は阿修羅や迦楼羅をはじめとした異国の神様ですけどね。
にしても、阿修羅像ってもう少し大きいものかと思ってましたよ。写真でしか見てないのとその写真が一部を拡大したものだったのが多かった所為ですかね。
にしても、1200年以上前のものなのに未だに一部とはいえ金箔や彩色が残っているのがすごいですねぇ。

阿修羅像の後は興福寺の四天王(康慶作)や釈迦如来像(運慶作)。
一気に400年も後になるけど、それでも800年以上前の時代なんですよねぇ。
展覧会で展示されると普段お寺に安置されているときには見えない裏側まで見られるのが面白いですけど、四天王像は衣の袖や裾までチェック。
仏像は単純に美術品だけで捕らえられないですけど、お顔を拝見していると随分雰囲気が違うんだなぁと改めて思いましたわ。

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「Story of...」国立博物館 表慶館

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国立博物館で興福寺の阿修羅像とカルティエが同時に見られる!というので娘と出かける。
週末は絶対に混むだろうから、と平日に時間を作ったのに、着いたら「阿修羅像は入場制限40分待」の表示sign03
なので、2時近かったけどまずお昼を食べて(これも順番待ち)先にカルティエの方に。
それほど混んでる、と言うところまでは行かないけど自分のペースで見るのはちょっと大変なくらいの混み具合。
2列、3列じゃないけど、全体にゆっくり目に進む感じ。
一昨年、庭園美術館でティファニー展を見たときは色石が多いような印象を受けたんだけど、カルティエはダイヤ一色。特に最初の方の展示はティアラとかネックレスとか全部ダイヤsign01

その後、色石も多くなってきてシノワズリ・ジャポニズムコーナーには珊瑚や翡翠、瑪瑙などが。
笑っちゃったのがデザインがそのまんま印籠のヴァニティケース。しかもラッカー塗りで高蒔絵風仕上げにしてあるし。この辺に展示してあったのは浮世絵を模写した感じの象、とか龍もどき、とか日本風と中国風が混じったような風景、とか。
続いてのエジプト風のところも私たちにはわからないけどエジプト人が見たらきっとおかしいに違いない象形文字風デザインが目白押し。
異文化への憧れや興味がこんな風に表現されているのは面白いですよねぇ。

次から次へとカラット表示より大きさ何センチって書いた方がよさそうなダイヤや色石が出てくるのでだんだん感覚が麻痺して来ちゃうんだけど、それでも目を惹いたのがモナコ王室のコレクション。グレース・ケリーのエンゲージリングとかバングルとか。これだけ石が大きいとシンプルなデザインの方が映えるのよね、って典型のようなリングでしたわ。

ひとつ残念だったのは、庭園美術館のティファニーの時はガラスケースの全面から見られるようになっていたので石留めの裏側まで確認できたんだけど、今回は前からしか見られなかったので石留めの詳細が見えなかったこと。石枠とか爪に細工がしてあるのは裏からセットしたんじゃないかと思うんだけど、確認が出来なかったのよね。

あ、展示の最後に作業机がセットしてあって作業工程を撮った動画が流れてたんだけど、やっぱりほとんどワックス製作のキャスト仕上げのようです。 ま、あの細工を板から起こしていったら大変だし。 素材もプラチナが多かったしね。

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2009年1月22日 (木)

「japan 蒔絵 宮殿を飾る 東洋の燦めき」サントリー美術館

京都国立博物館で開催されていたので、そのときに行くつもりだったんだけど時間が取れなくて見逃したか、と思ってたら東京に来ました。happy01
それでもいろいろあって、見にいけたのはやっと今頃。
歌舞伎座からミッドタウン経由でしたわ、今日は。

で、蒔絵。
なんと最初にヨーロッパに行ったのは桃山時代なんですってsign02
布教活動と同時に尖兵でもある宣教師たちが本国に送ったものらしく。
すでに日本らしいwwむちゃ凝った細工がされている文箱は驚かれたことでしょうね。
梨地なんて艶のある漆にきらきら金粉が舞っているんですもんね。

面白かったのは東インド会社あたりから注文があってキリスト教の道具や指定された柄、形などで作られた調度品など。あの海賊のww宝箱のような丸い蓋の箱とか総螺鈿細工で作られたりしてるんですよsign03
マリア様の絵が蒔絵のケースに収められてたり。

江戸後期からのものは手のひらに乗るほどの大きさの香合や印籠など。
これらはすでに注文品ではなくて、先に見込みで作られる量産品というのが驚き。やっぱり江戸の頃は庶民の生活レベルが高かったんだねぇ。

で、展覧会のサブタイトルにあるマリー・アントワネット。
ヴェルサイユに蒔絵コレクションがあるそうで。彼女の母、マリア・テレジアが蒔絵を大変愛していてそのコレクションを受け継いで発展させて行ったもんだとか。
どこの宮殿だったか「伊万里の間」ってのがあって壁一面に伊万里の大皿や壺がディスプレイされてたけど、「漆の間」てのがあったお城も多かったらしい。しかも蒔絵に倣ったのか漆の間はほぼ全部金を基調にデザインされているんだってsign03 目がちかちかしそうだわ。

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2008年9月17日 (水)

「ガレ・ドーム・ラリック アール・ヌーヴォーからアール・デコへ」横浜タカシマヤ

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先週から開催されているので暇を見ていこうと思っていたらクロッシェの先生から体験のサロンを開くので、と連絡をいただいたのでそちらにお邪魔するついでに鑑賞。

ガレ・ドームと言ったら被せガラスで表面をエッチングなどで削って模様を出す手法、ラリックと言えば単色ガラスで半透明の女神、がイメージだったんだけど。
今回、ラリックはある意味予想通りの作品が並んでいたけど、ガレとドームは初期の頃なのかパート・ド・ヴェール(だっけ? 粉ガラスを型に入れて加熱する製法)のガラス器にエナメルや金彩で精密画を描いているものがたくさん出品されていて、こんな手法も使っていたんだと認識を新たにしましたわ。
エナメルも金彩も19世紀末から20世紀初め頃に作られたものなのでいい感じに古びていて、なおいっそう味わい深く。

ただ、問題がひとつ。
開場のギャラリーに隣接して催事場があるので隣で行われていた「ズームイン・スーパー 全国うまいもの博」の匂いや騒音がモロに入ってくるのよsign03
ガレやドームに角煮や饅頭の匂いは合わんだろう。sweat01

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2008年9月11日 (木)

「小袖 江戸のオートクチュール」サントリー美術館

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赤坂の帰りにミッドタウンのサントリー美術館に寄り道。
サントリー美術館は移転してすぐの「鳥獣戯画」展以来だから1年近く来てなかったんだ。
今回は松坂屋の京都染織参考館の収蔵品展。 小袖は以前女子美の展覧スペースで特集をしたとき以来だからこっちも1年ぶりくらいかしら。
あまりにコレクションが膨大な所為か会期中3回も展示品の入れ替えがあったらしい。名古屋、大阪と巡回してきてここも7月の末からなので最後の3回目の入れ替え済みの模様。間に合ったらもう1回くらいは来たのに気がつくの遅すぎ。

それにしても、17世紀にはもう絞りや刺繍が始まっていたってのがすばらしい。
大胆な図柄なんて今でも充分通用すると思われ。ってか欲しいよ。
今回は関連品の江戸期のカタログ「雛形」や方位磁石を使った簪もサイコー。

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