« 畠中恵「つくもがみ、遊ぼうよ」 読了。 | トップページ | 「李小龍 マイブラザー」 試写会 スペースFS汐留 »

2013年5月28日 (火)

Cine Malaysia「影のない世界」 オーディトリウム渋谷

Cine_malaysia

昨日(27日)19:00の回、鑑賞。
マレーシアの伝統芸能、影絵芝居のワヤン・クリッのドキュメンタリー。
製作に山形ドキュメンタリー映画祭が協力しているらしく、冒頭いかにも日本の風景(山と紅花畑)が映って、最初頭の中が?になった。

クランタン州の伝統芸能、ワヤン・クリッ。
いずこも同じ、伝統芸能に対する関心の低下・後継者不足に加え、州議会の与党(ムスリム)による締め付けなど伝統芸能を取り巻く世界をインタビュー形式で。
ワヤン・クリッの観客側は少なく、裏側から描く普段なら見られない舞台裏が面白い。
演者のほとんどはワヤン・クリッでは生活できないので、ほかに職業を持ち合間に道具の手入れや施設の修復も行っている。その様子も描かれる。

このあたりの文化は大筋で共通しているものが多く、影絵にしてもインドネシア・タイ・カンボジアなどと似ているし、そもそも演目がインド発祥の「マハーバラタ」だし。ムスリムの政党が支配してる州政府がうるさいのも演目がヒンドゥーだから、というのに関係してるらしい、と登場人物も言っていた。
音楽もガムランに似ている。が、こちらは太鼓が主であの鉦のような楽器は少ない。
人形の製作過程も見ることが出来たが、牛皮製とは知らなかった! しかも最近のは薄くして彩色するので(彩色はマジックのインキ使用だそうです。日本製!) 影絵に色が付いてる! 藤城清治の影絵みたいです。

上映後トークがあり、この映画のコーディネーターであり字幕製作者でもある戸加里康子さんが登場。
ワヤン・クリッの人形をいくつか客席に回して下さって実際に触れました。
戸加里さんは研究のためクランタン州の方言にも詳しいそうで、マレーシア語の通訳さんも難しい方言の翻訳をなさったそうです。そう言えば、華人なんか途中で広東語になったり福建語らしき言葉だったり、あきらかに違う発音の言語がいろいろ混じってましたね。観光客向けの英語も含めて。

で、戸加里さんのお話によると中央政府は伝統芸能保存のためにいろいろしてて、KLには伝統文化のための施設もあると。中央と地方政府で少々の齟齬があるようです。
あと、クランタン人はちょっと話を盛る癖があるので大げさに言ってる部分もあるとのことでしたw
証言だけでは証拠にならないのはこんなこともあるからだよねw

しばらくマレーシアにも行ってないので、行きたい虫がむずむずしてきてしまいましたわ。

|

« 畠中恵「つくもがみ、遊ぼうよ」 読了。 | トップページ | 「李小龍 マイブラザー」 試写会 スペースFS汐留 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/513557/51808348

この記事へのトラックバック一覧です: Cine Malaysia「影のない世界」 オーディトリウム渋谷:

« 畠中恵「つくもがみ、遊ぼうよ」 読了。 | トップページ | 「李小龍 マイブラザー」 試写会 スペースFS汐留 »