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2011年5月14日 (土)

栗本薫/天狼プロダクション「グイン・サーガ・ワールド」 読了。

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梓さまの逝去後、いろいろ噂のあったグイン・サーガの続編。
さすがにあの物語の続きを書くわけにはいかないので(と言うか書けないので)、グインの世界観を受け継いだ「あの世界のどこかで、いつか起きたであろう」物語。

まず、栗本薫本人未発表原稿の「ドールの花嫁」
未完と言うかまだほんの書き出しで終わっている原稿。
感想をどう言えばいいのか悩むほど短い。序章と続く少々の文章のみ。

久美沙織 「星降る草原」。
氏の著作は読んだことが無いので、栗本氏に文体を合わせているのか、もともとの文体がこのようなのかは不明だが、グイン・サーガ読者としては余り違和感なく入っていける。
内容も無理なく外伝で語られそうな滑り出し。

牧野修「リアード武侠傳奇・伝」。
栗本氏と全く違う文体、アプローチでグイン・サーガの世界を描いている。
物語世界がグインであると言うだけで、ほかは紛れも無く牧野修の作品。
私個人的には、このアプローチ方法が気にならないので続きが楽しみ。

宵野ゆめ「宿命の宝冠」。
寡聞にして名前を知らない、と思ったらこれがメジャーデビューだそうで。
中島梓小説講座の生徒出身なので、ある意味一番純粋に栗本薫/中島梓のエッセンスを受け継いでいる作家ですね。
文体も書いている内容もいかにもありそう。
言い方は悪いけど、このまま栗本薫の亜流のラノベ作家となるか、彼女の精神を受け継いだ新しい作家となるかはこれからですね。
弟子なので、以前からの栗本薫ファンにとってはこの中で一番安心して読んでいられる物語ではあるのですが。

ほかに今岡清氏の追悼文、梓さまの少女時代の日記も収録。
これまた個人的な思いですが、発表を想定していない少女時代の日記を公にするのはちょっと勘弁して欲しい。
いくら作家といえども発表することを前提とした文章と全くのプライベートは違うと思うんだけどねぇ。
これだから死ぬ前に処分しておきたいものはきちんと処分しなきゃ、って気になるのよね。
ごくごく普通の一般人でも。

この文庫本の体裁の本は季刊で上記3作品は連載になるそうなので、とりあえずは買ってしまうだろうな。

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