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2012年10月21日 (日)

「独身の行方」(單身男女) 2012東京・中国映画週間 ヒューマントラストシネマ渋谷

 本日から東京国際及びその関連の映画祭開幕。
今回はまず中国映画週間から。と言っても個人的には初中国映画週間。イマまでなぜか見たい映画はバッティングしてたり気が付かなかったりして行きそびれてたのよ。

 で、本日は「独身の行方」こと「單身男女」。
英語題は「Don't Go Breaking My Heart」だけど、どこに邦題の「行方」が入ってるんだろうね←もちろん皮肉。

噂には聞いてましたが、まぁ字幕が酷いことsign01
偶然一緒になった友人は開始前に「字幕に誤りがある」という趣旨のアナウンスを聞いたそうですが(私は開場後行ったので聞いていない)、誤りどころの話じゃないですわ。
しかもなぜか北京語吹替版での上映だったんですが(杜琪峯作品なのにsign03)、北京語は良くわからない私でさえもはっきりわかる誤訳がそこら辺にぼろぼろとsign01 文章は自動翻訳そのままですかsign02って感じの文章にもなってないものだし。
日本人にチェックしてもらえば、そのほとんどが直せるレベルの間違いなのにね。
なんで日本語のニュアンスがわからない中国人に任せたままにしちゃうんだろうか。

 と、失笑が出ちゃうほどの酷い字幕&北京語吹替版(古天樂の声なんか全然違うsign01)というハンディにも関わらず面白い映画でした。
杜琪峯監督は実はこの手のラブコメディを作らせたら相当巧いヒトなんだよね。
華仔&Sammiのシリーズもきっちりツボを押さえて作られてるし。
監督曰くの「自分の作りたい映画(鎗火とか放・逐とか)を作る資金のためにBoxofficeを稼げる映画」ですが杜組の韋家輝とか遊乃海とか脚本・演出・編集をきっちり抑える人がいるからね。

お話は古天樂と呉彦祖の間で揺れ動く高圓圓という、まぁありきたりなもの。
この主演女優だけ大陸というパターンが最近多いんですが、どこで聞いたんだったっけかな、大陸の出資者が大陸の女優を使うように指定するんだとか。純香港映画じゃなくて主演級に大陸人を使わないとBoxofficeに関わるんだそうで。 香港の女優にとっては受難の季節ですわ。 その影響なのか、それとも香港小姐のあのていたらくに象徴されるように香港の女優の質が落ちてきたのか、最近香港人女優を観る機会がめっきり減ってきたのも事実。奮起を促したいなぁ。
古天樂は一時期の華仔のようなポジション。この手の(杜琪峯にとっては)プログラムピクチャには出るけど、本当に彼が録りたい「男しか出ない映画」には使ってもらえない。 同じような役柄しかしない(出来ないsign02)からイメージが固定しちゃうんだよね。
呉彦祖は荒唐無稽な役柄だけど、冒頭の汚いイメージと後半の颯爽としたイメージの切り替えで得をしてる感じ。
ちょこっとしか出てこない尹子維が美味しい役でしたねぇ。 科白は面白いのに字幕が余りに酷くて失笑されてましたけど。
林雪も面白い役なのに字幕が酷すぎて魅力半減。

友人が杜琪峯映画は広東語で観てこそsign01だから次回の香港でDVD買ってくるsign03と宣言してましたけど、私もそうしたいわ。

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» 独身の行方 [ここなつ映画レビュー]
ジョニー・トー監督作品ということで。観るしかない、でしょう、やはり。中国映画週間での上映で、この先ロードショー公開される保証もないしね。 原題は「単身男女」。開映前場内アナウンスで、「一部字幕に不備があります」と流れたけれど、“不備”なんて生易しいものじゃない。もう滅茶苦茶(笑)。でも、それでも内容を理解するのには全く問題なかったし、“それも含めて香港映画”っていうことで。 ラブコメ、なんでしょう、ジャンルとしては。でもさ、結構深かったよ。深いと感じたのは... [続きを読む]

受信: 2012年11月18日 (日) 02時08分

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