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2015年11月

2015年11月19日 (木)

畠中恵「うずら大名」 読了。

 若旦那の畠中恵の新シリーズ(?)。
ま、他にもシリーズ物があるしいつまでも若旦那って意識じゃ駄目よね、私も。

で、うずら大名。
今回も主人公は気の弱い男。
畠中恵は巧いよね、気の弱い男を描くのが。今回はそれに振り回す男が絡む。
私としてはこっちのキャラの方が好き。
タイトルにあるうずらは鳥の鶉。
にしても本当にこんなことが出来るのか? いるにしてもここまでできるわけではないだろうけど。
シリーズ物に相応しいお膳立ては出来てるので、1話完結の小さな話でも数話続きの話でも自由自在の環境ですね。時代物は下調べが大変だそうですが、このところ時間の読めない待ち時間があったりするので読みきりの短編集や連作集はとても助かります。
最近電脳にかまけてたけど、待ち時間が長くなるとあまり重くなく、適度な感じでどこでも読めるのは嬉しいですわ。

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【文学映画】金馬奨(ゴールデンホースアワード)の50年、台湾映画の50年――台湾ニューシネマと今 台湾文化センター

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 台湾文化センターのイベント。
今回は記録映画「あの頃、この時」(那時、此刻)。
台湾金馬奬50周年記念で作られた映画で、山形ドキュメンタリー映画祭で上映され、その後映画祭では上映されたことはあるものの台湾での公開は来年春という映画。

 以前TIFFで台湾映画史みたいな映画を観た記憶はあるんだけど、あの映画は映画のジャンルわけとそれぞれの映画そのものについて語っていた、ような記憶がある。
この映画は、まず金馬奬が始まった経緯、なぜ金馬奬という名称なのか、から始まり、台湾映画(及び華語映画)の流れを追う。
視点としてはラブロマンス映画や独立電影に重きを置いている感じ。
私的には香港の王晶とともにはずせないであろう朱延平がナレーションで一言で済まされているのに納得できないw
あの商業映画は重要だと思うよ? だって国民はあれを求めて居たんだから。
監督が莫迦にしてたけどファンの元女工さんの話を聞いて見つめなおした、と語っていたラブロマンス映画と同じように。

上映後、楊力州監督が登壇してトークとQ&A。
いろいろ面白い話だらけで、上映が2時間近い(110分)ので休憩はさんでトークは1時間くらい、と言っていたのに結局トークとQ&Aで2時間近く。
面白くて濃ゆい4時間でした。

 この映画はロードショーとかDVDで何度も観返したい映画ですね。
資料的にも価値あり。

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「ワンピース」 新橋演舞場

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 前回は10月分だったので、今回は11月分。
11日の夜の部を観たんだけど、この日はゾロの誕生日。なにかイベントあるといいねぇと言いながら行ったら、説明科白のところでウソップがゾロに向かって「誕生日おめでとう、ゾロ!」と一言。

 前回が3列目だったので本水の水しぶきや役者さんの表情・キメ顔は堪能したんだけど、前過ぎて舞台全体が見渡せなかったので、今回は13列目のハイタッチ席。
 場面転換のときに紗幕にアマゾン・リリーの城やインペリアルダウン監獄が映る(らしいかった)んだけど、その全貌も見えたし、立ち回りのときの花道も視界に入って見やすかった。

 前回、ほぼ20分ほど押して終了だったんだけど、ちょっとづついろんなところをつまんだようで、1幕目は走る走る。
科白でもうちょっと間を持たせてほしいなぁと思うところやもっとたっぷり見せてくれていいのよ、ってところもちゃっちゃと済ます。
ボンちゃんもあのテンションで2ヶ月保つのかsign02と思ったけど、ちょっと科白も出番も減ってました。
それでも相変わらずのハイテンション。歌舞伎が初めてらしき人から「え?同じ人なのっsign02」という言葉も何度か聞きましたわ。

隼人くん、相変わらずの美しさ。
本水のところ余裕で演じてました。いろんなところをカットしてるのに、ここだけは延びてたw しかも本水の量増えてるしsign03

 エースの福士誠治さん、10月は見得を切るのにちょっと思い切りが足りなかった(ちょっとテレが残ってた?)感じだったんだけど、今回はもの凄く綺麗な見得で感激。カピちゃんのルフィとならんでも遜色なし。
形がとても綺麗になってて精進の跡が感じられます。

浅野和之さん、前回はちょっとカミカミだったイワンコフ。今回はきっちり決めてました。巧い人だよね。
センゴク役で登場したとき、後ろのほうからすげぇ、まんまだsign01って声が聞こえてきたくらい。

笑三郎さんのニョン婆、門之助さんのつる、相変わらずの素晴らしさ。
ニューカマーランドのダンサーさん達、江戸紫の矢羽模様のドレスには気がついてたけど、赤いスパンコールのサッシュが後ろで立て矢の字になってるのは今回気がついたsign03
ダンサーさんとのハイタッチ、今回は成功しましたsign01

これ以上時間を延ばすのはちょっと無理なんだろうけど、もっともっと伸ばしても良いくらいのぎっしり詰め込んだ舞台。カットされたところを観られたのも嬉しいし、すっきりした今回も楽しい。
大阪ではどんな風に変わっていくのかな。

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「ALIAKE 〜其の参〜」 MOTION BLUE YOKOHAMA

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 6日に行われたライブだけど個人的な忘備録として書いておこう。

横浜のライブハウスって本牧ってイメージがあったんだけど、MOTION BLUE YOKOHAMAは赤レンガ倉庫内にあった。
みなとみらいには時々行くのに、赤レンガ倉庫ってなぜか行く機会がなかったのよね。すぐ近くなのに。
どこでも何回か行くと定点観測で行くところが決まっちゃって、こんな風にきっかけがないとすぐ近くでも行かなかったりすることが割りとある。
観光スポットだと混んでるからついいつもの場所で用事が済むと帰ってきちゃうけど、たまにはいつもと違う場所に寄り道もいいかも。
ま、夜の赤レンガ倉庫は絶好のデートスポットだったけどsweat01

 で、ALIAKE其の参。
前回まで帰りにセットリストを貰ってたのですっかりメモも取らずに楽しんでたら今回はなかった。
なので思い出せることを書いてみる。

今回はCD発売記念ライブなので新譜の「Rapid Promotion」から

・ 葡萄(Ebi)
・ 銀彩
・ Fuu
・ グリーンスリーブス
・ Rapid Promotion(アンコール)

を演奏。
「竜胆」は今までのライブだと必ず演奏してたけど、今回はなかった。ような気がした。

ステージは2ステージで1stが40分ほど、30分の休憩で2ndが1時間ほど。
2ndで先月行われた初ツアー(倉敷・大阪・名古屋)の話とともに、それぞれのライブで各地の民謡を演奏したという話をして、倉敷の「下津井節」、名古屋の「名古屋甚句」を演奏。
Jazzyな下津井節、斉藤さんアレンジの名古屋甚句を聴きました。

 で、今回は初めてゲストが出演。
能楽堂でもゲストで演奏した津軽三味線の柴田雅人さん。

ちょうど三味線に近い席だったので、津軽の撥って駒の近くにあたるんだなぁ、とか、これだけ強くたたいても大丈夫なのは鼈甲撥だからなのかなぁ、とか、ぼ~っと思いながら観てました。
その向こうにはつっちーのヴァイオリンが観える絶好の位置。
今回も全身にALIAKEサウンドを堪能して来ました。

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2015年11月15日 (日)

安藤鶴夫・ほか「ずっしり、あんこ」 読了。

 中国映画週間で日本橋に行ったときに、早く着いちゃったので三越の八重洲ブックセンターで時間つぶししてたときに見つけた1冊。
最近リアル書店に行く機会が減って偶然見つける本が減ってきたので個人的に貴重な1冊。

 アンソロジーで古今の作家・エッセイストが「あんこ」に寄せる文を集めたもの。
芥川龍之介や久保田万太郎・池波正太郎がお汁粉を語っていたり、青木玉や武田花がおはぎの話をしたり。
タイトルで出ている安藤鶴夫はあの有名になった四谷・若葉の鯛焼きの話。
林家正蔵(未だにこぶちゃんと言ってしまうが)はどら焼き。うさぎやと亀十でうさぎとかめとはさすが噺家。
亀十行きたくなってきた。

 とあんこ好きには堪らないあんこのお菓子あれこれ。
もちろん餡子の話には欠かせない粒餡vs漉し餡話もありw

巻末を見たらシリーズでお肉だのラーメンだのごはんだの。
全部取り寄せそうになってるんだけど、そうすると食欲との戦いがますます大変なことになりそう…

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「The Kids」(小孩) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

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 今年のTIFF、私的最後の1本。
于瑋珊監督のデビュー作。
高校生同士の溫貞菱と巫建和が10代で親となり流されていく生活を描いている。
今年の台北映画祭に出品されている作品。

 主演の溫貞菱と巫建和は二人ともまだ数本の映画にしか出演していないらしい。
溫貞菱は清楚な儚げな雰囲気を持った女優さんで巫建和も爽やか系男子。

 お話は高校で同級生にいじめられている溫貞菱をかばったことから知り合った二人は付きあうようになり、10代で妊娠。そのまま結婚して母と暮らしている巫建和の家に同居するが…
 溫貞菱はミドルクラスの家庭らしいけど、父親が再婚(?)して継母と暮らしている。ので、自分の居場所がない(と本人は感じているんだろうな)。
 巫建和は母と二人暮らしで、友人はすでに黒社會に片足突っ込んでる感じ。
母役の楊琪はどこかで観た記憶があるけど、思い出せない。友人役の洪群鈞も新人に近いキャリアらしい。憎めない愛嬌のある感じ。

 溫貞菱はながされるままに仕事先のカフェの店長(柯宇綸)と不倫関係にあるし、巫建和はなけなしのお金を増やすために覚せい剤取引に手を出して有り金をなくし、挙句の果てに強盗で調達しようとするし。
なんて言うか、貧困層って貧困を再生産するよね、お勉強は大事だよね。って思う映画だわ。
巫建和の科白で「勉強嫌いだから妻子を養うために頑張って働く」ってのがあったんだけど、地道に焼味店のした働きしてればいいものを一攫千金を狙うから…

 全体にありがちな話で構成されていて、予想通りに話がすすむ所為かちょっと物足りなかったかな。
「同班同學」観ちゃったからな。その後だとちょっと印象が薄くなっちゃったのは否めないな。

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2015年11月11日 (水)

「愛のカケヒキ」(撒嬌女人最好命) 2015東京・中国映画祭 TOHOシネマズ日本橋

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 彭浩翔の大陸で撮った映画。
同じ年(2014年)だけど「香港仔」の前に撮ったのかな?

周迅と黄暁明は大学の同級生。今は同じ会社で働いている。暁明は周迅のことを男女を越えた友人と捉えているが周迅は暁明を男として愛している。
その気持ちがわからない暁明は彼女の相談をしたり、男友達と同じ態度をとるが。
暁明にとても女の子らしい台湾人の彼女・隋棠が出来た事により、周迅は暁明にアピールすることを決心する。

原作がある所為なのか、大陸の製作会社だからなのか、とにかく彭浩翔じゃなくても撮れるじゃん、と思ってしまうほど平々凡々とした出来。
周迅を「男好みの女の子」に仕立てる腕利きの女の子たちにちょっと毒を感じるくらいかな。
大陸ではヒットしたらしいけど、周迅&暁明コンビの所為なのか、彭浩翔の腕なのか不明。ってか大陸だとこのくらい軽いコメディのほうが受けるのかね?

「香港仔」まだ観てないからはっきりとは言えないけど、北京に行ってから大陸向けになったんかね?
ま。大陸向けと香港向けと使い分けてれば全然問題はないんだけど。

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「虎の尾を踏む男達」 東京国際映画祭 歌舞伎座スペシャルナイト

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 去年に続いて2回目の歌舞伎座スペシャルナイト。
去年は行けなかったので今回が初めて。

舞踊「雨の五郎」
 愛之助の歌舞伎舞踊。
本人が歌舞伎初心者にもわかりやすいものを選んだ、と言っていたけど、歌舞伎らしい拵えと科白のない舞踊で雰囲気は良くわかる。

「"SAMURAI(サムライ)"賞」授賞式
 受賞者の吳宇森監督・山田洋次監督
それぞれの作品を編集した紹介映像、吳宇森監督の映像は挽歌の台湾の料理屋の2挺拳銃シーンから始まり、挽歌2のアパートの背中で階段落ちながらの銃撃・狼の教会の鳩の群れ飛ぶシーン・MI-2・レッドクリフと思い入れたっぷり。 相当なファンが作ったんじゃないかな。
花束贈呈役は「るろうに剣心」監督の大友啓史というヒト。
香港映画フリークらしい。それで動作導演が谷垣健治なのね。

山田洋次監督の贈呈役は吉永小百合。

映画「虎の尾を踏む男達」
 終戦直前に製作されて、いろいろあって公開が7年後になったらしい黒澤明監督の初めての時代劇。
今回はニュープリントでの上映。

今観るといろいろびっくりすること山盛り。
勧進帳を題材に安宅関の場面を描いた59分の映画なんだけど、義経・弁慶一行7人のほかに強力がいる。
この強力が榎本健一。エノケンといわれたヒトですね。と言いながらほとんど観たことがないんだけど。しかもその数少ない観たものは晩年の映像。なのでほぼ初見。
弁慶の大河内傳次郎。この俳優さんも名前を聞いてただけ。むか~しむかし、声帯模写(この頃は物まねとは言ってなかった)の桜井長一郎という人の持ちネタが大河内傳次郎でとても特徴のある喋り方をしていたんだけど、今回初めてその喋りがそっくりだったのがわかったsign01
山伏に化けたお付。
藤田進・森雅之・志村喬・小杉義男と黒澤映画の常連。
これまたびっくりしたのが、みんな歯並びが悪いsign01
時代劇なのに金属冠丸見えだったり、だれだったか左上5番欠損してるしsign03

映画そのものは面白かった。
男声コーラスで状況説明(地歌部分)したり、「型」が歌舞伎っぽかたり。

この時代の映画はほとんど観たことがなかったからいろんな意味で興味深いことだらけだったわ。

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2015年11月 5日 (木)

「モンスター・ハント」(捉妖記) 2015東京・中国映画週間 TOHOシネマズ日本橋

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 今年の中国映画週間は日本橋。
毎年流浪の映画祭だなぁ。

で、「捉妖記」 今年のオープニングだったらしいけど、行ったのは通常の上映の日曜日。
大陸で上映されてまるで大陸の映画のように宣伝されてたけど監督は香港人なのね。
ドリームワークスにいたらしい。なので監督&CG担当。

主演の村長・井柏然と天師・白百何、先輩天師・姜武が大陸の俳優。
妖怪の王子を探す凸凹コンビが曾志偉とっつぁんと呉君如姐さん。
人間の王族に取り入った役人・鍾漢良、村長のばあちゃんが金燕玲。
湯唯もちらっと出演。

 ストーリーはありがち。ってかこの手の話はCGのヴィジュアルで見せるものだしね。
村長役の井柏然が陳小春に見えて仕方なかったのは私だけでしょうかsign02
同じ系統の顔だよねsign02

私的にはこの映画は曾志偉&呉君如コンビがいたから出来た映画かと。
あ、それに金燕玲と鍾漢良もプラス。

いかにも「続く」な終わり方だと思ったら3部作の予定みたいですよ。
売れたら続編決定、売れなかったらさりげなくフェードアウト予定だったんでしょうねw

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「レイジー・ヘイジー・クレイジー」(同班同學) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

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 彭浩翔が製作に回って、彼の作品で脚本を書いていた陸以心の初監督作。
彭浩翔が描く「色情片」は徹頭徹尾"男の子の欲求を満たすためのエロ"で、それはそれでいいんだけど(笑えるしw)男の子がAVを求めたりその手のおねーさんを相手にしても笑って済ませられる社会というものをあらわしているんだよね。

 で、「同班同學」。
この映画は香港映画史のエポックメエイキングな映画としてこれから語り継がれていくと思う。
過去、男側の視線で援交やビアンっぽい関係が描かれたことはあっても女側から描かれたものはなかったんじゃないだろうか。
彼女たちの援交は生活のためであり、少しの好奇心であり。
学校ではアイドルの男の子と恋愛もあり。

 香港のちょっと下のクラスの(住まいは公営住宅・学校は中文中学)子達の生活。
個人的に隔世の感ありだったのは、高校生の恋愛感覚がここ20年くらいでもの凄く変化してること。
私が香港にはまった当初は香港の若者たちの間では「結婚するまで純潔」は当たり前だった、と記憶している。
その頃はその頃で恋愛で相手を確かめもせず結婚していいのか?とは思ってたけど。

主演の3人はオーディションで選ばれたそうで、みんなタレント活動はしていたにしてもキャリアはほとんどない感じ。Q&Aでの挨拶や態度が普通の若い女の子。トレイシー役の廖子妤が「この役をもらえなければタレント活動が終わる危機感を持って臨んだ」という意味のことを言っていたけど、そのくらいの覚悟で臨まなければこの役は出来なかったと思う。

 主演3人(&アイドルのバスケ男子謝爕雋もこれが初出演作)がほぼ素人なので、その分脇役はきちんと抑えた人選。
クロエ(郭奕芯)のおばあちゃんが邵音音‬だったり(最近音音‬姐よく観るなぁw)、曾國祥がメイドカフェのオーナーだったり(ヴィジュアルは観てのお楽しみw)、啤酒女郎に蒼井そらだったり(科白聴くまで蒼井そらとはわからなかったわ。名前はわかるけど顔がわからないw)。

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 終演後、出口でこんな紙製ファイルいただきました。
プロモーション用に作ったらしく、TIFFでのワールドプレミアや香港首映で配ってるみたい。

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「破風」(破風) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

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 今年のTIFF、私の1本目。
23日(金) 14:15~の回鑑賞。

 ちょうど8月の香港に行ってたときにロードショーが始まるころで街中のあちこちにこのポスターが張ってあった。
私自身はあまり観てないのだけど、家人がマンガもアニメも観てるのでこのヴィジュアルだと連想するものがあるのよね…そう、「弱虫ペダル」。
TIFFのラインナップに「破風」が入ってるのがわかったときも「香港版弱ペダ?」とか言われてたし。
あ、似てるかどうかよくわかりません。ご本家真面目に観てないから。坂道くんに当たる人はいなかったけど、あんなことやこんなことはあった。 ま、スポ根ものならありがちなことだけど。

 で、監督が林超賢なので「自転車は格闘技」な映画に仕上がってます。
あんまり自転車レースは詳しくないけど、ツールド・フランスなんか見てるとまさに格闘技だと思うわ。

 台湾のチーム「弘光隊」に所属する3人のサイクリスト、チームのエース鄭知元 (崔始源 飾)・新加入の王仇銘 (彭于晏 飾)と邱田 (竇曉 飾)。
エースのチェ・シウォンというヒト(韓国人の設定で俳優も韓国人らしい)、新加入ながらエースの座を狙うエディポン、同じくエースを目指すもアシストのショーン・ドウ。
女子チームの黃詩瑤(王珞丹 飾)と偶然知り合い恋のライバルともなるが…。

 エディポン、爽やかだわカッコいいわたくましいわ。
竇曉、いかにも大陸人らしいルックスで今回ちょっといじける役柄だけど巧い人だなって感じ。英語名付いてるんだーと思ったら、中学からカナダらしい。

王珞丹と言う人は大陸の女優さんなのね。
あと敵対する「幽靈隊」(ファントム)に所属するエースの陳家樂。
この辺のメインキャストは撮影前の訓練も含めて10万キロ以上走ったらしい。(Q&Aで監督が言ってた)

キャストはほかにチーム監督に私的にはお久しぶりの連凱、その娘に歐陽娜娜。このナナ嬢、歐陽菲菲の姪だそう。15歳で家族に芸能関係が居て(母親もキャスターかなんからしい)将来有望な女優さんですね。

あとキャスト表見てたら吳嘉龍の名前があったんだけどどこに出てた?
イタリアでのシーンのどこかだと違和感なさ過ぎて気がつかなかったのかもsweat01

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 レースシーンは台湾・香港・上海の公道、クライマックスはモンゴルのトングリ砂漠。エンディングはイタリアと豪華版。
ストーリー的にはありがちな話なんだけどレースシーンの迫力と俳優の魅力でなかなかに満足な映画祭のスタート
でした。

←この図柄違いのポスターもなかなかカッコいいと思いません?

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2015年11月 3日 (火)

「台湾と日本、家族の形――長い余生を、どう見送るか」 台湾文化センター

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  台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(長いっ!w)主催で10月から11月に掛けて毎週土曜日に行われているイベント。
ちょっと遅くなったけど10月17日に行われた「台湾と日本、家族の形――長い余生を、どう見送るか」

 まずゲストトーク。
作家の中島京子さん。寡聞にして存じ上げなかったんですが、ベルリン映画祭で黒木華が主演女優賞を獲った「小さいおうち」の原作者。
キャリアの最初が日本語学校で、その時に見聞きした台湾人に親しみを感じ、台湾(&上海)を舞台にした短編集「のろのろ歩け」をお書きになったそう。
今回のテーマは老いを迎えた家族(両親)との関係や別れ。
中島さんの著作「長いお別れ」と同じテーマの台湾の龍應台 著 「父を見送る」。司会進行はこの本の翻訳者・天野健太郎さん。

ご自身のお父様を介護された中島さんと国民党軍人で台湾に渡ってきたお父様を書いた台湾の龍さん。
重くなりがちなテーマですが、親のプライドを尊重して介護するお話には日常と同じ笑いもあり。
台湾を舞台とした「のろのろ歩け」の話や台湾旅行に経験なども話してくださいました。

その後の上映は「Viva Tonal 跳舞時代」。
トークとは全く関係ない記録映画。
日本統治時代のレコード会社・コロンビアを中心とした記録映画。
2003年の製作で、その頃健在だったコロンビアレコード台湾支社のスタッフや歌手へのインタビュー、当時の記録フィルム、当時のレコードを収集しているラジオ局ディレクターの活動記録に別れている。
DVD上映で字幕は付属なのか何ヶ所かアヤシイところはあったものの、特に気になるほどのことは無し。

台湾のコロンビアレコードは日本コロンビアが進出したのではなく、台湾で一旗上げようとした日本人が設立して、その後提携関係になったらしい。
レコーディングは日本に行ってしたとか、会社の建物が倉庫も事務所もスタジオも一緒で、歌手も事務も配達員も顔なじみとか。
このパートでは、現在(03年)健在なその会社の歌手や事務の人がその頃の行きつけの店に集まっていろいろ話をしているところを記録。10年前でもすでに逝去されている方も多く、貴重な記録ではないでしょうか。

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