読んだもの

2009年12月11日 (金)

栗本薫「見知らぬ明日」 読了。


見知らぬ明日

グインサーガ130巻。
一足先に入手した方のBlogで薄いと書かれていたので知ってはいたけど、いつもの半分の厚さ。そして文末の「未完」の文字。
本当にこれが最後なんだと現実が迫ってくる。

もちろん物語としては、ケイロニアの騒動もまだ発端だし、シルビアの前に現れた黒い影の正体も不明だし、フロリーはやっと眼を覚ましたところだし、ヨナはまだ行方不明だし、イシュトはアヤシイ行動を始めたばかりだし、グインはやっと落ち着いてきたようだからこれから期待のラブシーンがありそうだったし。

解説を今岡さんが書いていらっしゃるんだけど、グインを他の作家が書き継いで行く件については強く否定はしていないような。
山田康生氏が亡くなった時、それ以降のルパン三世は全てニセモノとして封印した私ではあるが、もし誰かがグインの世界を受け継いだら・・・どうするかはまだ未定だ。

ただ、ひとつだけ言える事。
書き継ぐ人がいなくても、グインの世界はどこか別の次元か別の星にあって、そこでは人々が以前と変わりなく生きて、生活して、死んでいくだろう、と言うこと。

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2009年11月 4日 (水)

栗本薫「ムーン・リヴァー」 読了。


ムーン・リヴァー

イラストが天野喜孝さんなので、初期のグインみたい。
で、このムーン・リヴァーは東京サーガシリーズの最終作。
今西良と森田透の話、何だけど今回は良は登場せず。
書き下ろしで島津が作家になって、癌を患っているので彼の言葉が一つ一つ梓さまの言葉のように聞こえちゃって。
なんていうか、覚悟の上で自分の心境も吐露してるように感じちゃうのよね。

私は個人的にはBLは積極的に読むわけではないけど、BLだから忌避するというわけでもない。他のものと同じように読むだけ。
だから、その辺の(小説道場で語っていたような)心理的なものは全くわからないんだけど。
単にラブストーリーとして読んでました。
で、読みながら頭の中でずっと流れていたのがこれ。

この間亡くなった、加藤和彦さんの追悼番組で久しぶりで北山修さんを見た所為かも知れない。
ちなみに私の脳内で再生されているのは北山さんが唄ってるヴァージョンです。彼のソロアルバムに入っているのだよ。you tubeにはなかったけど。

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2009年11月 2日 (月)

山田正紀「帰り舟 深川川獺界隈」 読了。


帰り舟
山田正紀の"純"時代小説。
いわゆる"SF作家"は大きな意味でのSFだけでなく、時代小説や純文学にまで作風を広げるのが割といるような気がする、筒井康隆然り、高橋克彦然り、栗本薫然り。ほとんど読んでないけど宮部みゆきも入るのかな。
で、山田正紀。カテゴリーで言えば人情話か。捕物帳や平岩弓枝の「御宿かわせみ」のようにシリーズ物の1編といった趣もあり。だって作りがいかにもシリーズ物って感じなんだもん。次回作、期待してます。

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2009年10月25日 (日)

栗本薫「運命の子」 読了。


運命の子

グインサーガ第129巻。
これで書き上げられたストックは全て刊行され、未完の130巻を残すだけ。

今回はヨナと黒太子スカール、フロリーとスーティーのヤガ脱出篇。
終盤、グラチーは出てくるわ、トーラスの状況が語られるわ、とまたもや手に汗握る展開。
もちろん、ヨナやフロリー親子の運命は気になるけど、一番気になるのは130巻にグインが出てくるかどうか、だわ。
しかもsign03 こんなところに、ヤンダル・ゾックの名前が出てくるなんてsign01

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2009年10月21日 (水)

倉阪鬼一郎「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」 読了。


三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

通院の待ち時間とか映画祭の間の時間とかに切れ切れに読んで、昨日結局六本木に行けなかったので中途半端にあいた時間に読了。

読み出してすぐに、これって「四神金赤館銀青館不可能殺人」と同じ?とか思ったら。
いやぁ、そういう事だったんですか。にしても、倉阪鬼一郎氏、自虐的過ぎ。sweat01

種明かし篇(ネタ晴らし篇?)ってか解決篇パートでは笑わせていただきました。
最初のほうは、普段使わないような単語もあるからうすうす気づいてたけど、2番目のは、そんなとこぜんぜん気にしてませんでしたよ。
これ執筆作業(ってか計算?)大変でしたよねぇ。

バカミス史上に燦然と輝く(?)作品と言えましょう。

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2009年10月 9日 (金)

畠中恵「みぃつけた」「しゃばけ読本」 読了。


みぃつけた


しゃばけ読本

全開の「ころころろ」が刊行されている一番新しい「しゃばけ」シリーズの本で、つまりは追いついてしまって読むものが無くなっちゃったので、つい手を出してしまいました。

「みぃつけた」は一太郎5歳の時の番外編で、「ビジュアルブック」と名乗ってる大人向けの絵本。
しゃばけ世界のイラストはほのぼのするけど、お話はあっと言う間に読み終わっちゃう。
やっぱりある程度纏まって読みたいわ。

「しゃばけ読本」はwebの「しゃばけ倶楽部 バーチャル長崎屋」の中身に近い。時代背景や登場人物の説明など。
ほかにドラマ版の潜入記や役者へのインタビューなど。
これまたやっぱり小説が読みたくなる。

しばらく「しゃばけ」シリーズは出ないだろうから(どうも年一回のペースらしい)、しゃばけ以外の畠中作品に手を出しそうで怖い。
ま、しばらくは(今月いっぱいは特に)そんな暇無いから大丈夫そうだけど。

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2009年10月 4日 (日)

畠中恵「ころころろ」 読了。


ころころろ

しゃばけシリーズも8冊目。ついに刊行に追いついてしまいました。この本は今年の7月出版。
もう、どこかの平行世界に若旦那のいる江戸がそのまま続いているような世界があって、そこに若旦那や仁吉や佐助が日々暮らしていて、その世界をちょっとのぞき見させてもらってる気分。

で、今までのしゃばけシリーズは唯一の長編「うそうそ」を除いて全部短編で、大体が1話完結(ゆるやかだけど)だったのに比べ、今回は連続しているお話。
で、「けじあり」の佐助がなかなか良かったですわぁ。いやぁ、漢だなぁ。

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2009年9月29日 (火)

倉阪鬼一郎「風斬り」 読了。


風斬り

本日朝から付き添いで病院へ。
定期検査だったので検査室や放射線室のまえで待ってる時間がながい。のでかさ張らない文庫本持参で。

「風斬り」は「影斬り」に続く火盗改 香坂主税シリーズ。
横溝正史の人形佐七とか岡本綺堂の半七とか捕物帳の雰囲気の短編集。

畠中恵を続けて読んでいた所為か、頭の中が江戸モードになっていたんでちょうど良かったな。
ちょっと人情話っぽいのもあったしね。
でも、病院の廊下でうるうる来ちゃうと場所柄ちとまずかったかも。

最近滅多に(日本の)TV番組を観なくなったんだけど(ニュースくらいかな、あとはモニターとして使うだけ)、このシリーズがドラマ化されたらちょっと興味あるかも。
でも香坂主税を演る役者がいないなぁ。最近のTV俳優は時代物が似合わないし。
骨っぽい男を演れる役者って誰かしらん。

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畠中恵「ちんぷんかん」「いっちばん」 読了。


ちんぷんかん


いっちばん

畠中恵の若旦那シリーズ。
最初に手を出した「しゃばけ」が文庫本だったので文庫が出るまで待とうかと思ったんだけど、あと2,3年は掛かりそうだったのであっさり単行本に手を出しちゃいました。sweat01

「ちんぷんかん」は若き日のおっかさんの恋物語にほのぼのし、「はるがいくよ」でほろりとし。
「いっちばん」は栄吉の健気さとお雛ちゃんにほろり。
にしてもドラマ版で仁吉を演ってるのが谷原章介と知って以来、兄やが出てくると自動的に谷原章介に変換されます。前にも書いたかな? 時々りよんにも変換されたりしますが。coldsweats01

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2009年9月24日 (木)

倉阪鬼一郎「夜になっても走り続けろ」 読了。


夜になっても走り続けろ

「湘南ランナーズハイ」に続く(?)倉阪氏のランナーもの。(こんなジャンルは無いと思うww)
健康のためのジョギングをする知り合いはいるが、自分では走らない。
ので、5キロとかハーフマラソンまでは何とか理解できるけど、フルマラソンを走る人はひたすら尊敬の一言。
なので作中に出てくるアイアンマンレースとか6時間耐久とかもう理解を超えてる。なのに24時間ですってsign02
作中の解説によれば、ずっと走り続ける必要はなくて途中休憩入れたり歩いたりは自由らしいけど。
そもそもこれが作中の設定なのか実際にそうなのかがすでにわからない。
もうクラニー先生、凄い世界に行きっぱなし。

で、内容。
「湘南ランナーズハイ」と重なるような、今までの倉阪作品に共通した異世界との接点やマラソンに関する話などで構成されてます。
ま、そもそものヒロインがちょっとこれはありかsign02って設定だけど。ww

イラストがラノベ風(でもヘタウマ系sign02)なのは意図的sign02
あと、帯のカリスマ書店員に苦笑。・・・最近は書店員までカリスマなのか。

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