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2011年1月16日 (日)

白石加代子「百物語 第28夜」 グリーンホール相模大野・多目的ホール

201101151535000


一時期、わりと頻繁にグリーンホールのイベントには出かけていたんだけど(特に子供向けのショーとか)、最近全く行かなくなって。
今回(といっても昨夜)は久しぶりの、そして初めての小ホール(多目的ホール)でのイベント。
百物語は少し小さめの箱のほうがしっくり来るような気がしていた。そもそもが百目蝋燭を目の前において語る、という形式だし、白石加代子が一人で語る(動くものもあるけど)からあまり大きいと一体感がなくなるような気がして。有楽町の朝日ホールだとちょっと大きいかな、と感じていたのだ。幸い私の席はいつも前のほうだったので疎外感は無かったけど。

で、今回はその大きさがちょうどいい感じ。一番初めに百物語を見たのがこのくらいの大きさだったからしっくりくるのかな。

今夜は「第二十八夜」
最初が池波正太郎 「剣客商売 天魔」
池波正太郎はほとんど読んだことが無いので初見(ってか初聴?)。
「天魔」こと「笹目」が矮躯なので、この舞台は高座のように組んだ舞台に横長の机で前を隠し掘り炬燵のようになった席をしつらえてあった。
他の登場人物の時には普通に腰掛け、笹目の科白になるとすっと前に滑って机の影に肩まで隠す。
顔だけ出て上目遣いに話す白石さんの目が怖い。いつもながらこの表情はほんと怖い。
その位置からすっと伸び上がって立ち上がるだけで身体が大きくなった感じ。
今回は立ち回りも披露。

衣装は黒格子の小紋。3㌢ほどの幅で黒の格子、間は10㌢くらいで点線で作った四角模様。中心に向かって白から錆朱のグラディエーション。八掛も錆朱。
帯と重ね襟は紅紫。帯は半幅で片流しの大き目のお文庫。お武家風ですね。

2本目は幸田露伴「幻談」
こちらは見台だけ。
冒頭の解説で口述筆記と言っていましたが、確かに出だしは随筆のような軽さ。
釣りがモチーフと言うかほぼ全編釣りの話。なので釣り人の薀蓄と言うか拘りと言うか江戸末期から明治期に掛けての釣り事情などが面白い。

ところで、こんな風に余韻を残して終わる話に終わった直後「え? これで終わりなの」とか言わないでくださいな>近くに居たおばちゃん。

衣装は花藍の地に白い線描き、と思ったら終了後のお話で木綿の着物に刺し子と聴く。
刺し子で横に斜め線を入れ、できた三角のところどころにひし形、さや型、網代などの模様が刺繍してある。
帯と半襟は生成り。帯は半幅で墨色で枝と葉の模様。結び方は貝の口。
藍染に刺し子は普段着扱いとはいえ、やっぱりいいですねぇ。問題は私が着るとおばちゃんの作業着になってしまうことですけど。

画像は本日(と言うか昨日)の組み合わせ。
隣の伊○丹で大九州市開催中だったので全部大島。
長着は泥で色紙散らし。帯は袋で画像では見えにくいけど地紋に芭蕉の葉が金糸で織り込んである。
写ってないけど長コートも大島。これに半襟は藤色の鹿の子。
帯を買った織元さんに御挨拶に行ってちょっと引っかかりかけるけど時間切れ。
去年の台風で泥田が大きな被害を受けてイマは大変らしい。ここ数年いろんなところで自然災害が凄いからねぇ。
なかなか協力できないけど、伝統工芸がなくなるのは悲しいので出来ることをしたいですわ。

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