観たもの(舞台)

2017年7月14日 (金)

「魔都夜曲」 シアターコクーン

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 久しぶりのコクーン。
今回は物語と舞台の場所に惹かれたので役者さんは名前は知っていても(と言っても聞いたことある?くらい)ほとんどの方が初めて。
 開演15分ほど前からバンドが演奏始めて、歌手役の秋夢乃さんが北京語で2曲ほど。凄く聞き取りやすい発音で歌も巧いなぁと思ったら中国戯劇学院音楽科出身だそうで。そうすると今度は訛りのないきれいな発音の日本語に驚き。
 で、サミー役のコング桑田さんと開演前の緒注意。
座席から身を乗り出すな、ってこんなに何度も念を押すように言われるのはいつからだったかしら?

 そのままクラブのシーンから舞台の幕開け。
冒頭、バンドが演奏始めるときにピアノがノードステージでこの時代設定にそれはないだろうsign02と思ったら幕が開けたらバンドは下手奥に、その前にクラブのピアノとして古そうなアップライトが入って一安心。

 あんな大使館からお目付け役が付くほどのお坊ちゃまなのにやたらと身分をばらされる(ってかみんな知ってる)とか、知り合うきっかけが無鉄砲すぎ、とかいろいろ突っ込みどころはあるけどテンポのいい場面転換で流れるように進むお話。
 男装の麗人・川島芳子に宝塚出身の壮一帆。さすがのはまり役。
コメディリリーフの春風ひとみさん中国語のぼやきとか巧い。ただパンフレットの配役に「太々」と言うのはやめて欲しかったなぁ。たしか中文にはこの字はないはず。きちんと「太太」にしてくださいな。

 音楽劇と銘打つだけあって、ほとんどのメンバーが歌うんだけどみんな巧い。
唯一残念だったのは李香蘭が子供っぽすぎるのとスターのオーラが全くなかったこと。

ストーリー的に予想された展開に行くのに、ラストが大どんでんに継ぐどんでん返しsign01
なかなか楽しめた3時間弱でした。

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2017年2月28日 (火)

「新春浅草歌舞伎 第2部」 浅草公会堂

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 年末に記事を1か月分溜めちゃってあれだけ大変だったのに、年明け早々からいろいろあって気がついたら2月ももう終わり…

 と言うことで今更に今更ですが、備忘録と言うことで要点だけ書いていくsweat01
確か先月末に、新暦では間に合わないけど旧暦新年から心を入れ替えて頑張ろうと思った記憶が…

 新春浅草歌舞伎は1月4日の第2部を鑑賞。
ちょっと間が空いた所為か、亀治郎だった猿之助も勘九郎ちゃんも七之助ちゃんもいない。
ま、若手のための舞台なので10代~20代中心てことなんだろうね。

 この日は「お年玉」(幕前のご挨拶)が壱太郎ちゃん。
で、壱太郎ちゃんの第2部出演はこれだけw
第1部は狂言ふたつとも出てるのに。本人から「これから他の劇場に行くので夜は出ません」とのコメントあり。
掛け持ちは大変だわ。

 「双蝶々曲輪日記 角力場(すもうば)」
新進の関取・放駒長吉が松也くん。
ご贔屓の若旦那・山崎屋与五郎が隼人くん。
芸者吾妻が梅丸くん。
濡髪長五郎が錦之助さん。

いきなりの親子共演w
隼人くん、お坊ちゃんの頼りない若旦那が巧いw
もうね、地でしてるsign02とか言いたくなるくらい。
優男にぴったりのルックスだし。

松也くんは、関取のあの肉襦袢の上にほっそりした顔、なのでちょっと違和感。
役としては駆け出しの若いもんだから問題ないんだろうけど。今まで見てきたのは中堅からベテランの放駒だったからかも。

梅丸くん。それはそれは可愛らしい吾妻。拵えの所為かちょっと丸顔に見えるんだけど、そこがあどけないふわんとした雰囲気になってていい。
このまま行ってくれると振袖のお嬢様役や可愛い姫君になるだろうな。きりっとした仇っぽさはあと10年なくて良いからw

で、濡髪。もうね、登場したらいきなり雰囲気変わりましたよ。若手ばかりの中に錦之助だから仕方ないけど。
松也くん、転がされてましたわ。
でも錦之助さん、隼人君が心配なのがダダ漏れしてましたけどw
隼人くんと絡むとちょっとお父さんが出てきちゃってたような気がw

 「御存 鈴ヶ森(ごぞんじすずがもり)」
白井権八が隼人くん。
幡随院長兵衛が錦之助さん。

追いはぎのみなさん、ブラックな笑いを散りばめながらだんまりの場大活躍。
隼人くん頑張ってます。2部の3つの狂言に全部出ずっぱりなので後半はきつかったんじゃないかな。
私が観た日はまだ始まったばかりだったからテンション高かったろうし、体力的にも大丈夫だったろうけど。

 「棒しばり(ぼうしばり)」
太郎冠者 巳之助さん。
二郎冠者 松也くん。
曽根松兵衛 隼人くん。

狂言3つ観て、ワンピースの隼人くんはちょっと役柄に助けられてたな、と思っちゃった。
まだまだこれからの人だからこれからの精進次第だけどね。

そのワンピースのボン・クレー観て一生付いていこうと決めた巳之助さんは太郎冠者も巧かった。
松也くんも巧いけど松也くんはちょっと勢いで突っ走ってるとこがあった。
巳之助さんはきちんと計算してる感じ。
ま、浅草歌舞伎は勢いでもいいんだけどね。

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2016年12月31日 (土)

sound theatre 「さよならソルシエ」 市川市民会館 大ホール

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 12月3日と4日にあった公演。もちろんおまけのアンコール演奏付きの4日のほうを鑑賞。
前々回の「TENCYU」で感じた違和感は、そのまま確信に変わってsound theatreは原作付き(主にアニメ?)の舞台化という方針に変わった模様。

 前回の「チア男子」はイマイチ食指が伸びなかったので見送り。
今回は久々のsound theatre。
つっちーがソロアルバム出したり、その関連でライブもするようになったのでちょっと気が済んでるところもあるかも。

 その後、この原作を読んだヒトからものすごく面白いsign01と聞いたのでちょっと期待値上昇。
いやー面白かったsign03
とくにラストsign03
ネタばれになるから言えないけど…

 キャストはお馴染み諏訪部順一と連れがご贔屓の三木眞一郎。
三木さんいい声ですねー。使い分けも達者。
諏訪部さんは原作のファンでどうしても出たくて自薦でつっちーにメールしたって言ってたw

 バンドメンバーはピアノの栗林すみれとウッドベースの土村和史。
舞台はアルル(と一部オランダ)なのでメロディはゆったりしてるんだけど、ちょっとベースがjazzyな感じ。
ウッドベースがいい感じでした。

 結局原作があるものは原作しだいってことだよねぇ…

次回作はもう決まっていてxxxHOLICですってsign01
これまた期待大だなぁ。

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2016年10月26日 (水)

「仲夏夜之夢」(真夏の夜の夢) 香港演藝学院 歌劇院

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 神戯劇場の公演、今年はシェークスピア。
新作じゃないので予習が要らないのが嬉しい。
去年末に「狂揪夫妻」の再演があったんだけど(呉君如→蘇玉華・3人はそのまま)これは観に行かなかったので、ほぼ1年ぶり。

 今回は9月30日初日で10月22日まで。
途中で2度ほど追加が出たので。
私は14日(金)と15日(土)を観劇。

 ゲストスターは余安安。舞台経験はないのと思ってたら、幾つか出てるのね。どんなのかはわからないけど。
配役は公爵とオーベロンが秋生哥。
公爵夫人とタイターニアが余安安。
ハーミアが楊淇、「魂魄唔齊」「20 30 40」に出てた女優さん。
ヘレナがROSA MARIA VELASCO、演藝学院出身の舞台女優。
デミトリアスが陳健豪、この人も舞台俳優。
ライサンダーが林徳信、歌手で初舞台らしい。
パックの禤天揚はダンサー出身。
職人達はみんな舞台の人。
今回は甄詠蓓姐は演出のみ。

舞台はシンプルなセットだけで、下手半分が緩やかな丘のような坂。上手に繭のような形のオブジェ。その後ろにポール。
公爵邸のシーンは舞台前半分だけで(後ろは幕で隠す)椅子とテーブルだけ。

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 エンディングで衣装換えの時間がないのか、オーベロン&タイターニアの衣装の上から公爵&公爵夫人のコートを羽織って出て来るんだけど、これは終演後の舞台裏でコートを脱いだところ。
オーベロンは右の羽根付きのジレ羽織ってます。

 ストーリーはほぼ基本に沿ったもの。
舞台装置はシンプルで現代的。
衣装もなかなか面白いものでした。恋人達は白い下着にグレーのコート。私はちょっと梁祝を思い出しちゃった。あの頃の華服っぽいシルエットみたいな印象で。
オーベロンとタイターニアは肩に羽のジレとマント。
職人達はバルーンドレスみたいなツナギ。
ちなみに職人達はみんな2役でタイターニアに仕える妖精役も。妖精がみんなおっさんsign02
メイクもなかなか斬新。終演後「メイク怖いんだけど」って言ったら、答えが「カブキー」…w

 毎回思うんだけど、舞台ってナマモノだから毎日反応も違う。
でもなぜか、毎回2回目に観たときの方が反応が熱烈。
今回も土曜日の観客のほうが反応が凄かった。

 私も好きだったし、受けてたのが職人達が劇中劇をするシーンで解説役が語りだすところ。
腕を直角に曲げて、口で「だん!だん!だん!だん!」とゴールデンハーベストのオープニングのロゴを。
大爆笑でしたわ。

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 パンフレットの秋生哥のページにサインいただきました。
日本語かわいすぎheart04

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2016年8月29日 (月)

「八月納涼歌舞伎 第3部」 歌舞伎座

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 なんだかとっても久しぶりな気がする歌舞伎座。
今回は勘九郎ちゃん次男坊・哲之ちゃんと鶴瓶の落語原作に釣られての第3部。
第2部の弥次喜多も見たかったんだけど時間が取れなかったー

 土蜘蛛

猿之助が亀治郎の頃と勘九郎ちゃんが演じたのを観たのがここ数年のこと。
今回は橋之助。頼光が七之助ちゃん。四天王が国生・宗生・宣生の3兄弟と鶴松。
保昌が獅童さん。太刀持ちが團子ちゃん。侍女が扇雀さん。

間狂言の番卒が猿之助・勘九郎・巳之助。
巫女が児太郎、小姓が哲之ちゃん。

今回は申し訳ないけど、間狂言がメインw
番卒がカピちゃんと勘九郎ちゃんと巳之助さんという豪華版でその上哲之ちゃんだもん。
以前ちょっと大根疑惑持ってた児太郎ちゃんは巧くなってました。
團子ちゃんも長科白を滔々と語って姿もきれい。さすがです。

今回ちょっと「頑張りましょう」が付いたのは成駒屋3兄弟。
口跡がちょっと重いのは父譲りだから仕方ないのかねぇ…


新作歌舞伎
 廓噺 山名屋浦里

某藩の江戸留守居役を仰せつかった堅物の宗十郎を勘九郎、傾城浦里を七之助。
勘九郎ちゃんの堅物演技と七之助ちゃんの綺麗さと芸達者ぶりを堪能する新作狂言。
あと彌十郎さんと亀蔵さんの意地悪っぷりもw
扇雀さんの男っぷりも堪能できますね。

 堅物で融通が利かず遊びがまったく出来ないので留守居役仲間から馬鹿にされている宗十郎。
本人のみならず藩や殿様まで馬鹿にされて馴染みの遊女を連れてくるという啖呵を切ってしまう。
偶然見かけて一目ぼれした浦里を伴うべく、山名屋へ乗り込むが…

話はお約束通りですが、勘九郎ちゃんの堅物演技、扇雀さんの男っぷりのよさ、彌十郎さんと亀ちゃんの意地の悪さを堪能し、七之助ちゃんの淀みない語りでちょっと泣かされる。

さすがの中村屋一門と言いたくなるお芝居でした。

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2016年6月23日 (木)

「四谷怪談」 シアターコクーン

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 今年のコクーン歌舞伎は久々の「四谷怪談」。
10年前のコクーン歌舞伎で「北番」「南番」と2パターンで上演したうちの北番をベースに構成されているので「深川三角屋敷の場」が入ってます。

 序幕で笹野さんの伊藤喜兵衛に連れられてお梅の鶴松ちゃんが登場したときに、愛らしい娘役が似合うようになった鶴松ちゃんにまず感激。
笹野さんは喜兵衛をますます極めているようで、今回のアイディア(ネタバレになるので秘密w)は大爆笑。
勘九郎ちゃんの直助は軽さとほの暗さに磨きがかかり、七之助ちゃんのお袖は美しさ・儚さに磨きがかかり。
獅童さんの伊右衛門は色悪というか哀しさ漂う。扇雀さんのお岩も儚げな美しさ。
亀蔵さんの宅悦も安定の演技。ただ、私ははじけた亀蔵さんがもっと見たい…w だってコクーン歌舞伎が一番好き勝手出来そうなんだもんw

 今回はバンドが舞台に出て演奏したり、ポスターの造型のサラリーマンが舞台を横切ったり。
串田演出の斬新さも進んだ感じ。今回は本水とか泥とか汚れそうなものはなし。いつもコクーンに行くときは濡れてもいいようにして行くのでちょっと肩透かし。

 それとコクーン歌舞伎の特徴でもある、通路から前の桟敷席が無くなり、前のほう5列分くらい?がベンチ席に。
その後ろは元々の椅子席のままに。桟敷を使って役者さんが行きかうのもコクーンならではの楽しみだったけど、やっぱり桟敷先は疲れるから不評だったのかしら…

 ところで。
今回はなんと言っても鼠と蚤が凄かったw
笹野さんのあれとともに語り継がれる…と思う。ってか語り継いで欲しいw

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2016年4月15日 (金)

sound theatre 「TENCHU 天誅 ~闇の仕置き人~」 豊洲PIT

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 sound theatreとしては「夏目友人帳」に続く? 原作物、かな。
原作があって脚本・演出が藤澤文翁さんじゃないのは初めて、だよね。

「天誅」と聞くとゲームしか思い浮かばない(でも中身は知らない)のでちょっと調べてみたらフジテレビのドラマだったのね。しかも2年も前の。なんで今頃?と思っちゃうのは不思議じゃないよね。

今回もアンコールでおまけが付く千秋楽・10日のマチネに行ってきました。

キャストは沢城みゆきはもうsound theatreの常連、堀内賢雄は2度目(再演のMars Redだったので未見)。
名塚佳織と玉城裕規は初めて、だと思う。

バンドはつっちーと真鍋くん、かとうなかこさんはA Base Metalのとき以来2度目。美鵬成る駒さんは初めて。
つっちーと真鍋くん、バリバリのヘアスタイルだったんだけど、なぜ?w

で。
音楽は相変わらずのつっちー節ですごくよかったんだけど。
脚本がドラマとの関連なんだか通り一遍で薄っぺらい。
演出の所為なのか、今までのsound theatreではあまり感じたことのない大げさな叫び声。沢城さんってあんな演技する人じゃなかった気がするんだけど。

ちょっと今回の出来には不満あり。
つっちーの音楽がもったいなかったわ。
あ、変拍子好きは相変わらずで今回もありましたね。よかったけど。
今回はアンコールで2曲も弾いてくれたのも嬉しかった。
5弦ヴァイオリンならではのヴィオラ音域の曲もよかったし。

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2015年12月21日 (月)

「熱海殺人事件」 紀伊国屋ホール

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 8日からの公演で9日に観劇。
久しぶりの紀伊国屋ホール。
初めて熱海殺人事件を観たのもここだったなぁ。
なんだかんだで20回近く観てる。
満員ぎっちりで、両側の通路に2人ずつ体育座りして観た記憶もあるわ。立ち見じゃなくて座り見…sweat01
席は出来るだけ上手通路側。大山金太郎がここを通るから。座ってる人をかき分けながら舞台に向かっていった金ちゃん…。

 当然私のイメージは
木村伝兵衛   三浦洋一
熊田留吉    平田満
大山金太郎   加藤健一
ハナ子     井上加奈子

あれからずっと形を変えながら「熱海殺人事件」は上演されていたけど、今回30年ぶりsign02に行ったのは風間杜夫&平田満が復活するから。(中尾と聞いて"バイキンマンsign02"と思ったのはナイショw)
 と言いながら、実は風間伝兵衛は初。

平日マチネ、にまず驚き。明治座に団体バスで行くオバちゃん達のように紀伊国屋ホールで昔を振り返る団塊世代…。 定年過ぎてるからマチネのほうが良いのかね。
なんだか最近団塊向けの興行が増えて、来日するのもポール・マッカートニーとかエリック・クラプトンとかCHICAGOとか。今っていつだっけ?な感じだし。
その余波でこっちも助かるけど。

 で、30年ぶりの舞台。
平田満が留吉sign01
あの頃と比べれば老けてるんだろうけど、目の前にいるのはまごう事なき留吉。一瞬にして時がとんだsign03
風間杜夫は…。
つかこうへいの舞台のテンションを維持するのがちょっと大変そう。一番アグレッシブだしね。
私的にはどうしても三浦さんが脳裏で語りかけてくる。仕方ないけど。
愛原実花、つかこうへいの娘だそうです。たしか宝塚行ったんだよね。ハナ子の泥臭さは全くなし。オッシャレーなハナ子。科白との乖離が凄かった。ま、知らない世界だもんね。
中尾明慶。知らない人。もちろん初見。この人には申し訳ないけど、全篇加藤健一が演じてました。声もリアルに再現されて。登場がマイウェイじゃないし。科白ひとつひとつを脳内で加藤健一の大山金太郎が喋ってた。さすがにあれだけ観てると忘れないもんだねぇ。

 つかこうへいが演出していた頃なら変えていたであろう科白がそのままなので、そのレトロなこと。
で、演出が中途半端に今風にしてるので(決めポーズで効果音つけるとか)違和感が半端ない。

私的には過去の亡霊にあった気分。
過去の想い出はそのままにしておくのがいいのかも。

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2015年11月19日 (木)

「ワンピース」 新橋演舞場

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 前回は10月分だったので、今回は11月分。
11日の夜の部を観たんだけど、この日はゾロの誕生日。なにかイベントあるといいねぇと言いながら行ったら、説明科白のところでウソップがゾロに向かって「誕生日おめでとう、ゾロ!」と一言。

 前回が3列目だったので本水の水しぶきや役者さんの表情・キメ顔は堪能したんだけど、前過ぎて舞台全体が見渡せなかったので、今回は13列目のハイタッチ席。
 場面転換のときに紗幕にアマゾン・リリーの城やインペリアルダウン監獄が映る(らしいかった)んだけど、その全貌も見えたし、立ち回りのときの花道も視界に入って見やすかった。

 前回、ほぼ20分ほど押して終了だったんだけど、ちょっとづついろんなところをつまんだようで、1幕目は走る走る。
科白でもうちょっと間を持たせてほしいなぁと思うところやもっとたっぷり見せてくれていいのよ、ってところもちゃっちゃと済ます。
ボンちゃんもあのテンションで2ヶ月保つのかsign02と思ったけど、ちょっと科白も出番も減ってました。
それでも相変わらずのハイテンション。歌舞伎が初めてらしき人から「え?同じ人なのっsign02」という言葉も何度か聞きましたわ。

隼人くん、相変わらずの美しさ。
本水のところ余裕で演じてました。いろんなところをカットしてるのに、ここだけは延びてたw しかも本水の量増えてるしsign03

 エースの福士誠治さん、10月は見得を切るのにちょっと思い切りが足りなかった(ちょっとテレが残ってた?)感じだったんだけど、今回はもの凄く綺麗な見得で感激。カピちゃんのルフィとならんでも遜色なし。
形がとても綺麗になってて精進の跡が感じられます。

浅野和之さん、前回はちょっとカミカミだったイワンコフ。今回はきっちり決めてました。巧い人だよね。
センゴク役で登場したとき、後ろのほうからすげぇ、まんまだsign01って声が聞こえてきたくらい。

笑三郎さんのニョン婆、門之助さんのつる、相変わらずの素晴らしさ。
ニューカマーランドのダンサーさん達、江戸紫の矢羽模様のドレスには気がついてたけど、赤いスパンコールのサッシュが後ろで立て矢の字になってるのは今回気がついたsign03
ダンサーさんとのハイタッチ、今回は成功しましたsign01

これ以上時間を延ばすのはちょっと無理なんだろうけど、もっともっと伸ばしても良いくらいのぎっしり詰め込んだ舞台。カットされたところを観られたのも嬉しいし、すっきりした今回も楽しい。
大阪ではどんな風に変わっていくのかな。

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2015年10月29日 (木)

「ワンピース」 新橋演舞場

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 スーパー歌舞伎Ⅱ第2弾はあの「ワンピース」。
前々から実写化するなら歌舞伎でしか出来ないだろうな、と思っていたのでその点では驚きは無し。
問題は今の時点でも相当長い話なので、どこを取って舞台化するかってこと。
その点も巧くできてると思う。
脚本のまとまりもいいし、見所もきちんと作ってるし。

 オープニングでワンピースの世界観をざっとナレーションと映像で説明するんだけど、その場面だけでちょっとうるっと来てしまいましたよ。ここで感激しちゃって、あとの3時間どうするんだよって自分に脳内突っ込み。

 あ、上演時間はほぼ3時間半sign01 途中2度の休憩を挟んでいるので劇場に入ってから出るまで4時間半sign03
でもこれが全然長くないのsign01

 カピちゃんこと猿之助はもちろん、今回は隼人くんと巳之助さんに大注目。
プロローグで麦わらの一味が登場したときにサンジ(隼人)ゾロ(巳之助)のあまりの嵌りように感激sign01
ナミさん(春猿)とロビンちゃん(笑也)は逆のほうが良かった気がする。笑也さんがおきゃんなナミで春猿さんがロビンちゃんのほうが。それとサンジとゾロの衣装はほぼ原作どおりなのにナミさんとロビンちゃんはちょっと違ってるのでその所為でイメージが違うところもあるのかも。
ま、実は麦わらの一味の出番はあまり多くなくてみんな二役か三役なのでメインはそっちの役のほうって感じ。


以下ネタバレあり

 原作があれだけの長い話だから、その中のエピソードをひとつ纏めるだけでも長くなっちゃうんだけどそれでも時間が足りなくてキャラの説明は筋書き(プログラム)頼り。
 クライマックスの海軍の3大将との戦いなんて3人のキャラはほとんど説明もなくいきなり戦いの場面になってしまうんだけど、それぞれの戦いのヴィジュアル化が素晴らしくてぐいぐい持ってかれる。

 青雉は氷結だから舞台前方で宙吊りでぐるぐる回りながら紙ふぶき。頭上を青雉が舞い、紙ふぶきは舞台がかすむほどの量sign01
 黄猿は光なのでレーザーポインタの光と赤い照明。
 赤犬は火なので赤い照明の中、赤犬と手下が旗を振り、対するエースも旗を振る。
この演出は先代猿之助が三国志をしたときに京劇からヒントを得て京劇風の旗を振るアクションを取り入れていた野の応用だと思うけど翻る旗の美しさが殺陣と相まって「型」の美しさを表現していたと思う。

 一緒に観ていた娘はワンピースを読み込んでるヒトなんだけど、ボン・クレーとセンゴクはビジュアル的に完璧だと絶賛してた。
 ビジュアル的にはつるの美しさも特筆すべき。
背筋をすっと伸ばした後姿の美しさsign01 衣装はアレンジしてるので打掛を羽織っていたんだけど、この内掛けがまた素晴らしい。菊菱の紋縮緬に金泥・銀泥で文字が散らしてある。去っていく後姿がきりっとして惚れ惚れしました。
 センゴクでビジュアル的には完璧な人物を演じてた浅野和之はイワンコフも演じてるんですが、ここのシーンはイワンコフ個人もさることながらシーン全体が凄い。
ニューカマーランドに登場するヒト全部、ダンスシーンは大部屋さんじゃなくてダンサー系の人が多い感じだったんだけど、メイクがとっても綺麗。歌舞伎メイクじゃなくて今風の付けマつけてパッチリアイメイクでみんな近くで見ても綺麗でかわいいの。で、メイドの衣装が白いフリフリレースのドレスなんだけど生地が腰元の江戸紫の矢羽根模様。細かいところ一つ一つがしっかり作ってある。
 ここで出てくるボンちゃん、巳之助さんのはじけっぷりが凄い。あそこまで吹っ切れて演じる役者根性の見事さsign01 娘がボンちゃんが3次元に出現した、と言ってましたもん。
 隼人くんの2役目のイナズマは原作ではここまで美しくないみたいなんだけど、ひたいの金のイナズマも美しくきりりとした立ち姿。
 で、ボンちゃんとイナズマは本水で立ち回りしちゃうんですけどね。思いっきり水掛けられましたw

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 今回は海賊モノは持ってなかったので、長着はちょっと波頭にも見える模様の白大島、帯は製作者が"イメージは奄美の海"と言っていた洒落袋。帯留はガラスで海のイメージにしてみた。

 なんだか語り始めるとどんどん話が広がっちゃいそうなので、書き漏らしたこともいっぱいありそうだけど今回はこの辺にしておく。
 雪月花のワンピース御膳は10月と11月で違うので次回両方画像を上げる予定←来月も行くらしい。
だって今回は席が前過ぎて舞台全体が見え難かったんだもん。
その分、猿之助や隼人くんのドヤ顔はよく見えたけど。

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