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2014年8月17日 (日)

「八月納涼歌舞伎 第一部」 歌舞伎座

201408141603000

 お盆休みなので混む覚悟で早く出たら意外に早くついた。
1部だったし、もう歌舞伎座に着いたときには今日のミッション半分は終了した感じだったわw

「恐怖時代」
 谷崎潤一郎原作の戯曲を昭和になって武智鉄二が演出した狂言で、久しく上演されていなかったものを33年ぶりに上演。
 大谷崎にふさわしくお耽美なグロい、朝イチの狂言とは思えないw

お世継ぎの生母で寵愛を一身に集める側室に扇雀さん、その腰元で知恵袋の梅野が萬次郎さん、陰謀をめぐらす家老が彌十郎さん、美少年の小姓が七之助ちゃん、出入りの医者が亀蔵さん、茶坊主が勘九郎ちゃん、殿が橋之助さん。
 前々から思ってたけど、勘九郎ちゃんの茶坊主の娘で梅野の下で働く腰元役の芝のぶさんがかわいい。華やかな綺麗さじゃなくて儚げな役や薄幸の少女役に似合う可愛さ。今回も最期が可哀想だった。
 七之助ちゃんは今回はお小姓だけど相変わらずの美しさ。
勘九郎ちゃんは気弱なのに陰謀に引きずり込まれる役。オーバーアクションで頑張ってます。
橋之助さんは典型的な残忍なバカ殿。
亀蔵さんは馴染みの芸者の扇雀さんをお屋敷に紹介して利用している役。
扇雀さんに色仕掛けされて、あえない最期を遂げてしまうと言うw

 終幕に御前で真剣勝負があるんですが、黒御簾に筝曲が入ってて(白秋先生の社中)最初の戦いの音楽が八千代獅子の手事。ちょっと春先のどたばたを思い出してしまった。

 朝市イチから観るには血みどろの狂言ですけど、お耽美ないかにも谷崎らしい華やかな舞台でした。

「龍虎」
獅童さんが龍、巳之助さんが虎。
こちらも浄瑠璃と三味線に加えて黒御簾が鳴り物だけじゃなくて筝入り。
頭に小さい虎と龍を載せて半透明の白い水干姿で登場、その後早変わりが2回。
途中、隈取の面をかぶっての激しい舞で、2回目の早変わりで面を外したときには汗びっしょりsign03
個人的にこの二人の舞ってあまり観たことがなかったので面白かったですわ。

 画像は本日の組み合わせ。
舞台で久しぶりに絽の付け下げ訪問着を出したので悉皆前にもう一度着てみた。
舞台では夏袋帯だったけど、今回はカジュアルに名古屋帯で。

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