観たもの(舞台)

2017年11月 5日 (日)

Theatrical-Live 「The Black Prince」 舞浜アンフィシアター

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 藤沢文翁さんの新しい(去年16年から)のカンパニー・Theatrical-Liveの公演。
Theatrical-Liveは第1弾、第2弾ともに音楽がWASABIで日本の時代物だったので、その路線なのかと思ったら。
なんとsound theatreで上演したMARS REDの続編(と言うか前日譚)sign01

 MARS REDの初演はキーヴィジュアルがリアルタッチで凄くよかったんだけど、再演からアニメタッチになってちょっとがっかりだったんだよね。
で、今回も再演と同じ漫画家さん?のイラスト。
このイラストそのものが悪いと言ってるわけじゃなくて、私的にはイメージが合わないな、と。
以前のsound theatreはあまり人物をメインに持ってこないデザインだったので想像を刺激する感じだったんだけど、アニメタッチの人物が出てくるとイメージが固定されちゃう感じ。
個人的意見だけど。

 会場がアンフィシアターということで、思いっきり仕掛けあり。
炎は出るわ、爆発はするわ、今回は雪まで降ってきちゃうわw

9月末のsound theatre公演もアンフィシアターだったんだけど、バンドが奥で見え難かった。
ってか、ここで上演した公演はほとんどそう。
でも、今回のセット組&配置はいつもと違ってバンドメンバーも見やすくてよかった~sign01
いつも爆発するセンターのせり上がりの後ろがスタンド形式に組んであって、2階部分にバンドメンバーが配置されてた。
平面の奥田だと隠れちゃうけど、これだと良く見えて嬉しい。
バンドメンバーが多い所為かなsign02
今まで観た藤沢文翁さんの公演はバンドが3~5人くらいだったんだけど、今回は10人sign01
ホーンセクション3人も居たので、軍隊のラッパがリアルで聴けたsign01
当然音の厚みもあって特に戦闘シーンとか良かったわ。
今回の音楽監督は村中俊之くん。
バンドメンバーが多い所為か彼だけ真ん中で後ろ向いて指揮&演奏。前を向いて演奏したのは2幕目幕開けのソロのみ。

MARS REDの前日譚とは言っても重なってるキャラはデフロットのみ。
他は英仏百年戦争時の実在の人物&創作されたその時代の人物。
MARS REDで設定されてたヴァンパイアとちょっと違うsign02みたいなところもあったけど、きっと時代と場所が変わったから、だよねsign02

声優陣はお馴染みの方々。
私的に初めてだったのがデフロットの釘宮理恵。と朴璐美。
朴璐美は女戦士役だった所為かハガレンのエドワード・エルリック入ってた感じ。
鈴村健一・諏訪部順一・高橋広樹。この3人は安定のよさ。
先月のsound theatreに引き続き連続アンフィシアターで聴いた山路和弘さん、今回もむちゃカッコイイオヤジっぷり。
バンドメンバーは村中くん以外全員初めて…だと思う。
村中くんのユニットってカサノバ以外だと去年末のトリオメットが初めてだから、村中組のメンバー知らないんだよね。
個々の音はじっくり聴けなかったけど、アンサンブルは良かったわ~。

藤沢文翁さんによると、MARS REDのヴァンパイアシリーズは構想がいっぱいあるそうなので、続編も期待しております。

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2017年10月 9日 (月)

「ワンピース 麦わらの挑戦」 新橋演舞場

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 スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」の再演。
と言っても今日観たのはルフィが殿こと猿之助じゃなくて、尾上右近くんの若手公演。
こちらは特別マチネという扱いで「麦わらの挑戦」と言うサブタイトル付き。
 意図したわけではなかったんだけど麦わらの挑戦初日に観劇。

 で、これまた意図したわけではなかったんだけど2階席の2列目の席。
これが舞台は観やすいわ、宙乗りは目の前だわ、ダンサーズはちゃんと2階席までくるわ、お食事の雪月花も近いわ、といいこと尽くめ。

 前回(去年だと思ってたらもう一昨年だったのねsign01)とストーリーは同じだけど、キャストが一部変更あったり、登場人物が増えたり、それに伴って刈り込むところは刈り込んだりでだいぶ変わってた。

 今回はルフィが右近くんだったけど、それを除いてもまずはナミさんが春猿さんから新悟ちゃんに変更。
春猿さんは新派のヒトになっちゃったからね。
でも、前回ナミとロビンちゃんは逆のほうがいいな、と思ってたんだけど今回は新悟ちゃんのナミがイイsign01 
衣装も春猿さんのときと変わって着物の裾が旗袍風にスリットになっててガーター付きストッキングのおみ足が見えるsign01
それがすっごい美脚shine
新悟ちゃんは二役で今回追加されたサディちゃんというのも演ってるんだけど、こちらはぴったりしたパンツスーツでこれまた美脚を強調。同行の娘によると、原作ではもっとボンテージ風露出の多い衣装らしいけどさすがにその辺は抑え目なのかも。


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 右近くんもフレッシュなルフィで設定年齢からするとふさわしい感じ。
もうひとりの右近くん、市川右近ちゃんはチョッパーで。お父さんと同じ舞台で頑張ってます。

 私たち的には初めてだったエースの平岳大。
福士誠治のエースがとても良かったのでちょっと心配だったんだけど…
娘曰く、もしエースが生き残って40歳くらいになったらあんな感じじゃね?…

 全体の構成は変わらないものの、相当削られていて麦わら一味の紹介シーンとかハンコックが監獄の島に行くシーンとか、星が浜のシーンとかほぼ全部ばっさり。
唯一膨らんでたのは本水のところ…w

 あと、背景が全面LEDスクリーンになってて星空とか溶岩とか監獄の石垣とかの迫力が増してたsign01

 再来週に猿之助ルフィのほうに行くのでそのときにまた追加を書く予定。
だいぶネタばれになりそうだけど…sweat01


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 ちなみに、ちゃんと流行(?)に乗ってタンバリン確保してきたよheart04

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2017年7月14日 (金)

「魔都夜曲」 シアターコクーン

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 久しぶりのコクーン。
今回は物語と舞台の場所に惹かれたので役者さんは名前は知っていても(と言っても聞いたことある?くらい)ほとんどの方が初めて。
 開演15分ほど前からバンドが演奏始めて、歌手役の秋夢乃さんが北京語で2曲ほど。凄く聞き取りやすい発音で歌も巧いなぁと思ったら中国戯劇学院音楽科出身だそうで。そうすると今度は訛りのないきれいな発音の日本語に驚き。
 で、サミー役のコング桑田さんと開演前の緒注意。
座席から身を乗り出すな、ってこんなに何度も念を押すように言われるのはいつからだったかしら?

 そのままクラブのシーンから舞台の幕開け。
冒頭、バンドが演奏始めるときにピアノがノードステージでこの時代設定にそれはないだろうsign02と思ったら幕が開けたらバンドは下手奥に、その前にクラブのピアノとして古そうなアップライトが入って一安心。

 あんな大使館からお目付け役が付くほどのお坊ちゃまなのにやたらと身分をばらされる(ってかみんな知ってる)とか、知り合うきっかけが無鉄砲すぎ、とかいろいろ突っ込みどころはあるけどテンポのいい場面転換で流れるように進むお話。
 男装の麗人・川島芳子に宝塚出身の壮一帆。さすがのはまり役。
コメディリリーフの春風ひとみさん中国語のぼやきとか巧い。ただパンフレットの配役に「太々」と言うのはやめて欲しかったなぁ。たしか中文にはこの字はないはず。きちんと「太太」にしてくださいな。

 音楽劇と銘打つだけあって、ほとんどのメンバーが歌うんだけどみんな巧い。
唯一残念だったのは李香蘭が子供っぽすぎるのとスターのオーラが全くなかったこと。

ストーリー的に予想された展開に行くのに、ラストが大どんでんに継ぐどんでん返しsign01
なかなか楽しめた3時間弱でした。

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2017年2月28日 (火)

「新春浅草歌舞伎 第2部」 浅草公会堂

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 年末に記事を1か月分溜めちゃってあれだけ大変だったのに、年明け早々からいろいろあって気がついたら2月ももう終わり…

 と言うことで今更に今更ですが、備忘録と言うことで要点だけ書いていくsweat01
確か先月末に、新暦では間に合わないけど旧暦新年から心を入れ替えて頑張ろうと思った記憶が…

 新春浅草歌舞伎は1月4日の第2部を鑑賞。
ちょっと間が空いた所為か、亀治郎だった猿之助も勘九郎ちゃんも七之助ちゃんもいない。
ま、若手のための舞台なので10代~20代中心てことなんだろうね。

 この日は「お年玉」(幕前のご挨拶)が壱太郎ちゃん。
で、壱太郎ちゃんの第2部出演はこれだけw
第1部は狂言ふたつとも出てるのに。本人から「これから他の劇場に行くので夜は出ません」とのコメントあり。
掛け持ちは大変だわ。

 「双蝶々曲輪日記 角力場(すもうば)」
新進の関取・放駒長吉が松也くん。
ご贔屓の若旦那・山崎屋与五郎が隼人くん。
芸者吾妻が梅丸くん。
濡髪長五郎が錦之助さん。

いきなりの親子共演w
隼人くん、お坊ちゃんの頼りない若旦那が巧いw
もうね、地でしてるsign02とか言いたくなるくらい。
優男にぴったりのルックスだし。

松也くんは、関取のあの肉襦袢の上にほっそりした顔、なのでちょっと違和感。
役としては駆け出しの若いもんだから問題ないんだろうけど。今まで見てきたのは中堅からベテランの放駒だったからかも。

梅丸くん。それはそれは可愛らしい吾妻。拵えの所為かちょっと丸顔に見えるんだけど、そこがあどけないふわんとした雰囲気になってていい。
このまま行ってくれると振袖のお嬢様役や可愛い姫君になるだろうな。きりっとした仇っぽさはあと10年なくて良いからw

で、濡髪。もうね、登場したらいきなり雰囲気変わりましたよ。若手ばかりの中に錦之助だから仕方ないけど。
松也くん、転がされてましたわ。
でも錦之助さん、隼人君が心配なのがダダ漏れしてましたけどw
隼人くんと絡むとちょっとお父さんが出てきちゃってたような気がw

 「御存 鈴ヶ森(ごぞんじすずがもり)」
白井権八が隼人くん。
幡随院長兵衛が錦之助さん。

追いはぎのみなさん、ブラックな笑いを散りばめながらだんまりの場大活躍。
隼人くん頑張ってます。2部の3つの狂言に全部出ずっぱりなので後半はきつかったんじゃないかな。
私が観た日はまだ始まったばかりだったからテンション高かったろうし、体力的にも大丈夫だったろうけど。

 「棒しばり(ぼうしばり)」
太郎冠者 巳之助さん。
二郎冠者 松也くん。
曽根松兵衛 隼人くん。

狂言3つ観て、ワンピースの隼人くんはちょっと役柄に助けられてたな、と思っちゃった。
まだまだこれからの人だからこれからの精進次第だけどね。

そのワンピースのボン・クレー観て一生付いていこうと決めた巳之助さんは太郎冠者も巧かった。
松也くんも巧いけど松也くんはちょっと勢いで突っ走ってるとこがあった。
巳之助さんはきちんと計算してる感じ。
ま、浅草歌舞伎は勢いでもいいんだけどね。

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2016年12月31日 (土)

sound theatre 「さよならソルシエ」 市川市民会館 大ホール

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 12月3日と4日にあった公演。もちろんおまけのアンコール演奏付きの4日のほうを鑑賞。
前々回の「TENCYU」で感じた違和感は、そのまま確信に変わってsound theatreは原作付き(主にアニメ?)の舞台化という方針に変わった模様。

 前回の「チア男子」はイマイチ食指が伸びなかったので見送り。
今回は久々のsound theatre。
つっちーがソロアルバム出したり、その関連でライブもするようになったのでちょっと気が済んでるところもあるかも。

 その後、この原作を読んだヒトからものすごく面白いsign01と聞いたのでちょっと期待値上昇。
いやー面白かったsign03
とくにラストsign03
ネタばれになるから言えないけど…

 キャストはお馴染み諏訪部順一と連れがご贔屓の三木眞一郎。
三木さんいい声ですねー。使い分けも達者。
諏訪部さんは原作のファンでどうしても出たくて自薦でつっちーにメールしたって言ってたw

 バンドメンバーはピアノの栗林すみれとウッドベースの土村和史。
舞台はアルル(と一部オランダ)なのでメロディはゆったりしてるんだけど、ちょっとベースがjazzyな感じ。
ウッドベースがいい感じでした。

 結局原作があるものは原作しだいってことだよねぇ…

次回作はもう決まっていてxxxHOLICですってsign01
これまた期待大だなぁ。

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2016年10月26日 (水)

「仲夏夜之夢」(真夏の夜の夢) 香港演藝学院 歌劇院

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 神戯劇場の公演、今年はシェークスピア。
新作じゃないので予習が要らないのが嬉しい。
去年末に「狂揪夫妻」の再演があったんだけど(呉君如→蘇玉華・3人はそのまま)これは観に行かなかったので、ほぼ1年ぶり。

 今回は9月30日初日で10月22日まで。
途中で2度ほど追加が出たので。
私は14日(金)と15日(土)を観劇。

 ゲストスターは余安安。舞台経験はないのと思ってたら、幾つか出てるのね。どんなのかはわからないけど。
配役は公爵とオーベロンが秋生哥。
公爵夫人とタイターニアが余安安。
ハーミアが楊淇、「魂魄唔齊」「20 30 40」に出てた女優さん。
ヘレナがROSA MARIA VELASCO、演藝学院出身の舞台女優。
デミトリアスが陳健豪、この人も舞台俳優。
ライサンダーが林徳信、歌手で初舞台らしい。
パックの禤天揚はダンサー出身。
職人達はみんな舞台の人。
今回は甄詠蓓姐は演出のみ。

舞台はシンプルなセットだけで、下手半分が緩やかな丘のような坂。上手に繭のような形のオブジェ。その後ろにポール。
公爵邸のシーンは舞台前半分だけで(後ろは幕で隠す)椅子とテーブルだけ。

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 エンディングで衣装換えの時間がないのか、オーベロン&タイターニアの衣装の上から公爵&公爵夫人のコートを羽織って出て来るんだけど、これは終演後の舞台裏でコートを脱いだところ。
オーベロンは右の羽根付きのジレ羽織ってます。

 ストーリーはほぼ基本に沿ったもの。
舞台装置はシンプルで現代的。
衣装もなかなか面白いものでした。恋人達は白い下着にグレーのコート。私はちょっと梁祝を思い出しちゃった。あの頃の華服っぽいシルエットみたいな印象で。
オーベロンとタイターニアは肩に羽のジレとマント。
職人達はバルーンドレスみたいなツナギ。
ちなみに職人達はみんな2役でタイターニアに仕える妖精役も。妖精がみんなおっさんsign02
メイクもなかなか斬新。終演後「メイク怖いんだけど」って言ったら、答えが「カブキー」…w

 毎回思うんだけど、舞台ってナマモノだから毎日反応も違う。
でもなぜか、毎回2回目に観たときの方が反応が熱烈。
今回も土曜日の観客のほうが反応が凄かった。

 私も好きだったし、受けてたのが職人達が劇中劇をするシーンで解説役が語りだすところ。
腕を直角に曲げて、口で「だん!だん!だん!だん!」とゴールデンハーベストのオープニングのロゴを。
大爆笑でしたわ。

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 パンフレットの秋生哥のページにサインいただきました。
日本語かわいすぎheart04

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2016年8月29日 (月)

「八月納涼歌舞伎 第3部」 歌舞伎座

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 なんだかとっても久しぶりな気がする歌舞伎座。
今回は勘九郎ちゃん次男坊・哲之ちゃんと鶴瓶の落語原作に釣られての第3部。
第2部の弥次喜多も見たかったんだけど時間が取れなかったー

 土蜘蛛

猿之助が亀治郎の頃と勘九郎ちゃんが演じたのを観たのがここ数年のこと。
今回は橋之助。頼光が七之助ちゃん。四天王が国生・宗生・宣生の3兄弟と鶴松。
保昌が獅童さん。太刀持ちが團子ちゃん。侍女が扇雀さん。

間狂言の番卒が猿之助・勘九郎・巳之助。
巫女が児太郎、小姓が哲之ちゃん。

今回は申し訳ないけど、間狂言がメインw
番卒がカピちゃんと勘九郎ちゃんと巳之助さんという豪華版でその上哲之ちゃんだもん。
以前ちょっと大根疑惑持ってた児太郎ちゃんは巧くなってました。
團子ちゃんも長科白を滔々と語って姿もきれい。さすがです。

今回ちょっと「頑張りましょう」が付いたのは成駒屋3兄弟。
口跡がちょっと重いのは父譲りだから仕方ないのかねぇ…


新作歌舞伎
 廓噺 山名屋浦里

某藩の江戸留守居役を仰せつかった堅物の宗十郎を勘九郎、傾城浦里を七之助。
勘九郎ちゃんの堅物演技と七之助ちゃんの綺麗さと芸達者ぶりを堪能する新作狂言。
あと彌十郎さんと亀蔵さんの意地悪っぷりもw
扇雀さんの男っぷりも堪能できますね。

 堅物で融通が利かず遊びがまったく出来ないので留守居役仲間から馬鹿にされている宗十郎。
本人のみならず藩や殿様まで馬鹿にされて馴染みの遊女を連れてくるという啖呵を切ってしまう。
偶然見かけて一目ぼれした浦里を伴うべく、山名屋へ乗り込むが…

話はお約束通りですが、勘九郎ちゃんの堅物演技、扇雀さんの男っぷりのよさ、彌十郎さんと亀ちゃんの意地の悪さを堪能し、七之助ちゃんの淀みない語りでちょっと泣かされる。

さすがの中村屋一門と言いたくなるお芝居でした。

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2016年6月23日 (木)

「四谷怪談」 シアターコクーン

Bunkamura

 今年のコクーン歌舞伎は久々の「四谷怪談」。
10年前のコクーン歌舞伎で「北番」「南番」と2パターンで上演したうちの北番をベースに構成されているので「深川三角屋敷の場」が入ってます。

 序幕で笹野さんの伊藤喜兵衛に連れられてお梅の鶴松ちゃんが登場したときに、愛らしい娘役が似合うようになった鶴松ちゃんにまず感激。
笹野さんは喜兵衛をますます極めているようで、今回のアイディア(ネタバレになるので秘密w)は大爆笑。
勘九郎ちゃんの直助は軽さとほの暗さに磨きがかかり、七之助ちゃんのお袖は美しさ・儚さに磨きがかかり。
獅童さんの伊右衛門は色悪というか哀しさ漂う。扇雀さんのお岩も儚げな美しさ。
亀蔵さんの宅悦も安定の演技。ただ、私ははじけた亀蔵さんがもっと見たい…w だってコクーン歌舞伎が一番好き勝手出来そうなんだもんw

 今回はバンドが舞台に出て演奏したり、ポスターの造型のサラリーマンが舞台を横切ったり。
串田演出の斬新さも進んだ感じ。今回は本水とか泥とか汚れそうなものはなし。いつもコクーンに行くときは濡れてもいいようにして行くのでちょっと肩透かし。

 それとコクーン歌舞伎の特徴でもある、通路から前の桟敷席が無くなり、前のほう5列分くらい?がベンチ席に。
その後ろは元々の椅子席のままに。桟敷を使って役者さんが行きかうのもコクーンならではの楽しみだったけど、やっぱり桟敷先は疲れるから不評だったのかしら…

 ところで。
今回はなんと言っても鼠と蚤が凄かったw
笹野さんのあれとともに語り継がれる…と思う。ってか語り継いで欲しいw

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2016年4月15日 (金)

sound theatre 「TENCHU 天誅 ~闇の仕置き人~」 豊洲PIT

Tenchu

 sound theatreとしては「夏目友人帳」に続く? 原作物、かな。
原作があって脚本・演出が藤澤文翁さんじゃないのは初めて、だよね。

「天誅」と聞くとゲームしか思い浮かばない(でも中身は知らない)のでちょっと調べてみたらフジテレビのドラマだったのね。しかも2年も前の。なんで今頃?と思っちゃうのは不思議じゃないよね。

今回もアンコールでおまけが付く千秋楽・10日のマチネに行ってきました。

キャストは沢城みゆきはもうsound theatreの常連、堀内賢雄は2度目(再演のMars Redだったので未見)。
名塚佳織と玉城裕規は初めて、だと思う。

バンドはつっちーと真鍋くん、かとうなかこさんはA Base Metalのとき以来2度目。美鵬成る駒さんは初めて。
つっちーと真鍋くん、バリバリのヘアスタイルだったんだけど、なぜ?w

で。
音楽は相変わらずのつっちー節ですごくよかったんだけど。
脚本がドラマとの関連なんだか通り一遍で薄っぺらい。
演出の所為なのか、今までのsound theatreではあまり感じたことのない大げさな叫び声。沢城さんってあんな演技する人じゃなかった気がするんだけど。

ちょっと今回の出来には不満あり。
つっちーの音楽がもったいなかったわ。
あ、変拍子好きは相変わらずで今回もありましたね。よかったけど。
今回はアンコールで2曲も弾いてくれたのも嬉しかった。
5弦ヴァイオリンならではのヴィオラ音域の曲もよかったし。

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2015年12月21日 (月)

「熱海殺人事件」 紀伊国屋ホール

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 8日からの公演で9日に観劇。
久しぶりの紀伊国屋ホール。
初めて熱海殺人事件を観たのもここだったなぁ。
なんだかんだで20回近く観てる。
満員ぎっちりで、両側の通路に2人ずつ体育座りして観た記憶もあるわ。立ち見じゃなくて座り見…sweat01
席は出来るだけ上手通路側。大山金太郎がここを通るから。座ってる人をかき分けながら舞台に向かっていった金ちゃん…。

 当然私のイメージは
木村伝兵衛   三浦洋一
熊田留吉    平田満
大山金太郎   加藤健一
ハナ子     井上加奈子

あれからずっと形を変えながら「熱海殺人事件」は上演されていたけど、今回30年ぶりsign02に行ったのは風間杜夫&平田満が復活するから。(中尾と聞いて"バイキンマンsign02"と思ったのはナイショw)
 と言いながら、実は風間伝兵衛は初。

平日マチネ、にまず驚き。明治座に団体バスで行くオバちゃん達のように紀伊国屋ホールで昔を振り返る団塊世代…。 定年過ぎてるからマチネのほうが良いのかね。
なんだか最近団塊向けの興行が増えて、来日するのもポール・マッカートニーとかエリック・クラプトンとかCHICAGOとか。今っていつだっけ?な感じだし。
その余波でこっちも助かるけど。

 で、30年ぶりの舞台。
平田満が留吉sign01
あの頃と比べれば老けてるんだろうけど、目の前にいるのはまごう事なき留吉。一瞬にして時がとんだsign03
風間杜夫は…。
つかこうへいの舞台のテンションを維持するのがちょっと大変そう。一番アグレッシブだしね。
私的にはどうしても三浦さんが脳裏で語りかけてくる。仕方ないけど。
愛原実花、つかこうへいの娘だそうです。たしか宝塚行ったんだよね。ハナ子の泥臭さは全くなし。オッシャレーなハナ子。科白との乖離が凄かった。ま、知らない世界だもんね。
中尾明慶。知らない人。もちろん初見。この人には申し訳ないけど、全篇加藤健一が演じてました。声もリアルに再現されて。登場がマイウェイじゃないし。科白ひとつひとつを脳内で加藤健一の大山金太郎が喋ってた。さすがにあれだけ観てると忘れないもんだねぇ。

 つかこうへいが演出していた頃なら変えていたであろう科白がそのままなので、そのレトロなこと。
で、演出が中途半端に今風にしてるので(決めポーズで効果音つけるとか)違和感が半端ない。

私的には過去の亡霊にあった気分。
過去の想い出はそのままにしておくのがいいのかも。

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