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2009年1月22日 (木)

「壽初春大歌舞伎」昼の部・歌舞伎座

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先週が夜の部で今週が昼の部。偶然にも席が同じ。夜の部だと時間的に余裕があるけど、昼の部はさすがに着物を着るのは断念。ってかただ単に寝ていたいだけなんですけどね。 心配したとおり毎晩のように「どうぶつの森Wii」にはまってるもんで。sweat01

昼の部は豪華4本立て。
「祝初春式三番叟」
富十郎、謡のような朗々たる台詞回しが見事です。
菊之助、千歳の衣装はお雛様の五人囃子のような膨らませた袖(なんと言うのかしら?)と袴なんだけど、もうお雛様のように愛らしい。
初春にふさわしい演目ですね。

「俊寛」
元は人形浄瑠璃で近松の作だそうな。「俊寛」の段は能を元に書かれたそうだが、歌舞伎版では一緒に流された少将が地元の海女と夫婦になると言うアレンジがされている、そうな。
確かに知っている俊寛の話は彼だけ赦免されずに一人残される、と言うのだけどこの場合は一度赦されて京に帰ろうとする。が、京に残った妻が清盛の勘気に触れ処刑された事を聞き、帰っても仕方ないと島に残る決意をする。
で、手形は3人分しかないから海女は連れて行けないと渋る迎えの役人を自分の代わりにと説得するわけですよ。そうか、江戸の御世だから舞台は清盛の時代なのに通行手形があるわけだ。

ここら辺、役人の融通の利かなさ加減を皮肉ってるんだろうね>近松。
だって、後から現れたもう一人はやたらと機転を利かせる(ってか法を恣意的に捻じ曲げるんだけど)もんね。

「十六夜清心」
元々は曽我ものの一幕として書かれた物らしいので舞台は鎌倉。廓は大磯ですってよ。
坊主の清心と遊女の十六夜、女犯がばれて追放される清心とそれを聞きつけてせめて別れを告げようと(あわよくばそのまま一緒に逃げようと)、彼を追う十六夜。話しているうちに一緒に死のうと言うことになるのは江戸の世話物としては良くあるパターンsign02
ま、その後の展開は突っ込み入れたくなりますけど、特に清心。ww
2幕目で十六夜を助ける吉右衛門さん、俳諧師の衣装が素敵です。heart04

鳴り物や絃方に若い人がいるのはいつものことなんだけど、今日も絃方に一人手元の怪しい子が。ww
で、唄方にもTOKIOの長瀬みたいな髪型の子がいて、風邪でも引いているのかやたらとハンカチを取り出すのが気になって。ところがこの子がむちゃいい声でびっくり。一人の所は一節しかなかったけどね、連れのところでは声を抑えていたのか良くわからなかったよ。

「鷺娘」
ある意味、昼の部のクライマックス。
30分の舞を一人で舞いきるのはさすがです。ちなみに幕が上がる前の緞帳も鷺の緞帳ね。
鷺を模した真っ白な振袖に黒の帯。綿帽子をかぶって傘を差してせり上がり。
雪が舞う中、ひとしきり舞った後に引き抜きで緋色の振袖に。ここは道ならぬ恋を表したところらしいので燃えるような緋色なのね。
で、前唄が終わったところでいったん舞台から引っ込む。
ここの手ごとが凄かったsign03 三絃の杵屋社中は若そうな人が多かったんだけど、この曲は体力勝負だから若い人のほうが向いてるわぁとつくづく感じるほど。
後唄で青の振袖に着替えて再登場。その後ピンクの振袖に(ここは傘の内で引き抜いて立つと同時に引き抜き)、最後は白の(羽のような紋縮緬か縫いとり)上着をかけて(水干のような)最期。
鷺が息を引き取る舞が儚くて美しくて。

にしても。
余程のことが無い限り、昼の部はやめようかなぁ。やっぱりきつかったsweat01

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