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2013年4月14日 (日)

栗本薫/天狼プロダクション「グイン・サーガ・ワールド7」 読了。

「パロの暗黒」 五代ゆう
「サイロンの挽歌」 宵野ゆめ
グイン・サーガ正編2作。
グインの世界のお話、と言うスタンスでもうすっかり(私としては)違和感なく読めております。
唯一違うのは、栗本グインはもう少し枝葉が多かったかな、と思うところくらい。
この点は多すぎると言う声もあったので、すっきり読めるという点では問題ないのかな。ま、私はもう少し広げてくれても良いかな、と思うんですが。
あとグインが今までよりちょっとだけ積極的な性格になってるような気がする。

「魔王子の召喚」 牧野修
トリビュート作品。
牧野さんは第1期の「リアード武侠傳奇・伝」でグインだけどグインじゃない独特の世界を見せてくれましたが、今回のこの作品も賛否両論だろうなぁ、と思わせる独特の世界観。
私は好きですね、この世界観。ヒロイック・ファンタジーの世界からずっとSF寄りの世界になってるけど、これはこれでありだよな。

「いちばん不幸で、そしていちばん幸福な少女」 今岡清
今回一番ずしっときたのがこれ。
摂食障害についてはもう既にいろいろ語られているんですが、心理面を改めて読むといろいろ思い出されます。梓さまと会食をしたときのことですが、あのフレンチのお皿の真ん中に可愛らしく盛られたアミューズやアントルメを彼女は「おなかいっぱいで食べきれないから。」と残すのです。で、「私余り食べないから。」と仰る。少女期の体験を読むと、自分の力では抗いきれない精神的軋轢の怖さ・辛さが伝わってきます。
いい意味で鈍感な、普通の感性であれば、あまり影響を受けずに済んだのかも知れませんが、繊細な感受性の強い個性がこのような体験をしたことで摂食障害になったと考えるとこれもある種の不幸な出来事だったんですね。

「スペードの女王」
伊集院大介シリーズ。

このプロジェクトの第1期連載の作品はそれぞれがグイン・サーガ外伝として出版されました。
今回の連載と伊集院大介シリーズもそれぞれ出版されるでしょう。
纏めて読みたいので、単行本になるまで待てばいいんですが、でもやっぱり次回も買っちゃうんだろうな。
そして、勿論伊集院大介シリーズは単行本も買うんだろうな。

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