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2014年10月27日 (月)

「もしも建物が話せたら」(Cathedrals of Culture) 東京国際映画祭 TOHOシネマズ六本木

Original

 ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の6話からなるオムニバス。

ヴィム・ヴェンダースがベルリンフィルのコンサートハウスを。
ミハエル・グルーガーがペテルブルグのナショナルライブラリーを。
マイケル・マドセンがノルウェーのハルデン刑務所を。
ロバート・レッドフォードがサンディエゴのソーク研究所を。
マルグレート・オリンがオスロのオペラハウスを。
カリム・アイノズがパリのポンピドーセンターを。
それぞれ製作。

6話で計165分なんだけど、全然長さを感じないsign01
私にとってヴィム・ヴェンダースは感覚がシンクロしてると言うかバイオリズムが合っててとても気持ちがいいんだよね。

今回も最初のベルリンフィルですんなり世界に入っていけて、なおかつベルリンフィルのコンサートハウスがとても居心地のよさそうな空間なので(ベルリンフィルの演奏もついててお得w)あの空間でオーケストラの音が聴けたら
それは気持ちよくリラックスできるだろうな、と。

で、引き続きペテルブルグの図書館。
これまたここにはペレストロイカの嵐は少しも行ってないかのごとく、前世紀から住んでいそうなおばちゃん達に采配されている、怪しくも魅惑的な空間。
帝政ロシア時代(であろう)ビザンチン形式の尖塔の付いた建物。
その中にみっしりと詰め込まれた革の表紙に金の装丁の書物。活版印刷出現前の版木で刷った書物たち。
そして、たくさんの図書カードが入った引き出しの木製の年季が入ったキャビネット。
三層に重なる回廊に沿った書棚。
あの埃臭い図書館のにおいが感じられるたくさんの部屋。
ここに住み込みたい衝動が抑えられませんでしたよ。

ノルウェーの刑務所は…ここはリゾートホテルなんじゃないか?と思うことしばしば。
「自由を束縛すること」に対する認識の違いなんだろうけど、納得できないわ。刑期の短い囚人なんだろうけどね。

ソーク研究所。
建築的にとても面白い建物。デザインもそうだし、建ってる場所も。アングルが面白いカットがしばしば出てくるので、海辺に孤立してるようなイメージ。
レッドフォードだけ組み立て方がちょっと違って、建物そのものに語らせるというより記録フィルムや関係者に語らせるシーンを組み合わせて構成してる。

オスロのオペラハウス。
これまたデザインが面白い建物。屋根のスロープがそのままベランダのようになり、通路になり。
ここでもオペラハウスのなか、オペラ歌手やバレエダンサーがしばしば登場。現代モノらしきオペラのプログラムが気になった。面白そう。バレエも現代物らしく、動きが独特でちょっと私はだめだわ。

パリのポンピドーセンター。
芸術系の建物は中のリポートも興味深い。
ここは建ったときにいろいろ物議をかもした記憶が。その後ルーブル美術館のガラスのピラミッドとか出来たけど。
現代アートの拠点だったら、建物そのものもアートになるよねぇ。

ところで。
日本版のTrailerは下のニコニコ動画の。
ドイツ版がyoutubeにあったんだけど、私はこっちのほうが好きだな。

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