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2015年8月18日 (火)

「狂揪夫妻」 香港演藝学院 歌劇院

Ledieuducarnage

 「エクウス」以来1年ぶりの秋生哥の神戲劇場の公演。
6日初日で30日までの公演。私は8日と9日を観劇。
今回の作品はフランスの作家・ヤスミナ・レザの新作で初演は06年。初演はドイツ語版、その後フランス語版・英語版が上演され日本でも11年に上演されている。
今回は広東語版の初演。
 映画版も12年あたりに公開されてるけど、映画はちょっと脚本が変わってるらしい。

子供同士が喧嘩して、その話し合いのために集まった2組の夫婦。
被害者側の夫婦(黄秋生・呉君如)の家を訪問した加害者側夫婦(潘燦良・甄詠蓓)。
当初は穏やかに話し合おうとするがだんだんお互いにエキサイトしてきて…

映画版も日本での上演も観ていないので、どのくらい変更されているのかは不明だけど、何ヶ所かは香港ヴァージョンになってるんだろうな、というところはあったな。そもそも子供たちが喧嘩した場所が香港の公園名になってるし。

 まだ公演中だけど、日本語で書かれたレポを読む人はいないと思うのでちょっといろいろ書いてみる。

 子供同士が喧嘩してその善後策を話し合うため被害者宅を訪れた夫婦。
話し合いの結果を示談書にしてサインするはずだったのに加害者側の夫(潘燦良)がサインできないと言い出す。
では明日の夜、いや明日は仕事で居ない。とごねる潘燦良。
話の接ぎ穂に困った妻(甄詠蓓)が話題を探すが世間話がだんだんおかしな方向へ。

なんとも言えないタイミングでなる潘燦良の携帯。本業(弁護士)ではなく投資の儲け話の様子。
たびたび話の腰を折られだんだん機嫌が悪くなる秋生・呉君如夫妻。とりなそうとする甄詠蓓。

幕間休憩無しの通し1幕。
最初こそ穏やかに話し合うも、中盤からは怒鳴りあうわ、飲酒はするわ。
お茶とともに出してきた自作のフルーツタルトはスペシャルレシピ。マンゴーとドリアンsign03
甄詠蓓の嘔吐は原作にもあるのかもしれないけど、ヴィジュアル的な派手さsign01は香港だけだろうなsweat01 なんかギャーっと叫びそうになっちゃったよ。
回転する椅子を使った繰り返しのギャグとか同じく繰り返される一人用ソファのクッションとか小ネタも豊富。

弁護士と投資コンサルタントの夫婦に上から目線で喋られて、逆襲する呉君如姐の切り札はカディンスキー。
共著ではあるけど本を出版するの、アタシ。

甄詠蓓は神戲劇場の共同主宰になってから演出だけだったので、演技を観るのは初めてだったんだけど上手いわ。潘燦良は安定の上手さだし。
呉君如姐は今回が初舞台。ほかの3人が舞台出身なのですごいプレッシャーはあるだろうに相当いい線行ってた。身ごなしは慣れもあるから、初舞台であれだけ動けたら充分だと思う。

舞台セットは真ん中に大きなソファ。3人がけ×3か4位の。その前に同じく大きなローテーブル。人が充分寝そべることが出来るサイズ。一段上って下手にバーカウンター。上手奥が玄関ホール。手前に間仕切り兼用の天井までの書架。はしごつき。
奥中央やや下手よりにキッチンや洗面所に続く出入り口。

 スポンサーにニナ・リッチが付いてて、劇中で香水振りまくシーンがあった。で、パンフレットにサンプルつき。
ちゃんと劇中でニナ・リッチの名前も連呼してて大爆笑。

終演後の挨拶では、秋生哥が恒例・劉德華に対する謝辞を。
神戲劇場の設立時からのパトロンだし。

今回は2場しか観られなかったけど、2場とも観客のノリは良かった。
観劇マナーもよかったし。

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