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2014年9月28日 (日)

白石加代子「百物語 第32夜」 グリーンホール相模大野・多目的ホール

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 百物語のファイナル。
6月の世田谷パブリックホールが全滅で、追加の公演が場所的に遠かったのでいろいろ悩んでいたら結局相模大野まで機会が無くなってしまった。
  結論から言うと最前列が取れて、今回の趣向として幕が上がる前に横の入り口から舞台前に登場する演出だったので、目の前で話す白石加代子を観られた。待ってて良かったかも。やっぱり語りはこれくらいの広さがちょうどいい感じ。

 第32夜。
第98話 三島由紀夫 「橋づくし」
新橋の芸者衆の話。舞台が銀座から築地辺りに掛けて。
話を聴きながら今の銀座近辺が頭に浮かんだけど、物語の中の50年ほど前は違っていたんだろうな。
なにしろ、この後この辺の川はみんな首都高になっちゃったんだから。
三島由紀夫が芸者の話、とちょっと不思議だったけど(と言っても代表的なものしか知らないからあまり具体的なイメージはない)、物語のメインの不思議な願掛けと随所に入るドビュッシーの月の光(ハープ)と相まって幻想的なイメージ。

 今回の話は2話とも後見の黒子が二人いて装置や小道具を出し入れ。
釈台や書見台だけで語る話もあったし、装置や小道具が出る話もあったけど、今回は2話とも装置がやや大きめで「語り」と言うより「ひとり芝居」。

 衣装は夏の話なので単の白地に黒の絣。浅黄色の夏博多帯。薄いピンクの帯揚げ、赤と白の格子模様の帯締め。裸足に黒塗りの下駄。

第99話 泉鏡花 「天守物語」
私のイメージでは「天守物語」=玉三郎。富姫は玉三郎だし図書之助は海老蔵、亀姫は勘九郎。
小説ではなくて脚本を朗読するため、ト書きのところで後見が小道具を出したり。

 衣装が物語りにあわせた訪問着。夜空のような藍色の地に小振袖の丈の袖の裾と身頃の裾に彩雲。
白の半襟に銀の重ね襟。プラチナの織箔に青系の濃淡を刷いた袋帯を変わり文庫に結んで。帯締めは黒。


これで百物語は完結したわけですが、まだ終わった気がしない。
来年くらいになって、次の公演予定がいつまで経っても出てこなくなってから実感するのかも。

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