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2016年11月

2016年11月11日 (金)

吉田篤弘「電球交換士の憂鬱」 読了。

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電球交換士の憂鬱 [ 吉田篤弘 ]
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 吉田さんとクラフトエヴィング商會の作品はいい意味で現実感のないファンタジー。
どこかのパラレルワールドのどこかの日本に似たような国。
そこにいるかもしれない人々のお話、と言う感じ。
普通に日本語を話している人なんだけど、毎日あくせく暮らしてない人。

 と思ってたんだけど。
今回の連作短編集はちょっとだけ雰囲気が違う。
主人公の電球交換士・十文字扉。と行きつけのバーのママ、常連のみんな。
この辺までは今までのようにほわんとしたベールの向こうのような感じ。
だけど、今回は恋愛話が出てくるの。
ほんのちょっとだけどね。もちろん今までも誰が誰を好きで…とかって出てたけど、今回のはほんのすこしだけ現実世界っぽい。ちょっとだけ香りがついてる感じsign02

 いつものクラフトエヴィング商會の世界にほんのちょっとだけ入った香り…
この作品の次に出た「台所のラジオ」にはなくて、またいつものクラフトエヴィング商會の世界だったから、この作品だけが例外なのか、それとも次かその次にはまたほんのちょっとだけ香りの違う作品が出てくるのか…
その辺はまだ不明。

 中心にいつも出てくる白熱球はいつものようにふわんとしたあの雰囲気のなかにいるんだけど。
そして。
読み終わるとカレーが食べたくなるw

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「舞踊・鷺娘」「無声映画・忠臣蔵」「血煙高田馬場」 東京国際映画祭 歌舞伎座スペシャルナイト

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 今年の歌舞伎座ナイトは菊之助の舞踊と無声映画。
サムライ賞の表彰式などは独立した模様。

 まずは定式幕が開くと舞台の真ん中に古館一郎。
喋る、やたら喋る。 その場で思いつきで喋ってるんだろうけど「古館が出ると聴いてチケットを買った客がかなりいる」「一万円でこれはお得」などと下品なことばかり。
スタンダップコメディアンのようにそのまま30分以上。
で、古館が弁士を演るとの触れ込みの「血煙高田馬場」は10分足らず。それも映画の語りはなし。ただ単にフィルム観て感想言ってるだけ。端役で出ている伴順三郎をやたらピックアップ。まさかほかの事を知らなかったわけではないだろうけど。…まさかね。
あのお社は位置からして穴八幡だよね? そんなことも全然言ってなかったな。
にしても、これだけで1時間だなんて酷すぎsign01


 「忠臣蔵」
打って変わって、まともな無声映画。
去年だったか一昨年だったかに発見されたフィルムをデジタルリマスターして今回が初お披露目の映画。
弁士は片岡一郎さん。
楽士は今回は三味線・ピアノ・鳴り物。 31日にTOHOシネマズで上映したときは薩摩琵琶だった。
主演は尾上松之助。
映像も素晴らしかったし、1時間もない映画なのでストーリーは討ち入りメインのすっ飛ばしまくりだけど、面白かった。
弁士の片岡さんも語りがきちんと納まる気持ちよさ。
そしてびっくりしたのが楽士の皆さん、ほとんどアドリブで演奏してるんですってよ。
唯一残念だったのがお三弦がいるんだったら討ち入りのちゃんばらシーンでお約束のを演奏してほしかったかな、って事くらい。でも曲名知らないわ。口三味線でしか伝えられないsweat01

休憩後。「鷺娘」
私は玉三郎の鷺娘しか観たことなかったけど、菊ちゃんは観る前から大期待sign03
私的現在の若手女形2大美形のひとりだし。

もうね、登場から息を呑むほどの美しさ。
でも、哀しそうじゃないの。菊ちゃん、幸せなんだろうな。幸せオーラ振りまいてるの。
同行者いわく「どうせもう死ぬなら駄目モトで告白しちゃおっsign01 そしたらOKされちゃったsign01 ラッキーheart01って感じの鷺娘だよね。」 確かに。
薄倖ではないけど、それはそれは美しい鷺の精が精一杯生きて幸せに昇天していく姿が見えましたもん。

唄方や音方はあまりよくわからなかったんだけど、糸方のタテは杵屋巳太郎さんでした。菊五郎劇団の方だしね。
手ごとのお三弦も見事でしたねー。ひとりちょっと音のアヤシイところがあったけどw

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「シェッド・スキン・パパ」(脱皮爸爸 ・Shed Skin Papa) 東京国際映画祭EXシアター六本木

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 10月26日と28日に上映されたんだけど、両方とも21:20~
この時間の上映で26日はキャストと監督・原作者のトークショーあり。(28日は監督のQ&Aのみ?)
トークショーには呉鎭宇・古天樂・監督の司徒慧焯・鎭宇仔仔・女優2人・佃典彦と大量参加。
ほとんどの時間は呉鎭宇&古天樂・司徒慧焯だったけど、それでも1時間近かったような…
ちなみに鎭宇仔仔は夜遅かったせいもあり最初は来ない予定だったらしい。今回がワールドプレミアだったから観に来たのかな。上映中に後ろのほうから子供の笑い声が聴こえてて、パパのシーンでよく笑ってたからもしやと思ってたけど。

 で、映画。
去年あたりだったか香港話劇團のサイトで「脱皮爸爸 」の記事を見て、原作が日本の舞台劇とあってちょっと興味を持ってたんだよね。
寡聞ながら作・演出の方も劇団も知らないところだなぁ、と思ってたら在名の劇団だったみたい。
日本の題名は「ぬけがら」。 で、香港では「脱皮爸爸 」。具体的になってるなw
今回の映画化では舞台演出の司徒慧焯が初の監督に。
舞台と映画ってかなり違うと思うのでこの辺の話も聴きたかったかも。

 舞台とどのくらい違うのか、どのくらい同じなのかがわからないけど、呉鎭宇の回想シーンなんかは映画のほうが自由度が高いからその辺はずいぶん違うんだろうな、と推測。
 そもそもストーリーがかなりシュールなのでw
ま、今回がワールドプレミアで香港でも公開はこれからなので内容の詳細は描かないほうがいいかな、と。

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 トークショー後のフォトセッション。
鎭宇仔仔、かなり眠そう…
古天樂真っ黒w
女優2人は大陸の人でトークは北京語で。と言うことは映画は吹き替えだったんだな。

この時点で11時半過ぎてたような。
なのでサインは無し。
ちょっと遅めに出たらちょうどご一行を乗せたミニバンが出て行くところでしたよ。
この時間だと撤収が早いな。

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2016年11月 8日 (火)

「メコン大作戦」(湄公河行動・Operation Mekong) 東京国際映画祭 EXシアター六本木

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 今年の東京国際映画祭の1本目。
10月26日の上映を鑑賞。

 今年はチケット販売が大問題で、システムが変わる・発売開始時間が10時から12時に変わる・発券システムが変わる、といろいろ心配だったのに加え、私は発売日はちょうど香港で秋生哥の舞台観に行ってるときで個人的にはものすごく大変そうではあったんだけど。

 発売初日に繋がりにくいのは今までもあったけど、今回は1時間以上繋がらない、繋がっても途中で切れる、その上カード決済途中で切断されたのが決済通ってたりして大混乱。
Twitterなんかでやり取りしながらアクセスしてたんだけどみんな切れまくり。
香港のホテルLANで重いのかと思ってたら日本でもそうだったらしいし。
買えたはずのチケットもなかなかメールが来ないので2重3重に買ったりして…
ま、ダブりは返金してくれたからいいんだけど、来年はまともになってほしいわ。

 その所為だけではないんだけど、今年はなんとこれと次の「脱皮パパ」と歌舞伎座ナイトだけsign01

 で、メコン大作戦。
舞台がゴールデントライアングル。
なんか20年くらいの香港映画に良く出てきた印象。
黒社會の取引とか現地視察(?)とか。「違域」とかもこの辺が舞台じゃなかったっけ?
そんなイメージしか持ってなかったんで、なんで今更?と思ったら、この映画実際の事件が元になってるそうで。

 冒頭の中国船が襲われて麻薬バイヤーの汚名を着せられて惨殺された事件が実際あったらしい。
その事件を下敷きに作られたのがこの映画。

 メコン流域のどこかの街に潜伏中の麻薬取締官・彭于晏。
中国人の汚名を晴らすため、大陸から派遣されたSWATのボス・張涵予。
 辛い過去を持つ陰のある男・彭于晏、ちょっといままでのイメージと違う汚れ役sign02←私的には台湾映画のさわやか好青年のイメージしかないsweat01
 これまたいろいろ過去のあるリーダー・張涵予。
この部隊のメンバーがコードネームがみんな神様なんだけど(二郎とか哪吒とか)リーダーは包公らしい。あんまり劇中には出てこなかったけど。ってかだから色が黒いのかsign02

 ゴールデントライアングルを作り上げた麻薬王・クンサーの後継者で現在のリーダー・Pawarith Monkolpisit。
映画観ながら、どこかで見たような気がするなぁ、と思ったら「バンコク・デンジャラス」に出てたらしい。
その麻薬王と通じてる軍人・Vithaya Pansringarmも見たような顔。
現地側の俳優さんはタイの俳優が多いみたい。

 で、彭于晏の彼女を罠にはめた麻薬密売人・盧惠光。なんか久しぶりに観た気がするわ。
相変わらす嫌なやつ(もちろんほめ言葉)。

 SWATメンバーは大陸の俳優さんがほとんどなのでよくわからない。
あとは前作「破風」に引き続き出演の吳嘉龍。

 林超賢監督だからいつものように火薬大目のアクションシーン山盛り。
お店壊しまくってるしw
そしてジャーマンシェパード大活躍。

 今回リアルに徹するために少年兵が出てくるんですが、その辺の描写がいろいろ凄い。
某所でこのシーンがネックになって日本では公開できないんじゃないか、と言うつぶやきもあったくらい。
たしかにあれは編集なしで公開は難しいかも。

私的には「破風」とこれ、2本続けて大陸関係の映画だったので次回は香港か澳門が舞台の映画を作ってほしいんだけど今の情勢だと難しいのかなぁ、やっぱり。

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2016年11月 5日 (土)

「土屋雄作 1st Album「SUBMERGE」リリース記念LIVE」 ヤマハ銀座スタジオ

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 10月22日のライブ。
つっちーのソロCD発売記念ライブ。
銀座のヤマハは上のホールは行ってるけど、地下のスタジオは初めて。
やっぱりホールとは雰囲気が違う。
つっちーのライブはこっちのほうが合ってるな。

ちなみにAmazonでのCDカテゴリは"ジャズ・フュージョン"なんですって。
…考えたことなかったけど、たしかにオリジナルはクラシックじゃないし、ポップスでもないよね。

ま、ジャンルがどうとか関係なく、つっちーの音楽、ですけどね。
今回は特にテーマが生まれ育った「東京」。
本人は下町とか言ってましたが充分オシャレな東京でしたよ。

Band Member

齋藤純一 Gt
柴田敏孝 Pf/Key
酒井太 Ba
村上広樹 Dr

--------------以下セットリスト------------

1. SUBMERGE
2. MERGE

3. CHOP!
4. Cafe Riverside

5. Sicilienne for Violin&Bass
6. Scarlet of Paris
7. fuu - ALIAKE

8. DOWNTOWN POEM

ゲスト 矢野あいみ
9. 雨がふる少し前 - 矢野あいみ
10. サリーガーデンズ - アイルランド民謡

11. LUMINOUS
12. FRAME OUT
13. TOUGHNESS

14. MODERATE MORNING

アンコール
15. NOCTUNE

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4のCafe Riversideと6のScarlet of Parisはつっちーオリジナルだけど以前の曲。
Cafe Riversideは19歳のときに作った曲ですってsign01
ちょっと恥ずかしがってたw

ゲストの矢野あいみはアイリッシュハープの弾き語り。
オリジナル曲を弾き語りで、その後彼女を知るきっかけになったと言うサリーガーデンを二人で。


ライブはFacebookでライブ配信してくれたんで、反芻しております。

このURLで観られるかな?
土屋雄作 / Yusaku Tsuchiya
↑つちーのFacebookページに行くので10月22日のライブ配信を探してください。

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