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2016年6月 8日 (水)

「聖なる聲 聲による祈りの響きを実際に味わうシンポジウム」 国際基督教大学礼拝堂

Sacredvoices_2

 国際基督教大学(ICU)宗教音楽センター主催のイベント。
聲明やグレゴリオ聖歌は何度か聴いたことはあるけど、今回は演奏&レクチャー付きでキリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教・仏教の音楽が一堂に会する稀有な機会。

 ICU内部は初めて入ったんですが、日本とは思えない広々とした敷地!
まず正門から入って100mくらいでバス停(大学行きはここまで入るみたい)のロータリー。
その後同じくらいの距離を歩いてやっと礼拝堂入り口に到着。
このアプローチが桜並木なので春は美しいでしょうね。
留学生らしき人が自転車で移動していたけど、納得の広さ。

 礼拝堂も大きな建物で2階席も含めると300人くらいは入れるのかな?
今回は予約だけで満員だそうです。
 
 ちなみにそれぞれ約45分で午後1時から始まって終了は5時の予定。
でも長さはあまり感じなかった。

 
 開会挨拶 宗教音楽センター長 マット・ギラン

 演奏・対話 グレゴリオ聖歌
  今回は復活祭のミサ曲を聴き、その後当時の譜面と演奏法のレクチャー。
  パンフレットに当時の譜面(四線譜)や抑揚だけ付いた譜と現代の五線譜が掲載されていて、指揮の意味を聞いたあと実際に指揮にあわせて「ハレルヤ」を歌う!というレクチャー。

 演奏・対話 クルアーン詠唱
  礼拝の時間を知らせる詠唱。
  朝一番(午前3時!)と他の4回は違うそうで、まず朝の詠唱。次に昼の詠唱。
  コーランは全て暗記するそうで、コーランを唱えるときはメロディがつくそうだ。お経と同じだね。
  グレゴリオ聖歌の次だった所為か、とてもオリエンタルな雰囲気。音階がアラビアか中東なんだろうな。

 休憩をはさんでヒンドゥーの基調講演と演奏
  ハルモニアという扇型の蛇腹の付いた3オクターブくらいの箱型のオルガンを弾きながら詠唱。
  歌うというよりも仏教の読経のような感じ。
  実際のミサ?法要?(ヒンドゥーではなんと言うんだろう)では、繰り返し部分を一緒に唱えたり、合いの手のようなものを入れたりするらしいんだけど。老師が促すように手をこちらに向けると、つい歌いたくなるんだけど残念ながら何を歌ったらいいのかわからず。

 演奏・対話 聲明
  真言宗智山派の聲明。
  礼拝堂の後ろの入り口から入場。ちょうど真ん中の通路脇の席だったんだけど、脇を一行が通り過ぎた後、天井の丸い照明が床の大理石に映っていてまるでろうそくが置いてあるようで荘厳な雰囲気が増してた。
  聲明を観る(?)時にはほぼ必ずプログラムにある「散華」のほかにシンバルのような「鉢」を使った曲などを聴く。
  その後、老師のレクチャーで聲明の歌い方を書いたいわば楽譜を見ながら、どう見るのかとか歌い方の説明。
  この辺、グレゴリオ聖歌と同じで独特の表記をしているのでとても面白かった。
  聲明そのものは何度か聴いてるけど、レクチャー受けたのは初めてだったし。

 それぞれの宗教でトランス状態にするためのアプローチが少しづつ違い、その辺も面白かったな。
宗教ではあるけど、音楽的な切り口ってなかなか無いので、もし機会があるならまた開催してもらいたいですわ。

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