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2013年11月

2013年11月25日 (月)

田中啓文「シャーロック・ホームズたちの冒険」 読了。

連作集なのかと思ってたら、そうではなくてミステリー系の短編(中篇?)集。
ゆるやかに同じようなテイストの作品群。
東京創元社のサイトで署名入りをget。

「『スマトラの大ねずみ』事件」
ホームズのパスティーシュ。
これのみホームズとワトソンが登場する。
ホームズものの1篇のように書かれているがトリックが田中さんらしい(と言うか田中啓文しかこんなことは思いつかないわsign01←もちろん褒め言葉です。)

「忠臣蔵の密室」
ディクススン・カーに捧げるアンソロジーのために書いたそうだ。
田中さんと忠臣蔵と言えば「チュウは忠臣蔵のチュウ」や「元禄百妖箱」があったなぁ、と思っていたらこちらが先なんだそうだ。
作中の「閉じたる(略」とエピローグに爆笑。

「名探偵ヒトラー」
虚実取り混ぜて、歴史上の人物のある面を描いたものを読むと言うのはフィクションならではの楽しみ。
ありそうなエピソードで、けれど田中さんならではのネタ仕込みもあり。

「八雲がきた理由」
八雲の著作の内容などを散りばめながら、八雲がなぜ日本に来たのかの理由を描く。
ちょっとオカルトめいて(著作「怪談」はオカルトめいたものもあるし)、ほんとうにありそうな。
この中篇もエピローグで大爆笑。

「mとd」
ルパン対ホームズの1篇にありそうな話。
ルパンとルブランの件はありそうな気がしてきたわ。
ま、トリックってか肝心のタネが田中さんならでは、なので。
ホームズ風ミステリーに田中さんのネタが登場した辺りがシュールw

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「コールド・ウォー 香港警察 二つの正義」(寒戰) シネマート新宿

Photo
やっと時間ができたので観に行ってきた。
行こうと思って上映時間を調べたら1日2回上映になっててあせったw
ってか土曜日からは1日1回上映みたいだわ。
まぁ、10月末から上映してるんで、ほぼ1ヶ月過ぎてるし仕方ないかも。
うっかりこの間の周潤發みたいに行こうと思ったら終わってたcryingにならなくてよかったわー。

いろいろ話は聴いてましたが、いやー面白かったsign01
なんたって郭富城がエリートの警官に見えるsign03ってのがすごいsign03
巧くなったよねー、やっぱり「父子」あたりから格段に違うもの。
演技派の梁家輝を相手に互角にやり取りできるその貫禄に感涙ですわ。
林家棟もいい脇役俳優に成長したし。
錢嘉樂ちゃんもちょっと普段と違う役どころながらいい味出してたし。
尹子維も面白かったわ。
安志杰くんもアクション一辺倒でない役どころで着実にポジション固めてる感じ。
李治廷くんはちょっとICACにしてはチャラい感じだったけど、ま合格点かな?
彭于晏は…私が彼のイメージをつかんでない所為か、巧いのかどうかよくわからないわ。

と、脇役陣も豪華なんですが。
王敏徳…はいつもの通りなんで可もなく不可もなくsweat01なんていうか警察ものだったら欠かせない役どころsign02
個人的にもったいなかったのは劉徳華。
ゲスト扱いの所為か、あんまり役に深みが感じられなかったわ、個人的に。
あと本人の所為ではない…んだろうけど、老けたなぁ、と言う印象が。
シネマートで来月だったか、鄭秀文とのコメディ「盲探」を上映するらしいんだけど、かつてのこのコンビのコメディの感じそのままだったら辛いかも知れんわ。

役者ではなくて、カメラアングルがやたらと俯瞰が多いのもちょっと酔ったわ。

で、あの思わせぶりなエンディングsign03
しっかり乗せられて続編が待ち遠しくて仕方がないわ。

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2013年11月17日 (日)

「SUGITETSU ACADEMICA 発売記念インストアライブ」 渋谷タワーレコード

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 恒例、スギテツのアルバム発売記念タワレコライブ。
15日の金曜日に開催されました。CD発売は13日だったけど、受け取ったのはこの日。なのでCDのレポートは後ほど。

 CDは2種類あって、このジャケットは通常版のほう。
初回限定特別版はDVD付きですのよオクサマ!
あ、この辺の話は後のCDレビューで書こう。あるのかsign02←自分にプレッシャー

 で、新作は東京フィル全面協力であの曲やこの曲がオケ仕様にアレンジし直してレコーディング。
なので今回はゲストあり。

1. 剣のずいずいずっこりばし 超短縮ヴァージョン
ゲストのビオラ・須田祥子さん(東フィル)とチェロ・武井英哉さん登場。
2. アイネ・クライネ・3分クッキング ピアノカルテットヴァージョン
3. 美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件 ピアノカルテットヴァージョン
曲中のパトカーのサイレン音から擬音の話&武井さんの実技w
4. 日本舞曲第5番 ピアノカルテットヴァージョン
ここでビオラ&チェロ退場。
5. 舞曲「いい日旅立ち」

須田さんは高校から、武井さんは大学から鉄平ちゃんの同級生なので、合間の話題はほぼ学生時代の話。
講義中にパソコン持ち込んでMidi製作した(ニコ生リスナーにはお馴染みの)話とか。
サイレンのドップラー効果を演奏でなく、廊下を自分が走ってたwとか、演奏をカセットテープに入れてクラスで配ってたwとか。
まさに「栴檀は双葉より芳し」

 前回、ストアライブにはあるまじきwアンコールをした所為か、今回はタワレコスタッフの終わらせるぞっのパワーがすごかったsweat01
あっさり終わり(ってか終わらされ)ましたわ。
でもサイン会終了後、コアなファンと一緒に恒例一本締めはきちんとやりましたけどw

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2013年11月 4日 (月)

林 英哲コンサートスペシャル2013 『林 英哲 / 迷宮の「鼓美術少年」』 世田谷パブリックシアター

Eitetsu2013

 2日(土)の公演を鑑賞。
ここ数年、ほぼ年に一度行っている林英哲さんのコンサート。
今回は新作。

第1部
M1 「風の使者」
M2 「鼓美術少年」
M3 「コブナ少年」
M4 「時空少年」
M5 「木霊少年」
M6 「炎天少年」

休憩20分

第2部
「迷宮の鼓美術少年」組曲
1. 迷宮への海
2. 船出
3. 天神
4. 屋台船
5. 石取
6. Y字路
7. 歪視航路
8. Y氏のエチュード

アンコール
 太鼓打つ子ら

 太鼓や締太鼓のほかにガムランの木琴・筝などメロディ楽器も入り、印象的な風の音のようなパイプ楽器とともにオープニング。
 同行の娘が横尾忠則氏を知らないため、ポスター・パンフレット表紙(画像)や演奏を聴いて純粋に印象だけで言った言葉が「昭和臭がする」。 合ってます。さすがに戦前ではないけどね。

 ガムランの木琴や風音ではふわっとした感覚に包まれ眠ってしまいそうな心地よさがあり、和太鼓5台の演奏では身体の中心から熱くなってきて汗ばむ感覚があり。
英哲さんをほぼ年に1回しか観ないので、残念ながら英哲さんの体力が目に見えて減っていくのを感じています。
今回の舞台では、それにも増して風雲の会古参の上田秀一郎さん、はせみきたさんの演奏がすばらしかった。
英哲さんが今回、いわゆる「回想」に入っていったのは「円熟」の境地に入ったのかな、と。
常に「上昇」「成長」を目指してはいても、あるときからそれ以上の上昇は無理というところに行き着くのはすべての事柄に当てはまること。
その位置にたどり着いたときに、今度は上でなくどの方向に向かうかが難しい。

 今回の新作はある意味「朗読劇」のような感じもあり。
2日間舞台を勤めての3日目だったんですが、最後のご挨拶で「いろいろ思うところはあるでしょうが、あまりいじめないでください」という意味のことをおっしゃっていたのでアンケートに「否」を書いたものもあったんでしょう。
確かに「語り」が始まるとちょっと面映い気持ちになってしまうのですが。

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 個人的には筝の扱いが優しくなったのが嬉しい。
数年前に筝が登場したときは筝がかわいそうだったんだけど、今回は菜箸くらいの撥で軽く楊琴のような感じに演奏していたので、これなら楽器としてまったく問題ないなと。

 ←は本日の組み合わせ。
青緑の紬に紺の染め帯。伊勢型紙の菊は今だけなので最近何度か締めてます。
この日は帯揚げも青磁色。帯締は辛子色の三部紐。

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「岡田鉄平ヴァイオリンソロリサイタル 東京公演」 紀尾井町サロンホール

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1日夜に鑑賞。
先週名古屋で行われたリサイタルの東京公演。
セットリストは名古屋と同じ。ピアニストのソロのみ同じショパンの英雄ポロネーズに変更。
客席の雰囲気がスギテツやQi Michelanのときとちょっと違うなと思ったらピアニストの大井健さんのファンがいらした模様。大井さんはLEGENDというオペラユニットのピアニストをなさっているそうです。
大井さん目当てでいらした方も鉄平ちゃんの演奏を気に入ってくれると嬉しいな。
LEGEND 公式サイトはこちら。

1. プレリュードとアレグロ クライスラー
2. タイスの瞑想曲 マスネ
3. スプリングソナタ ベートーヴェン
4. アヴェ・マリア カッチーニ
5. ツィゴイネルワイゼン サラサーテ
休憩
6. 英雄ポロネーズ ショパン (ピアノソロ)
7. 四季より「冬」 ヴィヴァルディ
8. ヴァイオリン協奏曲 メンデルスゾーン
アンコール
9. シンコペーション クライスラー

純クラシックのコンサートになるといつもよりソフトな語り口になる鉄平ちゃんですが、この日はそれに+してちょっとお兄さんっぽい感じ。ピアノの大井さんが若い&天然な所為かしら。
大井さん、このルックスで天然キャラといういじり甲斐のある方w
今回もおなじみ鉄平ちゃんお母さまのスパルタ教育とボロボロの譜面の話はあったんですが、大井さんのお母さま(同じくピアノ教師)の鉄平ちゃんお母さまとは正反対のアプローチの話も面白うございました。
iPhone 5Sに変えたばかりの鉄平ちゃん、ステージであいぽん見せびらかしタイムありw
その後の大井さんのあいぽんの話といい、この日は噛み合わなそうで噛み合ったMCといい、面白そうなコンビではありました。
普段杉浦さんがリードしてるから相槌役の鉄平ちゃんがここではリード役だったし。
ま、自分のリサイタルだから当然といえば当然だけどね。

…ところで。
いつも雨が降るとフラジオが出にくい、とか言ってるのを聞いてましたが、確かに先週よりこの日のほうがきれいだったような気がする。
先週はほとんどあがっていたけど空気は湿気たっぷりだった(颱風真っ只中だったもんね)けど、この日はちょっと危ないかな、と心配したけど降らなかったから。

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2013年11月 1日 (金)

「十八世 中村勘三郎 一周忌メモリアルイベント」 築地本願寺

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 いろいろあってちょっと時間が空いちゃった。
27日(日曜)のイベント。
勘三郎さんの一周忌イベント。
もう一年も経つなんて思えないわ、まだどこかで舞台に立ってる気もしてるし。

築地本願寺の境内に仮設舞台とパイプ椅子設置。
雨も上がり朝から雲は多いけど颱風がうそのようなお天気。
勘九郎ちゃん曰く「父はそういう人でした。野外で何かあるときはその日だけは何とかなる。たとえ雨が降っていようが颱風だろうが。台風の目に入ってその日だけ大丈夫だったこともある。今朝も母と顔を合わせたときに二人でこう(空を指差す)しました。」

司会がフジテレビの女性アナ。
で、カメラも入ってると思ったら勘三郎さんの追悼番組を放送するそうだ。勘九郎ちゃん(そのころは勘太郎ちゃん)と七之助ちゃん兄弟が小さいころからずっとドキュメンタリーを撮ってたしな、と思ったらそのVTRを編集して映画にしたそうな。

 会場が暗くなって冒頭は上田秀一郎の和太鼓。
林英哲さんに似てるけど、背筋が違うし誰だろう?と思ってたら(薄暗い中で横顔しか映さないし)、英哲風雲の会にいた上田くん。最近見ないと思ってたら独立したのね。
美しい筋肉に磨きがかかっておりました。

 司会者登場して勘九郎・七之助とちょっと話した後はゲストトーク。
 まず鶴瓶登場。司会進行…それはちょっとアブナイ予感。
舞台に登場したのは大竹しのぶ・柄本明・伊藤英明・江川卓・青木功・永島敏行・渡辺えり・野田秀樹・笹野高史。
渡辺えりさん、もう最初からボロボロ。柄本さんと笹野さんは喋る気なしw
そして案の定鶴瓶放送自粛用語バリバリ。ここのトークは放送では使えないと思われw
 その後ビデオ出演で宮藤官九郎やさだまさしなど。

 大竹しのぶが初共演した舞台劇「若きハイデルベルヒ」の音源(映像はここ数年のものらしい)を使い「愛の朝」と「リンデンバウムの歌」の2曲をデュエット。作曲者は山本直純、作詞は岩谷時子でしたよ!

 30分ほどの「映画 中村勘三郎」ダイジェスト版放送。

 最後が歌舞伎舞踊「偲草鶴競猿若舞」
勘九郎・七之助・波野七緒八。
勘九郎ちゃんの長男・七緒八くんは初舞台(と言っていいのかな?)
素舞だったんですが、七緒八くんしっかりしておりました。ちゃんと見得も切ってたし。

 みんなハンカチ片手でトークの時も笑いながら涙して、という感じ。
早すぎたよねぇ。

画像は入場時に渡された記念品。DVDは上映されたダイジェスト版の「映画 中村勘三郎」とのこと。
東京では年末年始に2週間だか3週間だかの限定公開らしいです。

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