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2015年12月

2015年12月26日 (土)

「林英哲コンサートスペシャル2015 演奏活動45周年前夜祭コンサート」 オーチャードホール

151214

 14日に行われたコンサート。
今回は来年が演奏活動を初めて45周年だそうで、副題が「演奏活動45周年前夜祭コンサート」。
いつものリサイタルとはちょっと違ってゲストが2人。
毎年のリサイタルはテーマに沿って構成されるけど、今回は第1部がゲストとのセッション、第2部がオリジナル。

上妻さんと英哲さんのセッションは以前に聴いたことがあるけど、山下洋輔さんとのセッションは今回初めて。
期待でドキドキしながら開演を待つ楽しみsign01

そして、毎年観るごとに変わっていく風雲の会のみなさん。
去年までは上腕はなかなかだったのに後姿(背筋)がイマイチな感じで惜しかったんだけど、だいぶ出来上がってきた感じ。
イイ感じのスタイルになってきましたねぇ。

---------------- 以下 セットリスト --------------------

1. 「前へ!」
2. 「YOSARE」 with 上妻宏光
3. 「宴」 with 上妻宏光
4. 「アクプントゥーラ」 with 山下洋輔
5. 「ボレロ」 with 山下洋輔

休憩

6. 組曲「澪の蓮」
  序章 樹の聲
  一章 山幸Ⅰ
  二章 澪の蓮
  三章 海幸
  四章 山幸Ⅱ
  終章 忘憂

7. 「寿ぎの歌」

---------------------------------------------

英哲さん作曲のソロで幕開け。
締太鼓・団扇太鼓などを組み合わせたいつものセット。

最初のゲストの上妻さん。
「YOSARE」はよされ節をモチーフにしたオリジナル。
「宴」も彼の作曲。
…演奏はいいけど、いつも彼のファッションセンスが気になる。今回はジャージ?って思っちゃうようなてろっとしたパンツ。

続いて山下さん。
「アクプントゥーラ」は山下さんが紹介して以来英哲さんも掛かり付けという整体師さんがテーマ。
お二人ともあの演奏なので腰痛持ちで、全身をほぐすために針灸マッサージで整えてもらうらしい。
その感謝と尊敬の念を込めている…らしい。
山下さん曰く「この曲は英哲さんとしかしない」。
貴重な機会でした。
「ボレロ」はあのレベルのボレロ。
あの出だしのリズムを太鼓が刻んでピアノがメロディに入ったところで全身がぞくぞくしてきた。
初めてナマの山下さんを聴く娘が「あれだけ好き勝手してるのにちゃんとボレロだ!」と感激しておりました。
このボレロはここ限り、2度と同じボレロは聴けないと思うと一期一会を感じます。
そして肘打ちも必然なんだとわかる。

感動のまま休憩に入ったんだけど、休憩中に調律師さんが舞台袖でピアノの調律してて。
1部は袖幕もホリゾントもないむき出しの舞台だったので、調律の音が聞こえてて山下さんの演奏だと小まめに調律が必要なんだなぁ、と思いながらもちょっと笑っちゃった。エッセイのお出入り禁止の話を思い出したので。

2部の最初は英哲さんと風雲の会(上田秀一郎、はせみきた、田代 誠、辻 祐)で組曲。
以前聴いたときもそうだったんだけど、この曲を聴いているとトランス状態?なのか、ふわーとしてきてちょっと意識が飛ぶ。必ずこの曲。もう3度目くらいかな。なにがシンクロするんだろう…?

エンディングの「寿ぎの歌」
英哲さん、上妻さん、山下さんのソロがいつもながら聴き応えあり。
山下さんのピアノが舞台奥に向かって斜めにセットしてあって、手元が良く見えるのが嬉しい。

ほぼ年に1回だけど、特に今年は毎年リサイタルに行けることがしみじみ嬉しかった。
ちょっと回りで身体の具合を悪くする人が多かったので。
来年の45周年も楽しみにしてます。

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2015年12月22日 (火)

「SOUND THEATRE GALA CONCERT 2015 MARS RED ~Vampire Club~」 日本橋三井ホール

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 続いてのソワレは「MARS RED ~Vampire Club~」
初演は13年で3ヶ月前(9月)に再演があったばかり。
sound theatreは、と言うかツッチーは?なのか、ともかく初演と再演でかなり音楽が変わってたりする。
バンド編成も変えてたりするし(CROSS ROADみたいに)。
再演は観にいけなかったので、初演のイメージのままだとちょっと辛いかな、と思ってたんだけど。

 結論から言うと初演でちょっと不満だったところが変わってて満足度UPでしたわ。

こちらのミュージシャンは
 Vn.  土屋雄作
 Gt.  真鍋貴之
 Drs. YUJI
ここまでマチネと一緒。
 EB.  リウ
 三味線 福居一大
 Vol. 小湊美和

---------------- 以下 セットリスト ----------------------

1. 飛帝円舞
2. Infection
3. 残月
4. KAWATALE b
5. KAWATALE c
6. KAWATALE d
7. 零機関
8. 夢枕 a
9. 夢枕 b
10. YOSHIWARA
11. Thousand books
12. Once upon a time in the theatre imperial
13. 大正錯乱
14. 葵のテーマ
15. Flame
16. 最臭兵器
17. 赤いヤギの歌
18. Wings that black
19. 飛帝円舞

アンコール 大正錯乱

---------------------------------------------

ソワレは最初の「飛帝円舞」がノリのいい曲と言うこともあったのか、オープニングから観客ノリノリ。
ま、「MARS RED」のほうがアップテンポな曲が多いしね。

ヴォーカルと三味線が初演と変わったので同じ曲でもイメージが違う。
今回はヴォーカル曲多めになってたし。
一番嬉しかったのは初演で吉原のシーンに津軽と言うとんでもなく野暮なことがあったのが、今回はきちんと細棹になった点。
今回の席が下手側だったんだけど、三味線は上手側だったのでちょっと遠くてしっかり確認が出来てないんだけど、地歌や長唄の象牙の撥じゃなくて、鼈甲の撥を使ってたんだよね。津山はもうちょっと大きかった気がするんだけど、津軽の撥で細棹弾いてたのかな…?

ヴォーカルの数え歌(夢枕…?)がこぶし効いててちょっと民謡調だったのが残念。
この曲はもうちょっと粋にして欲しかったな。

ツッチーのヴァイオリン、真鍋くんのギター、リウくんのベース、YUJIさんのドラム。
もうはじけて好き放題sign03
気持ちよくノレましたsign01

アンコールで総立ち状態。
総立ちで踊ってるなんてsound theatreではなかなか無いsign02

マチネ・ソワレ続けた3人は相当疲れてたと思うけど、特にドラムのYUJIさん、アンコール終わって前に来るときフラフラ。
カーテンコールで2度目に出るときにはリウくんと真鍋くんに両側支えてもらって出てきたくらい。
演奏も凄かったけど、メンバー紹介のときのドラムソロ(2回ともsign01)も凄かったsign01

今回のガラコンはいつもsound theatreを観ながら思う"曲だけじっくり聴きたい"と言う願いが叶ったコンサートだったけど、聴いてるとやっぱり脳裏に科白やシーンが浮かんでくるのよね。
来年の新作にも期待しましょう。

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「SOUND THEATRE GALA CONCERT 2015 Valkyrie ~神々の調べ~」 日本橋三井ホール

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 13日に行われたsound theatreの音楽だけを演奏するガラコンサート。
両方ともsuper sound theatreで会場が舞浜アンフィシアターで演出が派手だった思い出が…
そういえばツッチーが「本公演の思い出を… 暑かった(すぐ近くに炎がw)とかじゃなくて…」とトークで言ってたなw
本公演と同じくストーリーに沿って演奏するので、ストーリーテラーとして諏訪部順一・高橋広樹。
二人とも両方の公演に出演してたので、そのときのキャラ設定に沿った語りを。ある意味書き下ろし。

で、マチネ・ソワレ別メニューでマチネは去年(14年)の「Valkyrie ~神々の調べ~」
ミュージシャンは
 Vn.  土屋雄作
 Gt.  真鍋貴之
 Vc.  斉藤孝太郎
 Drs. YUJI
 Hp.  村上奈菜子

---------------- 以下 セットリスト ----------------------

1. Archaic Whispers / Gradual Ruin
2. Constellation
3. 入城の曲
4. ワルキューレの騎行
5. アスク・エムブラ
6. 神の草原
7. Rotten Apple
8. Miserable Shack
9. Stone Head
10. クケリのテーマ
11. 天界封鎖
12. Beginning of the END
13. Valhöll Jig
14. ノルンの歌
15. God Bless Me
16. Faithful Ice
17. ドワーフ
18. into the sea
19. クケリのテーマ2
20. Lost Love
21. Ragnarök Suite
22. 神の草原 2
23. Archaic Whispers / Gradual Ruin 2

アンコール Valhöll Jig

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いつものようにツッチーはヴァイオリンと5弦ヴァイオリン。
真鍋くんは12弦ギターとクラシックギター、エレキギター。
斉藤さんはチェロとエレキチェロ。エレキチェロは頭から指板部分だけでストラップをつけて立って演奏。胴板の形したフレームって取り外せるのかな? もしくは取り外しちゃったsign02

本公演ではあまり動けなかった(物理的にも)所為か、今回のステージではみんな結構好き放題w
真鍋くん、斉藤さん、YUJIくんはヘッドバンギングし放題って感じだったしw あ、斉藤さんは本公演でもしてたなw 
ツッチーもアイコンタクト以上にメンバーを煽ってましたw

客席は最初反応に戸惑ってて(すぐに語りの二人が登場したりした所為もあって)拍手のタイミングとか合わなかったんだけど、だんだん温まってからはいい感じになってました。
語りの二人がトークのときにキャラを外れて煽った所為もあるだろうけど。

先行で取ったのにスタンド席だったんだけど、返って全体が見渡せてよかったかも。

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2015年12月21日 (月)

「熱海殺人事件」 紀伊国屋ホール

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 8日からの公演で9日に観劇。
久しぶりの紀伊国屋ホール。
初めて熱海殺人事件を観たのもここだったなぁ。
なんだかんだで20回近く観てる。
満員ぎっちりで、両側の通路に2人ずつ体育座りして観た記憶もあるわ。立ち見じゃなくて座り見…sweat01
席は出来るだけ上手通路側。大山金太郎がここを通るから。座ってる人をかき分けながら舞台に向かっていった金ちゃん…。

 当然私のイメージは
木村伝兵衛   三浦洋一
熊田留吉    平田満
大山金太郎   加藤健一
ハナ子     井上加奈子

あれからずっと形を変えながら「熱海殺人事件」は上演されていたけど、今回30年ぶりsign02に行ったのは風間杜夫&平田満が復活するから。(中尾と聞いて"バイキンマンsign02"と思ったのはナイショw)
 と言いながら、実は風間伝兵衛は初。

平日マチネ、にまず驚き。明治座に団体バスで行くオバちゃん達のように紀伊国屋ホールで昔を振り返る団塊世代…。 定年過ぎてるからマチネのほうが良いのかね。
なんだか最近団塊向けの興行が増えて、来日するのもポール・マッカートニーとかエリック・クラプトンとかCHICAGOとか。今っていつだっけ?な感じだし。
その余波でこっちも助かるけど。

 で、30年ぶりの舞台。
平田満が留吉sign01
あの頃と比べれば老けてるんだろうけど、目の前にいるのはまごう事なき留吉。一瞬にして時がとんだsign03
風間杜夫は…。
つかこうへいの舞台のテンションを維持するのがちょっと大変そう。一番アグレッシブだしね。
私的にはどうしても三浦さんが脳裏で語りかけてくる。仕方ないけど。
愛原実花、つかこうへいの娘だそうです。たしか宝塚行ったんだよね。ハナ子の泥臭さは全くなし。オッシャレーなハナ子。科白との乖離が凄かった。ま、知らない世界だもんね。
中尾明慶。知らない人。もちろん初見。この人には申し訳ないけど、全篇加藤健一が演じてました。声もリアルに再現されて。登場がマイウェイじゃないし。科白ひとつひとつを脳内で加藤健一の大山金太郎が喋ってた。さすがにあれだけ観てると忘れないもんだねぇ。

 つかこうへいが演出していた頃なら変えていたであろう科白がそのままなので、そのレトロなこと。
で、演出が中途半端に今風にしてるので(決めポーズで効果音つけるとか)違和感が半端ない。

私的には過去の亡霊にあった気分。
過去の想い出はそのままにしておくのがいいのかも。

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2015年12月17日 (木)

岡田鉄平ソロアルバム「BRILLIANT」発売記念ツアー 焼津公演 こはりどりーむホール

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 今回のツアーは東京・福岡・名古屋・大阪&北九州(ディナーショー)と焼津。
ツアー全体としては大阪が楽日だけど、私的には3日(木)のこの焼津が楽日。

 焼津、と言うか静岡はスギテツデビュー以来(?)ご縁のある場所らしくいろいろ静岡限定(おやすみCDとか)もあるけど、ソロでも東名阪+福岡&北九州(ここは出身地だからね)に加えて焼津。
ちょっと不思議、ってか静岡羨ましいsign01

 会場は地元の子供たちも発表会なんかで使うところらしい。
素朴と言うかちょっとうらぶれ感漂ってると言うかしょぼいと言うか…。
なのに(とか言うと失礼だけど)備え付けのピアノはベーゼンドルファーsign03

ローカル枠特有のゆるゆる感満載でお送りしました、って感じ。
なので鉄平ちゃんもリラックスしまくりw
紀尾井町での緊張感たっぷりの丁々発止なやり取りの1週間後とは思えないw
ピアノは近藤さん。この包み込むようなゆったりした伴奏だから、と言うのもあるだろうけど。

------------------以下 セットリスト----------------

1. メンデルスゾーン : 弦楽のための協奏曲第3楽章
2. ヴェニエアフスキー : モスクワの思い出
3. パガニーニ : ラ・カンパネラ
4. ヴィヴァルディ : 四季より「夏」

休憩

5. ベートーベン : ソナタ「悲愴」1楽章 (ピアノソロ)
6. バッハ : シャコンヌ (無伴奏)
7. カッチーニ : アヴェマリア
8. サラサーテ : ツィゴイネルワイゼン
アンコール タンゴ・ジェラシー

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セットリストは名古屋と同じ。
アンコールのタンゴは近藤さんの伴奏のほうが良かったな。
森下くんと鉄平ちゃんのタンゴはきっぱりしててテクニカルポイントは凄く高いんだけど、二人揃って色気が全く無いからなぁ…sweat01

20151203


 ←ちなみにこれがサロン備え付けのベーゼンドルファー。

これでソロコンは終わってしまったから、次の楽しみは来年2月に出る新譜とそのツアーかな。

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2015年12月14日 (月)

「ヨコハマ・黄昏・忘年リサイタル」 Yokohama O-SITE

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 年に1・2回くらいの頻度で行われている、いつものスギテツ"じゃない"、でもクインテットでもない、ゆる~いライブ。
今回もトークはノープランとかでいろいろ"ここだけの話"炸裂w

 今回のゲストは浅野祥くん(津軽三味線)、武井英哉さん(チェロ)、田ノ岡三郎さん(アコーディオン)、真鍋貴之くん(ギター)。つっちーの出演が無いのが寂しい…←くどい性格w

 会場は4月に「夢の超特急楽団」レコード大賞受賞記念ライブのあった横浜O-SITE。
バーカウンターが別の場所(別の店?)にあって席を確保してからいったん外(ビル内だけど)に出てドリンクを取りにいかなきゃいけない不思議な構造。
なので動線が重なって出入り口付近が混雑する。
ちょっとその辺が困るかな。あとは新しいのに雰囲気は古びた感じw
その理由はもともとが映画館だったから…なのかな。

 ところで。
このライブのタイトルって30代後半以上じゃないとわからないよね?w

-------------------以下 セットリスト-------------------

スギテツ in

1. White Christmas+剣のずいずいずっころばし
2. ゲゲゲのペールギュント

真鍋貴之 in

3. ブルース・ユーモレスク
4. バタフライ (Vn.+G)
5. NAVY BOSSA ~軍艦マーチ ボサノヴァヴァージョン~

真鍋貴之 out 武井英哉 in

6. バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 (Vc.)
7. シューベルトの子守唄
8. ラストエンペラーのテーマ

武井英哉 out 田ノ岡三郎 in

9. エリック・サティ je te veux (Acc.)
10. OVERNIGHT EXPRESS (Acc.+Pf.)
11. 2億4千万の瞳

田ノ岡三郎 out 浅野祥 in

12. 津軽じょんがら節 (津軽三味線)
13. ソーラン節 (津軽三味線)
14. ラ・津軽じょんがネラ (Vn.+津軽三味線)
15. 日本舞曲第五番

アンコール (全員)

16. リベルタンゴ
17. イカ釣りの唄

-------------------------------------------

オープニングのホワイトクリスマス(+剣~)を演奏後、「これで、季節のフリは果たした」「ここからはノープランで行きます」と宣言w

「ゲゲゲのペールギュント」は先日亡くなった水木しげる追悼。

「バタフライ」はアイリッシュのほう。

「OVERNIGHT EXPRESS」はアルバムではピアノソロだけど、杉浦さんがAcc.+Pf.にアレンジ。 むちゃくちゃ良かった。

アンコールでは全員のソロ入り。

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←前回はごちゃごちゃで気がつかなかったんだけど、前方はスタンディングフロア(今回はそこにパイプ椅子)で後方が以前の映画館の椅子がそのまま。
手前のベンチは改装時に取り付けたのかな。

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2015年12月12日 (土)

「念念」(念念) FILMeX 有楽町朝日ホール

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 FILMeX最後は張艾嘉監督作品。
今年は審査員でもあり、彼女の出演作も監督作も上映されてある意味張艾嘉のための映画祭。

 台湾東部の緑島(火焼島)に住むユーナン(育男)・ユーメイ(育美)兄妹。
両親の離婚で兄は父と島に残り、妹は母と台北に。離れ離れで育ち20年近く。
ユーナンはある日母から寝る前に聞かされていた物語の絵本を知る。

母役は李心潔で過去(回想シーン)しか出てこないんですが、大人になった育男は柯宇綸、育美は梁洛施。
この映画、梁洛施の本格復帰後初の映画だったようです。最初誰かわからなかったよ。
この親子3人+育美の夫役・張孝全がメインキャスト。

上映終了後友人達と話してて、最近の台湾映画ってファンタジー方向に行くパターンがわりとあって、これを受け入れるかどうかで台湾映画の好き嫌いが別れるんじゃないか、と言う話になったんだけど。
たしかに台湾映画ってファンタジー系に行くパターン多いな。
日本のメディア(マンガやラノベ)ではSFファンタジー設定当たり前だから、日本では受け入れやすいんじゃないかと思うけど。もしかして日本のSF好きが台湾に行ってファンタジー全盛になったのかしらsign02

話し全体はとても好きなパターンなんだけど、細かいところが突っ込み甲斐のありそうな雰囲気がそこここに。
育美が台北に行った後とか…。

 ところで、私的には火焼島といえば金城武の「火燒島之橫行霸道」。
秋生哥が常にクラシックを流してる刑務所長という役で思いっきりステロタイプな演技を披露してましたw
今は観光地なのねぇ。


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「戯夢人生」(戯夢人生) FILMeX 有楽町朝日ホール

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 FILMeX 特集:候孝賢の1本。
候孝賢は好きな監督なんだけど、初期の阿B出演のアイドル物(ステキな彼女・風が踊る・川の流れに草は青々・辺り)を観ていて、彼の時間感覚と私のそれがシンクロしすぎていつもとても気持ちよく眠くなる…ということに気づきw
その後の「風櫃の少年」辺りからあんまり観てなかったのよ。

で、今回の特集で未見の作品をいくつかスクリーンで観ておきたいな、と。
残念ながら「非情城市」はよんどころない事情で行けなかったんだけど、これはなんとか時間が作れたので11月29日の上映を観てきた。

 人形芝居の布袋戯の演者・李天祿の半生記(亡くなる所までで無く、WW2終戦まで)。
李天祿本人の語りとドラマ部分とで成っているセミドキュメンタリータッチの映画。
ドラマ部分の李天祿は林強で父親は蔡振南。

上映時間142分が全然長く感じない中身の濃さ。
戦前の布袋戯の位置付けやどんな生活だったか、日本の統治時代になってからの変遷。
元々は町や村を回って上演するものだった布袋戯を統治時代に日本への忠誠を教えるための手段に使うと言う考えには驚き&感心。現代で言えばマスコミを使って(ある意味)洗脳するのと同じだわな。
布袋戯の人形は古装の衣装しか知らなかったけど、軍服を着て日本軍のために戦う布袋戯sign03

劇中劇の布袋戯も興味深いものばかりで、一度ナマで粤劇を観たいと思ってるんだけど布袋戯も観たいなぁ。


上映終了後、候孝賢監督登場でQ&A。
と言うか監督喋りっぱなしw
ポストプロダクションは日本でしたところが多いらしい。
機材とか技術の問題もあるけど、政治的な問題もあったらしいよ。

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2015年12月11日 (金)

「酔生夢死」(酔・生夢死) FILMex TOHOシネマズ日劇3

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 張作驥監督の新作。
前回の「夏休みの宿題」(暑假作業)はのどかな田舎が舞台だったけど、今回は台北の下町(?)
黒社會映画に片足突っ込んでる感じの設定だけど、ある意味今回もいろいろ問題のある親子関係の話。

 アル中の母親(呂雪鳳)と暮らすラット(老鼠?)(李鴻其)。兄(黄尚禾)はアメリカに留学し母子二人だけ。
兄貴分のホスト(鄭人碩)とその彼女(王靖婷)と裏社会で生きている。母は死亡し、アメリカから兄が帰ってくる。
ある日知り合った娼婦の少女(張寗)と付き合うようになるが…

 前作はのどかで爽やかな田舎が舞台だったけど(中身は離婚寸前だったりしたけど…)、今回はバーのママな母親、チンピラの主人公、ホストと夜の裏社会な感じ。時折映る河もどよんとした都会の川。
金馬奬に6部門(だった、と思う)ノミネートされてる前評判の高い映画だったんだけど、どうも私と周りのみんなの反応はイマイチ。
人物的に、ってか私好みの俳優がいなかった所為かも知れない…sweat01

 映画そのものには関係ないんだけど、今回は28日(土)のレイトショー(21:15~)を観たのね。
で、朝日ホールは9時には撤収完了しなきゃいけないホールなんでレイトショーはひとつ下の日劇のスクリーンで掛かるの。やっぱり映画専門館は観やすいわー。 朝日ホールは多目的ホールだからスクリーンが小さいのよねー。

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岡田鉄平ソロアルバム「BRILLIANT」発売記念ツアー 東京追加公演 紀尾井町サロンホール

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 11月26日(木)に行われたコンサート。
8月のコンサートがほぼ即完売だったので出た追加公演。
今回もほぼ即完売。このツアーは基本的にソロなんだけど、今回だけゲストにNAOTOさん。

鉄平ちゃん&森下唯(ピアニート)さんだけでもあの迫力だったのに、それに+NAOTOさんとチケット確保してから(8月のコンサートでの先行で買ったんだけどw) ワクワクの3ヶ月。

 予想通りというか予想以上の凄さでしたsign01
特にCDに収録されている「ツィゴイネルワイゼン 弦楽カルテットヴァージョン」をピアノ+ヴァイオリン2挺で演奏したヴァージョンは特筆物sign01
3人全員手元から目が離せないsign03
「ドッペルコンチェルト」の演奏のあと、"(お客さんが1st Vn.と2nd Vn.のパートが代わると顔を動かすので)テニスの試合みたいに左右に動いてましたねw"って言ってたけど、ツィゴイネルは同時に演奏するからどちらかを観ていてももう一人が気になる。ってかピアノも観たい。もうそれぞれの定点カメラみたいにして3回観たかったわsign01

------------------------ 以下 セットリスト -----------------

1. メンデルスゾーン : 弦楽のための協奏曲第3楽章
2. ヴェニエアフスキー : モスクワの思い出
3. カッチーニ : アヴェマリア
4. ヴィヴァルディ : 四季より「冬」

休憩

5. リスト : ラ・カンパネラ (ピアノソロ)
6. バッハ : シャコンヌ (無伴奏)
7. バッハ : ドッペルコンツェルト (with NAOTO)
8. NAOTO : HIRUKAZE
9. サラサーテ : ツィゴイネルワイゼン (with NAOTO)
アンコール タンゴ・ジェラシー

-----------------------------------------------

8月のときに、次は全曲入れ替えるから、と言ってピアニートさんを脅してた(!)けど最初から3曲は同じ。
ピアノソロのラ・カンパネラはあの力強いタッチのラ・カンパネラでもう鳥肌モノでしたわ。

そしてドッペルコンチェルト。
NAOTOさんが登場して「ボクも鉄平くんも前に出るタイプだよね。今回ドッペルって言われて何の疑問もなく1st弾くつもりでいたら、1週間前に届いた楽譜が見覚えなかったw 超久しぶりに指番号なんか書いちゃったよ。」
ツィゴイネルでは「鉄平くんほど速い人はいないから、レコーディングのときにむちゃくちゃ緊張した。で、前日眠れないからお酒呑んだらしたことのない遅刻をした。今日も緊張してる。」とNAOTOさんらしからぬコメント。
 今回はNAOTOファンにとっても、生まれて初めての2ndパートやアンサンブルを聴けた稀有な体験の出来た日だった模様。

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 ←今回の衣装。
NAOTOさんの衣装は白指定だったそうで、NAOTOさん曰く「白じゃ衣装かぶっちゃうじゃない、って言ったら鉄平くんが、いえ、白でお願いしますって言った。」そうで…w
この画像では見えにくいけど右側にウォレットチェーン。
鉄平ちゃんは今回のツアーはずっとこのフロックコート。
ピアニートさんは「ボク白のスーツ持ってないので…」 NAOTOさん「いや、普通は持ってないって」
鉄平ちゃんが「これで挟まれたから森下くんも白に変わるから」 …オセロかっsign02

 前回にも増して演奏とMCのギャップが…w

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2015年12月 9日 (水)

「最愛の子」(親愛的) FILMex 有楽町朝日ホール

Dearest

 23日、長い一日の最後3本目の映画。
今回上映が1回しかなくて、陳可辛監督で趙薇なのになぜ?と思ったら来年(16年)1月?にロードショー公開されるらしい。
それで1回しかなかったのか。
彭浩翔映画もTIFFでは即爆満なのになかなか売れなかったのは、映画祭で観た人はロードショーに来ないから、とか言われてたしな。

 で、「最愛の子」
もの凄い映画です。去年(14年)の製作だけど、日本ではこれが初上映…だと思う。

 黄渤は別れた妻・郝蕾との間の子をひとりで育てているシングルファザー。
ある日、郝蕾と面会して帰宅した子供は近所の子と遊んでいる間に行方不明となる。

公開前だからあまり詳しくは書けないけど、そもそもこの話が成立するのは大陸だけ。
身代金目的の営利誘拐以外で誘拐されるなんて大陸しかないよねsign03
もともとこの話は事実で陳可辛監督はドキュメンタリーを見て興味を持ちいろいろ調べてこの映画を作った、と上映後に語っていた。
構成的に面白いのは誘拐された親と誘拐した子を面倒見てる義理親の両方から描いている点。
私的には黄渤はコメディのイメージしかないんだけど、今回は終始シリアスな役。
そして趙薇は素顔より素顔らしい汚れメイクで田舎のオバちゃんそのもの。メイクってすごいsign01

今回、映画の内容以外でしみじみ感じたことは陳可辛監督は「香港人」じゃなくて「中国人」を選択したんだな、ってこと。
上映後のQ&Aで語る言葉が全部大陸の人の立場から出てる。
あのUFOの頃の「ちょっとオシャレな都会的コメディ」はもう2度と観られないのかと思うと悲しい。
その分、大陸の監督として骨太のこんな映画が出来たことは喜ぶべきなんだろうけど。
あ、でも生粋の大陸人の監督だとこのテーマでこんな風には撮れなかったかも知れないな。

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2015年12月 3日 (木)

「わたしの坊や」(Bopem) FILMex 有楽町朝日ホール

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 2本目はカザフスタン映画。
朝日ホールの2本目の上映はパスしてみんなでお昼食べて(久々の女子会w)、なか2本抜いて陳可辛作と言う人が結構いたけど、カザフスタン映画ってあまり観る機会がないので入れてみた。
 結果。…私にはこの監督は合わない。

 過去の母親に手を引かれる子供(5歳くらい?)と現在のその少年で構成されているんだけど、まずテンポが合わない。
ものすご~くゆったりした流れなんだけど、その意図がわからない。
この町(カザフスタン基準で田舎なのかある程度の街なのかもわからない)のテンポがこんなのなんだろうか。
出てくる人たちが、これまた何もしていない。仕事らしいことをしてるのは洗濯物を干してるおばさんと警察官だけ。ってか、そもそも登場人物が少ない。
主演の男の子が表情が乏しいので(役作りのせい?)心理描写がほとんどわからない。
もうね、睡魔との闘い。

ま、これも映画祭の醍醐味のひとつ、と言うことで。

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「華麗上班族」(華麗上班族) FILMeX 有楽町朝日ホール

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 今年の私的FILMeX1本目。
23日の9時40分からの上映。祭日の朝早く! 普段より早起き!

今年でFILMexは16回目だそうですが(そんなに経ってるんだ!とびっくり)、FILMexと言えばやっぱり杜琪峯。
その杜琪峯監督作。FILMeXサイトの紹介ページでは16年ぶりの杜琪峯&張艾嘉&周潤發がセールスポイントのようですが、それに+して羅大佑も入れて欲しいsign03 16年前の「過ぎ行く時の中で」(阿郎的故事)も今回も主題歌は羅大佑。

 で、「華麗上班族」。
張艾嘉が主演で上演していた舞台劇の映画化とか。
その所為か杜琪峯っぽくない感じも。どちらかと言うと監督が"自分の撮りたいものを撮る"黒社會映画系列より"Boxofficeのために撮る"華仔&鄭秀文のオシャレ系映画系列に近いほうかも。
杜琪峯らしからぬwオシャレ映画。しかもミュージカル、とは言えないけど所々に唄が挟まる。

 お話は割とありがち。オーナーが周潤發、CEOが張艾嘉の会社に入った新入社員・王紫逸と朗月婷。
ごく普通の経歴の王紫逸に比べて朗月婷はハーバード卒の才媛。一緒に働くうちに芽生えるほのかな恋心。でも実は朗月婷は周潤發の娘だった!
一方、エリート社員の陳奕迅、実は張艾嘉と組んで会社の資金で株取引。会計監査の前に資金は全て戻さなくてはいけないが…
会計係の湯唯。田舎に残した婚約者と最近ぎくしゃくしてきた。でも田舎には戻りたくない…
社員は洪天明、車婉婉、張兆輝、天心。ガードマンが盧海鵬。この辺は香港勢。
天心がいつもの「胸が大きいだけのおバカキャラ」を逆手に取った体当たり営業を好演。張兆輝はちょっと都会系を気取った面白い造型の社員。
張艾嘉と周潤發はある意味典型な仕事と私生活のパートナー、但し別に妻はあり。な関係。

 セットが面白くて、オフィスとか地下鉄とか骨組みだけのスケルトン仕様。
具体的な都市名も挙げず「どこかに似てるけどどこにもない街」な感じ。
上海か香港を念頭においているんだろうけど。

 で、舞台劇が原作でその改編作の所為か簡単に話が見える。
全然ひねりもなし。
杜琪峯らしからぬ映画だけど張艾嘉っぽいか?と言われるとそれもまた…。
張艾嘉とか陳奕迅とか湯唯とかはキャラ的に面白いところもあるんだけど、周潤發はなぜこの役が周潤發?と思ってしまう。
主演が大陸の新人二人ってのも印象が薄くなったひとつの要因かな。

 ちなみに終演後、香港電影迷たちの第1声は「周潤發歌わなかったね!よかったね!」だったw

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