« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月

2014年11月28日 (金)

高橋克彦「非写真」 読了。

 高橋克彦の短編集。
ジャンル的にはホラーに分類されるんだろうけど、高橋克彦のホラーは怖いというより哀しい。
今回の短編はすべて"写真"がテーマ。
盛岡在住の氏なので、いつかは書くだろうな、と予想していた東日本大震災絡みの話もあり。
あの災害で突然身近な人を亡くしてしまった人からすると、こんな風に書くと嬉しいんじゃないかな、と思う。

各篇全部写真絡みなだけに、ところどころに写真論やカメラやレンズの薀蓄があるのと、本人を語り手とした私小説風の作りもあるせいで、ちょっとエッセイっぽい体裁の短編もあって面白い。

氏の小説もエッセイも岩手が舞台のものが多くて、岩手への愛が溢れているように感じる。
久しく岩手に行ってないけど、遠野に行きたくなってきたな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月26日 (水)

「SOUND THEATRE LIVE"eclipse"」 築地・汐留BLUE MOOD

1124web

 9月の「eclipse」のバンドメンバーでのライブ。
24日夜に行きました。

会場は築地市場の隣のビル。浜離宮もすぐのはずだったけど、夕方&反対側だったので見えず。
昼間歩くと気持ちいいんだろうな。

つっちーがsound theatreに係って3年目くらい、音楽製作したのは7本くらいだけどsound theatre以外でライブしたのは初めてじゃないかな。個人的にピアニストの伊藤さんとほかのメンバーも入れてライブ、ってのはあったけど。

ライブ中、つっちーもほかの人も"楽しいねぇ"なんて言いながら和気藹々と演奏してるのが微笑ましかった。
すごくリラックスして演奏をエンジョイしてるのが伝わってきたし。

土屋雄作 Vn.
小湊昭尚 尺八・篠笛・オークラウロ
齋藤純一 Gt.
美鵬直三朗 太鼓・鳴り物

セットリストは書けず。曲名が良くわからないのと、聴くのに集中したから。
基本的に「eclipse」の曲を進行通りに演奏。
アンコールで各メンバーの作曲したものを演奏(なので4曲)

で、このメンバーでバンド結成のご報告。
名前は"ALIAKE"…有明?
来年2月くらいにはファーストライブしたいね、とのことなので期待してます。

11/27/P:M 23:30 追記
肝心の楽器について書いてなかったsweat01
sound theatreは効果音みたいなのまでナマなので、ピアノを除いて楽器の数が多いことが多々あり。
今回はつっちーがヴァイオリンと5弦ヴァイオリン(特に"百鬼夜行"みたいに低音パートでは5弦が大活躍。本来ならヴィオラの音だもんね)
小湊さんは尺八・篠笛・オークラウロだけど、尺八は4・5管(予備も含めてだと思う。)八寸のほかに二尺もあったような気がする。4管くらい置けるホルダーにびっくり。
齋藤さんはエレキギターとガットギターが2本。
美鵬くんはいつもの締太鼓&シンバルのドラムセットのほかに鈴や鳴り物、指笛(?)まで多数。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

倉阪鬼一郎「波上館の犯罪」 読了。

 この時期になると出版される恒例のバカミス。バカミス…とリンク先には書いてあったりするけど、これがバカミスかどうかは意見の分かれるところかも知れない。私個人のバカミスの定義だとちょっとバカミスからは逸脱してる。これもちょっと意味が違うけどパズル小説…のほうがしっくりくるかも。
 ま、この場合のバカミスもパズルも内容がおバカだったりパズルを扱ったり文章がパズルになってる(ある意味ではなってるけど)というわけではなく。

 内容的にはとても観念的な犯罪…といっていいのかな。
浮世離れした人たちの浮世離れした行為。
昔の映画とか2時間ドラマとか(最近は見ないのでどんな雰囲気かわからないけど)みたいな、感覚。
ドラマの中だけの上流社会。

ところで、氏はこれでこのシリーズは終了にするらしい。
確かにこの方向に進んでいくと早晩行き詰るよね。
この辺で幕引きはちょうどいいところではないかと思いますわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月14日 (金)

「Oh! Violin!!」 代官山 晴れたら空に豆まいて

201411121818000

 不定期に開催しているというヴァイオリンをフューチャーした対バン企画。
つっちーが久しぶりにSIBERIAN NEWSPAPERメンバーと出演と聞いて行ってきました。
メンバーは土屋雄作&真鍋貴之&阿森孝夫。
便宜上? 土屋雄作At The Moment とユニット名を出してますが、Twitterでは1/2 SIBERIAN NEWSPAPERとか書いてたなw

 会場の「晴れたら空に豆まいて」は解体された古建具を使っていて(入り口受付の上のガラス入り欄間とか板戸とか)壁も珪藻土のような感じで、田舎のおばあちゃんちで演奏してるみたいsign01
これでソファなんか置いてあったら居心地良すぎて動く気がしなくなりそうですw

 トップが土屋雄作At The Moment。
セットリストは以下に。

-----------------------------------------------------------------------------------

1. Slovenian Morning
2. ボクの村は戦場だった
3. Hysteria Siberiana
4. Black Crow
5. Goodspeed
6. Lost Mustache Bazooka
7. Ever Frozen

--------------------------------------------------------------------------------------

 ギター2本+ヴァイオリンの編成なので、ピアノが印象的な"ボクの村~"はどんな感じになるのかと思っていたら柔らかめの印象ながらいい雰囲気になってました。
 "Black Crow"はもちろん、あのsound theatreのA Base Metalの曲なんですが、ここで演奏されたのがちょっと意外。 でも、つっちーが"この曲には阿森さんのギターが合うと思って。ぜひ演奏して欲しかった"という趣旨のことを言ってたので、阿森さんに注目。ギター2本用にアレンジされてたんですが、譜面台2台並べて譜面ガン見の阿森さんは初めてみましたわ。
 "Goodspeed"と"Lost Mustache Bazooka"はむちゃくちゃ早くて、演奏終わったらみんな息切れしてたw
で、その後の会話が"昨日のリハと全然違った""リハとはいったいなんだったのか"w

 アイコンタクトばんばんでその場の雰囲気で演奏が変わるSIBERIAN NEWSPAPERの醍醐味を堪能させていただきました。

 2番目はEra。
ヴァイオリンの壷井彰久とギターの鬼怒無月。
SIBERIAN NEWSPAPERのアコースティックとは違って、足元にエフェクター。
ご本人たちによるとジャンルはプログレだそうです。

 トリはEsromania。
ヴァイオリンの中西俊博とギターのファルコン。
中西さんはエフェクター使用の先駆者らしいです。今回もエフェクター仕様のヴァイオリンと通常のヴァイオリン(ワイヤレスマイク付き)の2挺を使用。
オリジナル曲のほかにバッハのドッペルコンチェルトをヴァイオリンとギターで演奏するなど面白い選曲でした。

B2thktqciaaq_odjpg_large

 ヴァイオリニスト3人。
左から壷井彰久・つっちー・中西俊博。
 アンコールはヴァイオリン3人のセッション。
中西さんの演奏後、"せっかくだからヴァイオリンで何かしようよ"との呼びかけに2人が再度舞台に上がり、"土屋くんが最年少だから、初めてね。"とか言われて、しばし考え込むつっちー。 あんなに悩んでる顔始めてみたかもw
で、つっちーがベースを弾き始めて、壷井さんがメロディを付け、中西さんが弾きついで。
つっちーはSIBERIAN NEWSPAPERみたいにアイコンタクトしようとするんだけど、ほかの二人があまり見ないので視線が合わずに困ってたw
でも阿吽の呼吸でそれぞれがソロを取ったりリズムが変わったりで相当長く演奏していた気がする。
これはもう2度と出来ないこの場限りのセッションなので聴けてよかったー

結局7時過ぎから始まってアンコールが終わったのは10時を15分以上過ぎてた(と思う)。
やっぱりSIBERIAN NEWSPAPERはライブで聴くものだよなぁ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月12日 (水)

「明治座 十一月花形歌舞伎 夜の部」 明治座

Meijiza_201411f02

 猿之助の10月11月連続公演。夜の部は「四天王楓江戸粧」。
藤原純友と平将門の妻子が朝廷に仇なすスケールの大きな話。ま、先代猿之助の狂言はこんなのが多いけど。
冒頭いきなり亡き純友の妻・辰夜叉御前の霊を呼び出し復活させる怪しの儀式から。
で、その悪霊が依り代にしたのが土蜘蛛。悪霊ですから空を飛び回ります。
今回は4役で宙乗り。なんだか大人しく見えるのは気のせい?w

序幕は今回も猿之助ことカピちゃんが作者と本人で登場。
猿弥さんと弘太郎さんは今回も狂言回し(と四天王の二役)。
御所を放逐されたお公家さんで生活のために身を売る"男夜鷹"w
二人のやり取りでは"弥次郎兵衛と喜多八。あ、これは先月の話"とかアドリブなんだか科白なんだか良くわからない楽屋落ちもあちこちに。
笑也さんは今回はカピちゃん演じる平井保輔の許婚で和泉式部の妹・橋立。ますます可愛らしく、芯の強い役が似合います。
春猿さんは今回も出番は少なめ。先月・今月と昼のほうが出番が多かったのかしら。
カピちゃん演じる保輔の母に秀太郎さん。
三幕目のクライマックスに登場した團子ちゃん。台詞回しもしっかりしてきて長科白をきちんと喋り、見得も切り、花道で六方も切る大活躍。さすがに筋がいいので将来が楽しみですね。
ちなみに團子ちゃん長科白の後で辰夜叉御前に扮したカピちゃんが"従兄弟の小せがれ"とアドリブなのか科白なのか良くわからない一言入りで受けてましたw

 ところで。
明治座は初めて行ったんですが、お芝居もいいし、劇場はいいんですが、私のイメージが「演歌歌手が公演するところ」なんですよ。
で、そのイメージに違わずそこはかとなく垢抜けない感じが。売店がお菓子とか漬物とかいかにも団体さんがお土産にするようなものばかり、とか。そもそも団体観劇がやたら多い(幕間にご案内がやたらと)とか。その団体相手の所為かお食事がイマイチ、とか。客席の雰囲気もちょっと違ったなあ、とか。
休憩中に座れるところが多いのは嬉しいんですけどね。もしまた行く機会があったとしてもお食事は2度と注文しないだろうな、と。食堂もちょっと団体専用っぽいし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「野良猫ロック 暴走集団'71」 KAWASAKIしんゆり映画祭 川崎市アートセンター

10005355470_s

 長文を書いて確認を押したら、なぜだか不調でみんな消えた…。
脱力してたら週末いろいろあって1週間も飛ばしてたよorz

 で、再度書くけどきっとテンションも違ったものになってる予感…。

 しんゆり映画祭というものがあるのは知ってたけど、日にちが合わなかったり、観たいプログラムがなかったりで行ったことはなかった。20回めの今回が初参加。
ナマ藤竜也を見るのが目的と言うアホ動機ですがsweat01

 まずは「野良猫ロック 暴走集団'71」
野良猫ロックシリーズの最終話。シリーズ通して出演してるのは梶芽衣子くらいなのかな。
暴走集団'71には藤竜也・原田芳雄・梶芽衣子・地井武男・郷英治・夏夕介・安岡力也・常田富士男・范文雀と綺羅星のごとく。なぜかモップスと堺正章も突然脈絡も無く出てきて大人の事情を感じさせますw

終了後のトークで登場した藤竜也さんが置いてあるポスターを見て「みんな死んじゃったねぇ」と一言。
劇中でも死んでるけど、男優陣はほとんど鬼籍。
藤田敏八監督を初めとして原田芳雄・地井武男・郷英治・夏夕介・安岡力也・范文雀と逝ってしまってるし。
藤さんは続いて「俺しか残ってない」とも。

で、映画。
内容はむちゃくちゃだけど、いかにもパワーが溢れてる時代の映画。
梶芽衣子の目力はすごいし、范文雀がむちゃ綺麗sign01 そして、今回ググって范文雀が日本生まれの台湾国籍と初めて知ったわ。あ、冒頭すぐに殺される安岡力也もとても綺麗。ガタイのいい美少年。さすがハーフ。
タイトルは'71だけど撮ったのは70年の年末で期間は2週間ほどだそうな。この頃の日活では良くあることらしい。映画祭の主催者・白鳥あかねさん曰く「日活はお金がないから撮影期間はいつも短い」w
原田さんの衣装が破れて綿のはみ出たドテラってのもアナーキーsign02
ま、メインがヒッピーくずれ、ってかアウトローで、今で言えばホームレスに近い感じだからな。

舞台は最初が新宿。まだ京王プラザしか高層ビルのない新宿中央公園付近。
その後伊豆・大仁周辺。八墓村かここはsign02という感じのド田舎。
そしてお約束の廃坑での銃撃戦。
もう突っ込みどころ満載。

私的には美しい藤さんや原田さんを観ているだけで幸せな時間でしたわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 6日 (木)

カジュアルリング作ってみた。

P1000462

 元々は20年位前に買ったピアスなんだけど、猫が可愛かったので象りしてワックスアップ。
しっぽをリングにしてカジュアル用に作ってみた。
目に入れた石が1mmなので小さすぎて魚子留めに苦労したわー。
仕上げに超音波で洗ってたら取れるしsweat01
結局先生に手伝ってもらったのは内緒ですw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

有川浩「空の中」 読了。

 映画祭の合間に読了。
先に「海の底」を読んじゃったけど、本来なら「塩の街」の次はこれ。
ま、問題は無いけど。
有川浩の自衛隊ものには漏れなく怪獣がついてくる。把握。
もちろん甘甘ベタベタの恋愛も。
大好物なパターンですsign01

エンターテイメントなので軽く読んでしまえるんだけど、その底には丁寧な下調べや綿密な計算があるであろう厚みのある物語。
自衛隊シリーズを読み終わったら図書館戦争にも手を出してしまいそう。今更かよっ、というツッコミはなしの方向でお願いしますw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 5日 (水)

「アートアクアリウム 城」 京都・元離宮二条城

14_10_17a





 奈良では正倉院展と春日大社・宝物殿を見て、その後京都に戻りました。
こちらでは夕方から二条城の「アートアクアリウム」へ。
日本橋で開催していたらしいんですが、その時は知らず。今回偶然開催時期が合っていたのでこちらに来ました。
普段一般は入れない二条城の内部にも入れるらしいので。

会場は二条城の二の丸御殿中庭・台所前庭・台所。

二条城に入ったのは修学旅行以来かも。何年前だっけ?w
夜のお城はなかなか幻想的です。
曇り空だたけど、雲が切れてきてきれいな月も見えました。
外のイベントならではですね。


入ってすぐに大きなスクリーンに見立てた水槽。四季の移り変わりを映す映像パフォーマンス。

P1000416_2

P1000417

P1000418











お城の台所の板の間に光のオブジェや友禅の訪問着・振袖が展示されてます。
ライティングが赤っぽいのでせっかくの友禅をきちんと見られないのが残念。

通路は蝋燭のランタン。
最初は暗かったんですが、だんだん目が慣れてきてほの暗さが心地よい。

P1000451

P1000452






左が蝋燭。右は中庭の足元に配置してある水槽。





P1000433

P1000446







地球模様の球体水槽。上空ちょっと右側に小さくお月様が写ってます。
巨大金魚鉢の周りは切子グラスがずらっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 4日 (火)

「第66回正倉院展」 奈良国立博物館

Shosoin01

 30日に時間が取れたので久しぶりに奈良へ。
今回の正倉院展は鳥毛立女屏風と桑木阮咸・白瑠璃瓶あたりがお勧めらしい。
鳥毛立女は意外に小さいのでびっくり。屏風と言うとあの大きなものを連想しちゃうけど、この頃は小さかったんだね。そして顔の部分に顔料が残っているのも驚き。

桑木阮咸は大き目の月琴のような感じ。胴はあまり厚みがない。実際に弾いた録音を流していた(昭和の何年頃だったか年代失念)弦は絹糸かな。

白瑠璃瓶は前々から観たかったのでやっと念願が叶った。千年以上前なのにあれだけの大きさをゆがみもほとんど無く気泡も少なく仕上げてる素晴らしさsign01

今回は銅鏡がいくつかと書き物が大量に出展されてた。
お経はきっちりと読みやすく書かれているので割りと読めた。
荘園や租庸調の記録などは、役人が記入していたせいか文字もバラバラでなかには千年以上後世に読まれるのも恥ずかしいだろうにと思う悪筆もあり。展示されているのは名筆が多い所為かちょっと新鮮。

 今回も平日だった所為か待ち時間は30分無いくらい。
そこそこ混んではいるもののちょっと待てば観られるくらいの混み方でしたわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「香港ミニチュア展」 池袋サンシャインシティ 噴水広場

Img00000540




 終了間際の10月22日に行ったのを書き忘れてた。
古きよき時代の香港をジオラマで再現したミニチュア展。
小さいものは点心のワゴン(約10cm)や屋台とその中身、大きいものは唐樓や街並み(1m近く)。
無料のイベントとは思えないほどクオリティ高しsign01







中秋の燈篭の店。
飲茶の点心ワゴン。

P1000414

P1000404

P1000403

P1000402










店先に猫のいる風景。
P1000383

P1000398

P1000405

P1000413


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ミッドナイト・アフター」(那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ日本橋

The_midnight_after_early_movie_pos

 今回のTIFF6本目にして初の広東語映画。
純粋香港映画は結局これ1本。ま、アジア系は特集がタイだったってのもあるだろうけど、許鞍華がほとんど大陸映画だったしね。

 で、陳果ってこんな作風だったっけ?と思っちゃったよ。原点回帰、なのかな。
むちゃくちゃでパワーがあって放り出しっぱなしなのに面白い。
もうね、前編だよねこれ?解決篇が出るんだよねその後?って感じ。
ネタに使われてる"俺たちの旅はこれからだ!"そのままw

 タイトルは英語題「The Midnight After」そのままで、ストーリーは中文題そのまま。
深夜旺角から大埔に行く紅VANの乗客17人が経験した異変…。
もうね、伏線いろいろ全部投げっぱなしsign01
それはそれは濃ゆいメンバーがいろいろ話すわけですよ。
紅VAN司機の林雪は運転しながら電話で喋り捲るし(ありがちだけど)、客の任達華さま(ビジュアルがすごいことになってますsweat01)はチンピラ感丸出しだし、黄叉南は相変わらずチャラいキャラだし、徐天佑は眼鏡がちょっとカッコいいキャラ(だけど話す北朝鮮客のネタは爆笑)だし。あ、「shine」って表記久しぶりに見た気がする、この二人まだコンビだったんだー。
白粉でぶっ飛んでる李璨琛とか宇宙的に(?)ぶっ飛んでる惠英紅姐さんとか。
文詠珊とか、周國賢は日本人役(発音がきれいなんでネイティブかと思ったわ)とか。

いかにもな旺角の夜から始まってSFになりミステリーになり。
小ネタもいっぱいあるけど、伏線は全く回収されず。なぜあんなところにいきなりあんなのが出てくるんだっーとか。書いてて意味がわからんなw

一時期の香港映画のパワーを感じてしまったのは今回唯一の香港らしい香港映画だから、なのかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「メナムの残照」(Khu Gam) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ日本橋

759829200

 タイの国民的悲恋物語4度目の映画化が。
ドラマは6回作られてるらしい。
タイ人の日本人に対するイメージにかなりの影響を与えているらしい主人公の"小堀"(ちなみにずっと苗字だけで名前は出てこない)。タイ人女性作家・トムヤンティの原作は日本に好意的でこの映画を観る限り軍隊もそれなりに描かれている感じ。

WW2の時代、日本とタイは交戦状態にはなく、隣国に進軍する通過地点としてタイに入国。そのため駐留している日本軍とタイの関係も友好的なほう。
で、友好関係を強固にするために日泰の結婚を画策する(物語ではタイ側から持ちかけた)。
その一組が小堀とアンスマリン。

アンスマリンは抵抗組織の一員(協力者?)で小堀を通して情報を探る。
小堀は偶然知り合ったアンスマリンに惹かれる。アンスマリンの意中の人は抵抗組織の英雄。
とお約束は全部揃ってる。

…で、なんというか。
ツッコミどころ満載。
小堀役のナデート・クギミヤ(釘宮)は養父が日本人とのことなので日本人の血は入ってないみたいなんですが、日本語は割りときれい。ほぼネイティブ。
キャストは全然分からないけど、日本人役はほとんど日本語がネイティブかそれに近い発音だったのでこの辺は気にならず。
一言で言えばタイのハーレクインロマンス、だなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 2日 (日)

「黄金時代」(黄金時代) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

18411477372390_900

 続けて27日鑑賞。
許鞍華の新作(大陸も香港も10月1日公開)。
大陸の作家・蕭紅の伝記。
蕭紅は知らないんですが、作家本人を知らなくても舞台がドラマとして成立する激動の時代なので問題なし。
ってか、許鞍華の前作の「桃姐」はモデルはいるけどある意味市井の人物だし、「千言萬語」も知らなかったけど問題なかったし。

 で、本作。
俳優が大陸の人ばかりなので、ほとんど分かりません。「色・戒」も観てないので湯唯も観た記憶無し。
舞台が大陸で大陸の俳優さんで科白が北京語なので大陸映画を観てる感じ。
時間の流れというか劇中のリズムが大陸映画と違うけど。
それとこの頃をテーマにすると高い頻度で登場する日本と香港のシーンでは大陸っぽくないというか許鞍華らしいというような雰囲気はした(ような気が)。

にしても。
才能に依る仕事をしている人は同業者と結婚・恋愛するときついよなぁ、とつくづく感じましたわ。
家ではくつろぎたいから、過度に緊張感のある関係や家庭は耐えられないもん。

あと。
やっぱり許鞍華には広東語の映画を作って欲しいなぁ。今回のようにテーマ的に大陸のほうがいい場合もあるってのは分かるけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「破裂するドリアンの河の記憶」(榴莲忘返) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

T201410211854246806475

 27日の上映を鑑賞。
邦題を言ったら家人が「そのタイトルはどう考えてもアホ映画としか思えないw」と言ってたけど、実は英語タイトル「River of Exploding Durians」の直訳。そして"破裂したドリアン"はアホの象徴ではなくて、環境破壊の象徴。日本における(我が家における?)ドリアンのイメージがアホ映画に繋がったんだと思うけど、なんでドリアンだったんだろう? マンゴーとかパパイヤじゃなくて。

 話はとマレーシアのとある港町(なんとなくボルネオを連想)。
高校生のミン(高聖)は同級生のメイ・アン(梁祖儀)に恋する。メイ・アンは猟師の父と弟妹と暮らしているが、海岸沿いにオーストラリア資本のレアアース工場が出来、試験稼動が始まってから魚や水に異変が起きる。
父は漁に出なくなり、メイ・アンは有力者の息子との縁談が持ち上がり学校に来なくなる。
猟師が次々廃業し街を出て行く中、メイ・アン一家も姿を消す。
 傷心のミンは学校で熱心に工場建設反対運動をしている教師・リム(朱芷瑩)とリーダー格のメイ・リン(劉倩妏)に影響され、反対運動に身を投じるが。

 高校生役のシャン・コー(高聖)、ジョーイ・レオン(梁祖儀)、ダフネ・ロー(劉倩妏)はみんな新人。これが1本目の映画もいるし、何本か撮ってる人もいるけど。
教師役のチュウ・チーイン(朱芷瑩)は台湾人で「色・戒」や「一個複雑故事」に出てるらしい。両方観てないから知らなかったわー

 冒頭青春映画で、メイ・アンがいなくなってからは工場建設反対運動や環境破壊がメイン。
あんな狂信的な教師ってどこにでもいるんだなぁ、と思いながら観てたよ。どんどん先鋭的になっていくのがコワイ。で、高校生くらいになっても教師から受ける影響は大きいんだよねぇ。

 残念ながら、私にとってはちょっと冗長に感じられたわ。もう少し刈り込んだほうが良かったかも。なにしろ128分だったし。

 上映終了後のQ&Aは登壇者が多くて(監督のエドモンド・ヨウ(楊毅恆)とプロデューサー、メイン俳優4人)、挨拶とコメントで時間切れw
みんな良く喋るんだ、これが。ダフネ・ローなんか初めての映画で初めての日本で嬉しくってずっとハイだったようだし、そもそも監督がもうむちゃくちゃハイでカワイイというか萌えw

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »